白いことも
認めて
黒いことも
認めて
全部まとめて
白黒のマーブルに
ぐるぐる廻る
マーブルに
境目には灰色を
心の遊び部分には
必要な色
どっち付かずで
曖昧で
悲しくて嬉しくて
モヤモヤしながら
踊る色

小さく丸めた
自我のボールは
遠くに遠くに
落ちていて
存在すら
知られない
河のほとり
運動場の片隅
街中の排水口
草色と茶色のマーブル
寂しい水音
今日も濡れている

クルクル廻る
CDの音を
聞いているか
いないかくらいで
停止ボタンを押して
押し黙った部屋に
僕が1人

死にかけの体
死にたい心
2つの違いに
大切なモノがある
残るモノは何だろう
残ったモノは何だろう
どちらも黒い未来に
いってしまうとしても

ここに居て
この鼓動がある内に
何をするだろう
タバコに火をつける
ゆっくりと
時間を楽しんでる
何かを見つめる部屋で
僕が1人

TVから流れる音
ふと 手を止める
決まって好きな方に入る曲
何か良いな
大変な想いで作られようと
短い時間で作られようと
でき方より
完成品の届け方
その判断しかできない

ギターの音が聞こえる
ピアノの音が聞こえる
今日も青い空で
悲しいと思った
何かやり忘れた事がある
思いっきり
何かに夢中になる事
どこかに
おいてくる事が
大人になる事だとは
思わない
蜘蛛の巣のそばを
横切る
僕が1人

言えなかった
反省場所はお湯に
浸かりながら
1日の疲れがとれるのは
いつも体の方だけ
言った
言えない
行動しないと
結果はでない
ことなかれ主義は
国の風

そんなモヤモヤを
布団で抱き枕にする
休まるのは
何も考えてない時だけか
無性にタバコが吸いたくて
ガサガサゆっくりと
起きて
暗い部屋で
火をつける
煙に救われてる
安い命
鼓動の音も安物か
定義できない空間に
僕が1人

命ができて
人が生まれて
楽器を奏でて
音を響かせる
それが重なり
歌になって
はじめて
時間に何かが
残る