思っていたより時間が経ちましたが
年金の話を再開します。
以前、年金を貰っている世代が
減額されて嘆いているという記事を
アップしましたが、専門家の解説記事を
見つけましたのでリンクを張りました。
TVでも度々拝見する荻原博子氏の本を
再編集されたPRESIDENT Onlineの
記事です。
2022年4月25日付
PRESIDENT Online
「年金給付額の下落が止まらない…
40代の悲惨な老後を避けるための
『3つの大原則』」
年金全額は用意されていない
→今全員に全額支払わないので
破綻しない。
破綻しないための国の対策
・全額税金から支払えば破綻しない
・保険料を上げる
・支給開始年齢を上げる
・支払う金額をカットする
(下3つは既に行われている)
「物価スライド」
「賃金スライド」
(日本の元々の年金のルール)
→物価や賃金が上がれば、
それに応じて年金額も上がる
「マクロ経済スライド」
(支給額をカットするルール)
→物価や賃金の上昇ぶんよりも
年金が上がる率のほうを低くする
ルールで、
実質的に年金をカットできる。
しかし、「デフレが長引いて
物価が上がらなかったために、
マクロ経済スライド自体が
発動されないという状況が続いた」
2004年以降「マクロ経済スライド」が
発動された年
→2015年、2019年、2020年の3回
2021年から新しいルール
→「賃金と物価の両方から
年金の支給額を決めるのではなく、
物価がどんなに上がっていても、
賃金が下がっていたら、
年金も賃金に合わせて支給額を下げる」
2021年→0.1%下がる
2022年→0.4%下がる
50歳以上は「ねんきん定期便」で
自分の年金額はわかるが、
その金額で支払われるか状況による。
「物価や賃金が大きく上がれば
『年金額』も上がりますが、
物価や賃金の上昇に比べると
上昇幅が抑えられる」。
「物価がどんなに上がっても、
賃金が下がっていれば、
下がった賃金にスライドして
年金の給付額も下げられ」る。
2040年→現在より15%前後目減り
2060年→現在より30%ほど目減り
と見積もられているらしい。
今後の懸案事項
・年金の受給開始年齢が70歳になるかも
(60歳から65歳へ引き上げるのに20年
かかっている。)
・40代は、年金そのものの目減り率が
50代より高い。
・40代は「年金額」の基準となる給料が、
50代ほど多くならないと予想される。
・40代はフリーランスの比率も
50代より高く、国民年金への加入なので、
貰えるのは老齢基礎年金だけ。
・年金は現役世代の50%を保つことに
なっているが、状況により40%の方も
出てくる。
等
「危険な老後を避けるための3つの原則」
も提案されています。
(こちらは元の文章でご確認ください。)