空の中に
打ち上げた睡魔
低反発の空気が
心地良さを増して
太陽の掛け布団には
不満も無い
そんなちょうど良さに
贅沢を感じて
生きていると知る


ぐるぐる廻ってるのは
曜日と時間だけで
それに合わせる
意味と理由を
後付けした人間社会に
馬鹿みたいと
烏が鳴いている
自由じゃないと
空を飛ぶ命に言われたら
結局
返す言葉は無い


「汚したなら片付けなさい」
と言われて
育ってきたけれど
「あなたの方が
    汚してはいけないモノを
    汚しているじゃない」
と問い返しても
良かったのかもしれない
後付けの言い訳を
聞きながら
違う世界にするんだって
言えるように
なったかもしれない


結局は
染められたのか
染まったのか
当たり前を当たり前にして
一品料理の完成か
背負いたくないモノも
違うと思っていた事も
喉を通過しなかった
つまりは
吐き出せなかった
受け入れて至る境地は
現実逃避に近い
楽しみと面白さを
貪り食べる
ただの消費活動


海に白が
打ち寄せる
波に
命の力を見ながら

空に雲が
奏でる
形に
光の力を聞きながら

大地に根が
突き進む
闇に
正しい力を匂わせながら


今のままで
良いのだろうか
わからないけれど
あなたが
良いのなら
良いのかもしれない
烏がまた
鳴こうとしている
きっとそれが
人間なのだろう