現象と現状に
呆れ果て
徒労感を含む
希望的観測が蔓延して
動かないという
どうしようもない
結論に至る
「ちゃんと」
「しっかり」
「きちんと」
その他
付随する言葉に
一円の価値も無い
いつから無くなったのか
僕が生まれた時には
もう無かったはずだ


過ぎた時間は
仕方ない
誰がどう足掻こうと
取り返せない
進む事が良い事の様に
巷には広がっているが
結局時間は進むので
それに乗って進む
と言っても過言では無い
僕等の進むが
そんな簡単なモノであれば
革命なんで言葉は
この世に
存在しなかったはずだ


過去形の物言い
稚拙なコメンテーター
はずだ
はずだのハズレ節
取るに足らない
秒数を埋めて
平らにしては
何も無かったはずだ
日常に流れる
私的な指摘
はずだ
はずだのハズレ節
僕等の確定事項は
世の中という糸が
常に
お祭り状態って事だけだ


階段を下りて
自分自身の日常
失敗例は数限りなく
ある時から
失敗する方が
楽しくなる事に気づく
それでいいし
それがいいのだ


なぜか世間では
みんなで失敗した時は
笑い合えるのに
一人で失敗した時は
笑えていない
不思議な話だ
悔しさに奥歯を
噛み締めてるなら
イーッて前歯見せて
笑ってやれば良い
できなかった事と
向き合うのは笑った後で
そして
上等なモノを真似た上に
オリジナリティがある
忘れてはいけない
失敗は怖くない
無動で
全自動に進む時間の上
そんなベルトコンベアに
流されるのが
一番怖いことなんだ


過去を振り返る
私的アルバム主義者
はずだ
はずだのハズレ節
過去の確定事項は
消せない事を棚に上げて
あの時この時って
反省点だけ抜粋しては
良かった事
できた事を
見えないでいる
私的な自己分析
はずだ
はずだのハズレ節
僕等の確定事項は
自分自身という糸が
常に
糸である事を認識することだ