妊婦健診でCMV陽性妊婦に、
アビディティ検査もして、
妊娠中の初感染が疑われ、
胎児への感染を調べたいと思うとき、
その手段として羊水検査も選択肢にあがりますが、
それが「できる時期」を考えなきゃなりません。

1)重症のCMV感染児は妊娠初期(妊娠第12週まで)の感染に多い

2)母体の感染から羊水中にCMVが検出されるまでに6週~9週かかる

3)胎児の尿排泄機構は妊娠第20~21週頃に完成する

 以上のことから、先天性CMV感染における羊水検査は妊娠第21週~23週くらいに実施が良いと考えられます。

(愛泉会日南病院 先天性CMV感染における羊水検査の時期 http://t.co/hgluN8gqKL
より)


結合力が低いIgGこそが、CMVの胎盤通過を手伝う黒幕だった…なんて、びっくり!


一度捕まえた犯人に、署内で逃げられて、かえって警察署内を荒らされるって感じかしら?


(愛泉会日南病院 疾病制御研究所 サイトメガロウイルスが胎盤を通過する機序
aisenkaicdc.blog.fc2.com
より)


この日南病院の先生は、
厚労省科研費CMV研究班の先生なので、
ブログはとてもためになりますよ!