平等である事を望むなら
その後の社会的責任も
平等になる
何処かの誰かの
馬鹿な行為の責任も
一欠片
あなたの肩に乗るのだとしたら
あなたはそれでも
平等である事を叫べるだろうか
もし違うというのなら
僕等はただの矛盾を
四方八方に撒き散らしている
それだけである

世界は平等では無い
わかりきっている事かもしれない
お金の在り方も
権力の在り方も
命の在り方も
平等では無い
僕等は平等を自分のイイ様に
利用して
それに伴う論理を持ち出して
自分の為だけに平等を使っている
その影に世界は襲われているが
誰も止められないのは
つまり
そういう事だからかもしれない

知らない誰かがどうなろうと
知った事ではない
自分が知っている人が
ある程度大丈夫ならそれで良い
これが普通の感覚だ
思う事はあるだろうけど
実際に動く人は少ない
たまに例外はあるけれど
良い意味でも悪い意味でもね

それで良い方はヒーローになる
僕等の今考えうる綺麗な形を
一箇所クリアしているだけで
それで悪い方は悪人になる
それまでの事を忘れた状態にして
稀に形違いのヒーローには
なるけれど・・

なんか違和感がある世間の反応

ハッキリとわからないけれど
ベストな人間はいないなら
人間はずっとベストにはならない
体を改造する事が出来る様になれば
違うかもしれないけど
まだまだ先の話で
来るかどうかもわからない話
だとしたら
僕等のベストはどこにある
今ある僕等のベストはどこにある
小言の多いネット
週刊誌の不祥事の件(くだり)から
事故や地域の新聞記事
ベストはどこにある
人としてのベストはどこにある

あなたはベストな人間か
そこはどうかと思うと
指摘される事は
あなたには無いのだろうか
無いのならば
あなたはベストな人間だ
僕等は皆
あなたを目指して
生きなくてはならない

でもそうではないだろう
僕等が偶像崇拝する善人は
僕等に何もしてくれない
それが普通という当たり前な事
出来損ないの僕等が
出来損ないの誰かの何かを
指摘した時点で
ただの醜い形にしかならない
それに影ができる事を
僕等は恐れなくてはいけない
その影が蠢き出せば
僕等の平穏は机上の空論に
置き換わるだろう
僕等は頑張ってそんな人の歴史を
繰り返している