たばこをふかして
僕の体の手足は
冷たくなった
社会を表している
ふいに
テレビのフレーズが
繰り返し
頭を回した
末端はいつもいつも
それ以上は
口にしたくなかった

経済に
寄付の精神を
入れ込むだけで
数字の上では
混沌とする
優しさだけでは
世の中廻らない
そんな世の中にしたのは
誰だろう
子供じみたなぞなぞだけど
答えがわからない

金銭における
幸福の上限値はあるけれど
欲望の上限値は無い
人が悲しいと
言い切れる項目
丁度良いが
わからなくなる

漢字一文字では
語る事のできない
それぞれの1年に
足りなかった一念を
付け加えては
スタートと定義して
始める1日目
昨日と
変わらない
カレンダーが
1月1日をさしているだけ
人が用いる
時間の物差しの
必要性は
朝と夜だけ
区別がつけば
よかったんじゃないか

感謝には
受信側と
発信側の
相互理解が必要になる
理解不十分の時
貰う感謝は
ありがた迷惑
もうすでに
幸福感は
貰っている
人の親切は
自己満足で
十分だったりする
見返りを受け取った
その時点で
親切ではなくなり
ただの仕事になる

金にもならない
くだらない
生産性のない
そんな事を
少しで良いから
いつまでも
やり続けていたい
それが人の
存在意義の1つだ

くだらなく生きたい
そんな時間が過ぎていく