人生を決めるなんて
おこがましい
生きている間は
決まらない
生きて
生きて
生きて
死んで
完結するから
人生は決まるのだ


轟音の風
白通夜の中
生きていた証を
囲んで
その雰囲気で
世間体的に
決まる人生
他人から見た
あなたの人生


水の音
最後にぶら下がる
命を
無様に
生きて
生きて
生きて
自分自身の中で
決めてから
死ぬのだ
苦しい中か
それとも
穏やかな中か
違いはあれど


そんな
ギリギリの選択を
生きてる時間が
比較的長い僕等が
してはいけない
人生とは
最後に決まるモノ
だから
決められなくて当然
決めなくて自然
好きなだけ
自分の欲求を満たして
時間を費やす
それで良いのだ


未来は無いから
面白い
世界の形など
どうでも良いから
面白い
時間が足りないから
面白い
僕等は
面白く
面白く
面白く
生きなければならない


自分自身の
最後の時間の為に
自分自身の
人生を決める部品にする為に
命のあとがきで
人生は決めるのだから