人一人が
人を好きになることは
素晴らしい
動物のオスがメスを
誘い込んでるのを見て
ちょっとした感動を
覚えたのなら
自分の周りで起こっている
人の世界でも起こっている
そんな事も
本来
素晴らしいはずなんだ

純粋で居る事は
難しい
形の無い綺麗な存在は
いつも黒い石で
ボロボロになってしまうから
あった筈の存在が
遠い過去になることの
虚しさと
悲しくない悲しさは
普通になるための形
背伸びの無い
当たり前の形

皆等しく
同一の形を求められる
形の変な野菜が
テレビに取り上げられるが
僕等はそんな野菜みたいに
ならなければ
今の社会を生き残れない事を
本当にわかっているのだろうか
わからないだろう
その問いの
何かすら僕等はわかっていない

世代間の考え方は
どちらに歩みよれば
いいのだろう
青い意見も
経験の上での意見も
同価値なのに
結局は違うモノになる
明日からの未来を
どちらも歩いたことは無い
同価値の意見を
差がある事にするのは
意味の有ることには
思えない
経験値は必要だが
未経験の必要性もある
見る角度 考え方が違う
その違いに光を
見出せないなら
その程度になる

人には革新が必要だ
これからの発展による
様々な力の使い方が
変わるべきだ
進んだ科学も
人の姿も
そろそろ
変えなければならない
そうでなければ
また 何処かで聞いた
歴史の繰り返しになる
もう一つ
僕等は
主義主張を
作り出さなければ
ならない
過去の人々ができた事が
今 できないわけが無い
僕等の心は
これからの
文明社会に追いついていない
だから
悲しむ人が増えるだろう
『なんで?』
と思う事があるだろう
法律だけの問題では無い
心の有り様の問題
力のふるい方の問題
僕等は
また
何かを作り出さなければ
ならない

純粋に生きる事は
難しい
僕等は
純粋を吸い取られながら
今の社会に適合していくから
僕等は
当然のように
美しく死にたいのに