90.わずかな希望。 | 小さなハート〜天使になった息子と地上の娘〜

小さなハート〜天使になった息子と地上の娘〜

先天性心疾患(左室型単心室・大動脈縮窄・完全大血管転位)をもって生まれた息子。病気と闘う姿は勇敢で誰よりも頑張り屋さんでしたが、2014.12月天国に旅立っていきました。精一杯生きた命、生きた証を残しています。天使ママとなり、2人目育児に奮闘中です。

11月23日。

昨日は先生にも会えず、説明を聞けなかったので、また不安が募り


心配で心配でたまらない1日をまた過ごしました。。。


ヒサ君、せっかく浮腫み引いてきてたのに、、、なんで??

あんなに頑張ってるのに。。。


今日はオシッコ出てますように‼︎
と、祈りつつ面会したけど、
さらにオシッコが出てなくて…

ショック…


少しして主治医のO先生が来られ、
「オシッコが少なくてまた浮腫んできてますね。
血液データは悪くないし、感染もないし、他のところに漏れているのかもしれません。」
と。

漏れ、というのは胸水のことなんだろうけど…。

それから、
「膀胱に尿が溜まってるかもしれないので、溜まっていたらバルーンを変えますね。(詰まってるかもしれないので)」

と、念の為に膀胱エコーをしてくれたけど、あまり溜まっていないようでした。


ついでに心エコーもされたけど、心臓の動き等、特に問題はなさそうとのこと。

「なんでだろうな~?」

と、先生も悩みながら去られる。


O先生がエコーしてる時に、ちょうどU先生が来られ、
「胸腔ドレーンバッグを交換しますね。」

と、ベッドの反対側で作業を進められていました。

どうも今入っている、小さなパック式ドレーンの陰圧がイマイチらしい…。

ICUで使っていたドレーンバッグに変えられました。


途中、先生が何かを落とした大きな音に反応して、
ヒサ君が浮腫んだ目を一瞬開けたけど、すぐ閉じちゃいました…。


反応はあるのだけど、目を少し動かすだけで、手足は全く動かないヒサ君。

手術前みたいに、ミルクを漬けた綿棒を吸う力もなく、わずかに噛んでるのかな?という程度。

このことにもショックは大きいです

鎮静剤のせいだけではない、と思うから…。


ドレーンの交換が終わってから、今度は執刀医のN先生が。

逆に今日はよく先生が訪れる日だなぁ。
と思い…

いつもこうやって面会時間に来てくれたら安心するのになぁ~。

なんて、
先生も多忙だから、なかなか都合が合わないのも分かるんだけどね…。


N先生からは、

「乳び胸が治ってなかったので、乳び胸の治療を連休明けの明後日にしましょう。」

とお話しがありました。

N先生に、
「O先生にエコーしてもらった結果、どこも悪くないのにオシッコが出ないから心配です。」

と言うと、

「うーん。。。
この子いっつもそう!」

と言って、電カルをチェックしに行かれました。

チェックした後、

「確かに腎機能は今までで一番良いくらいなんだけどね!」

と言いながら、戻ってこられました。

その時、乳び胸手術の同意書を持ってこられていたので、またまたサインして。。。


今度こそ乳び胸が治りますように‼︎


本当、このしつこい胸水にはどれだけ悩まされたか分からない

ヒサ君をこんなに苦しめて。。。


先生に会ったことで少し不安な気持ちが軽くなりました。

乳び胸の手術をすれば、胸水が止まるかもしれない。


胸水が減れば、利尿剤がオシッコの方に効果を発揮してくれるかもしれない。

また、淡い期待をしつつ、次こそ本当に良くなりますように!

と願う。


神様