突然ですが、私の出身は山形です。
地元を離れてみて、山形の自然の豊かさや食べ物のおいしさを実感する今日この頃。
9月の連休に地元に帰省した時に、せっかくの機会なので家の周りの野菜をパチパチとカメラに収めてきてみました
これ、何かわかりますか?
たぶん、誰が見ても、どこからど~みても草ですよね
この草、山形人は昔からもぐもぐ食べちゃうんです
山形では「ひょう」と言われて有名なもの。
小さい頃から「ひょう」という名前の草だと信じ込んでいたのですが、ちゃんとした名前がありました
「スベリヒユ」という名前だそうです。
この草、とってもとってもどんどんと生えてくる厄介な草でもあります
だから、農家の人にとってはちょっぴり嫌われ者の草でもあったりして
そんな草ですが、おひたしにして食べたり、天日干しにして、ひょう干しにしてお正月に食べます。
おひたしにして食べると、茎の部分がしゃりっ、ぬるっという触感です。干しちゃうとシャリシャリ感もヌルヌル感もなくなっちゃいます。
ひょう干しは、「ひょっとしたらいいことあるかも・・・・」という縁起ものでお正月に食べるのが習慣になっています。
おひさまの日差しをたっぷり浴びたひょう干しはビタミンDもたくさん含まれているので、保存食としては最適ですよね。
日本では山形だけ?と思われるぐらい珍しい食べ物かもしれないですが、世界を見渡せばこの「スベリヒユ」を食べている国は結構あるみたい
びっくりですよね。
英語圏では「パースレーン」といわれ、フランスでは「「プルピエ」と呼ばれ、サラダなどで使われるみたいです。
地元独特の野菜ってとっても面白いものがたくさんありますよね。
これからも私の地元の山形野菜もたくさん紹介できたらいいなと思っています。