97.ねがい。 | 小さなハート〜天使になった息子と地上の娘〜

小さなハート〜天使になった息子と地上の娘〜

先天性心疾患(左室型単心室・大動脈縮窄・完全大血管転位)をもって生まれた息子。病気と闘う姿は勇敢で誰よりも頑張り屋さんでしたが、2014.12月天国に旅立っていきました。精一杯生きた命、生きた証を残しています。天使ママとなり、2人目育児に奮闘中です。

ヒサ君の状態が悪くなってから、ショックのあまり、記録ができておらず…
記憶を辿って書きます。。。


11月29日。

旦那さんと一緒に、神社へ。

ヒサ君が、最後に大きな手術を受けた日にお参りした神社です。


力いっぱい願いを込めて。


どうか、ヒサ君の状態が良くなりますように。。。

きっと、二人揃って同じ祈り。


神様、お願いします。


願いを言い終えるとともに涙が溢れました。

こんなにも、切実に願ったことは手術のときと、この日だけ…。


一日中、何をしてもどこにいても、どうか無事でいて!と願ってばかりいます。


病院に向かう間も、なんとか、血圧が持ってくれていますように。
サチュが下がっていませんように。

とにかく、念じずにはいられませんでした。


必死に生きてるヒサ君。

どんなに苦しいだろう…

想像もつかないけど、想像を絶する辛さには違いない…。


血圧はいい時で70~80あるけど、下がる時もあるから油断はできず。

動脈ラインがとれないので、相変わらず血圧はマンシェットで自動測定です。


15分毎に、モニターへ映し出される血圧が気になって、モニター画面ばかりチェックしてしまいます。


胸水はとどまることなく、流れ続け…


尿は全くと言っていいほど出なくなってしまいました…。


毎日の輸血とアルブミン点滴。

強心剤に利尿剤に鎮静剤。

減らすどころか、増えたままの点滴。


ピクッと時々、重い瞼を開けようとするヒサ君。

手も足も動かないまま…。


この先どうなってしまうのか…?

暗闇の中に立たされているかのようでした。


ノートのこともあったけど、

ナースさんも気を遣ってか、話しかけてくれなくなり…

家族の時間を与えてくれていたのだろうか?


挨拶か、業務的なやり取りしかしていないことに気づく。


それが何だか寂しくもあり…。


ヒサ君の反応があるときは、よく話しかけてくれていたのに、
状態が悪くて行き先が不安だらけのこの時は、かける言葉が見つからなかったのだろうな、と思います。
今となっては…。


今日も1日、無事を見届けることができたものの、不安で胸が苦しい。


同じ気持ちでいたから、家の中でもどんよりした空気が流れ…

何をする気にもならず、でした。


こんなことになるなんて…。



手術が成功すれば、なんて安易な考えをしていた頃の自分が憎いです。
(もちろん手術に対する不安もものすごく大きかったけれど…)



あの頃に戻れたら…と、


過去を振り返ってばかりいます。


最後に聞いた、ヒサ君の泣き声が、耳をこだまして、
泣けてきます。。


明日がどうなるか??

考えるだけで怖くて、
毎日毎日、不安だらけ。。。


力を分けてあげられたらいいのに。


頑張っているヒサ君に、これ以上頑張れなんて言えないけど、、、


お願い……


無事でいて…ヒサ君…。








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