カーストヘブン、現在3巻目まで刊行されております。
スクールカーストの頂点に立っていた梓が嵌められて、最下層のターゲットとなり今迄好きに使っていた刈野に支配されていく一巻。
その梓の同級生でターゲットだったあつむが彼の事を気に入っている久世からジャックのカードを貰い、久世に翻弄されていく二巻。
そして刈野の腹違いの兄と外部からの転校生仙崎メインの三巻。
梓と刈野は緒川さん好みの色気ムンムンのカップル。
梓は底辺から逃れられないと悟りきっている母親と暮らしている。
けれど梓は母親にとっては自慢の息子で、かけっこも早いし、テストもできて幸せになってほしいと思われてる。
だから梓は母親の希望を裏切りたくないし、弱い自分は絶対母親には見せられない。
一方の刈野は大臣の息子。
こちらの家庭はよくわからないが、きっともう人生のレールは引かれていて外れることは許されないんだろう。
キングになった刈野は梓にやりたい放題なんだけど、その代わり他の人には手出しさせないので、反対に梓を守っているとも言える。
ただ、扱いはあまりにも酷いので、愛情があるのか、たんにおもちゃを独占したいだけなのか こじらせているのか、よくわからない(~_~;)
でも多分彼にとってはこの時期だけが自分の自由な期間なのだろう。
卒業してしまえば、彼もまた他の人の支配下におかれ大臣の後継としての人生を送らなくてはならないのだから。
久世とあつむのカップルは愛情はあるのだけど。
久世があつむをこちらもいいように操っているとしか思えない。
大事に大事にしながら陥れて?いく、ある意味刈野よりタチ悪かも。
正直、このカップルはあまり好きでない😔
ぐずぐずのはっきりしない、だけど正直でまっすぐのあつむと腹黒久世だもの、あつむが騙されてるとしか思えない。
だけど、久世はそんなあつむが好きな事は好きなんだよね。
そして巽と仙崎。
こいつらが1番好き!
刈野大臣の妾腹の息子として産まれた巽。
刈野が産まれた時から彼を支えるという運命で、目立たず、でも成績は保っていなくてはならない。
巽の母親も梓の母親と同じく男に縋って生きている。
ただその男が底辺の男か、大臣かの違い。
男が大臣である巽の母親は何もしなくても全て大臣がうまくやってくれると思い、巽はそんな事はないという事を知っている、
彼が造反すれば、成績が下がれば、たちまち支援はなくなり、母親もろとも捨てられるかもしれない事も。
だから彼もまた自由には生きられない。
そんな彼が出会ったのは自由に人生を生きているように見える仙崎。
バッドボーイになり、髪を染め、ピアスを開け仙崎との自由な時間を楽しむ巽。
でも、彼もまた刈野と同じで計算しながら仙崎と付き合っている。いつでも引き返せる所から踏み外さないように。
けれど巽を愛してる仙崎がその距離を壊してしまう。仙崎にはそんな計算なんてないから。
自由な仙崎についていく決心をしたそのタイミングで母親が初めて?巽に対してきちんと向き合おうとして。
そんな母親を置いていけない巽が仙崎のもとに走った時には仙崎はいなくなったあとだった。
あぁ、とにかく巽が好き!!!
もーガチガチのいい子なんだけど人一倍自由になりたくて仙崎に憧れて、だけどなりきれない。やっと決心したけど母親は捨てられなくて。もー、かわいいかわいい。
巽には幸せになってほしい。刈野のサポートなんてしなくていいよ!!
母親の人生に付き合う事なんてないんだ!
梓も巽も母親がキーパーソンになってますね。どちらも母親には本当の自分を見せたくない、母親の望む自分でありたいと。
緒川さんのハード系のお話ですが、これは今迄のものより考えさせられる所の多いお話な気がします。
うーん、まだ続いていくんだろうけど、好きなんだけど読むのも辛いなあ。
どう展開していくのでしょうかね。
