サクラクレパスの企業美術館になります
場所は大阪の森ノ宮、サクラクレパスの本社1階の1室です
ロビー天井のライト
クレヨン…顔料を固形ワックスで練り固めたもの(硬くて滑りやすい)
パステル…顔料を結合材で固めただけの描画材料(定着しないと顔料が剥がれ落ちる)
クレパス…クレヨンとパステル両方の長所を兼ね備えた描画材料
来年はクレパス誕生100年です
そういうわけで、作家さんに依頼したクレパス作品が並んでました
水彩画のようにサラッと描く人もいれば、ねっとりと塗り重ねて油彩画のように描く人もいました
作品をだけでなく、画家の来歴がなかなかすごかった
画業だけでなく、結婚してるか、夫が誰か、子供がいるか、離婚した理由とか…かなり踏み込んでました
結婚後も精力的に作品を発表する人
結婚後は作品の発表を控える人
若い画家同士で結婚後すぐに妊娠するも、大人2人で食べていけるかわからないのに子供を育てるなんて無理と言われ中絶した人
画家として結果を出すため、子供を持つことを諦めた人
「画業で生計を立ててないあなたは画家ではない」と言われた人(酷いー)
今でも家庭と仕事の両立って問題山積みですが、家族や友人、批評家の非難にあったり、女性ってだけで揶揄されたり妬まれたり、めっちゃ大変だな‥と思いました
大阪中之島美術館での「女性画家達の大阪」展で、画家として社会的な成功を夢見た大正〜昭和初期の女性画家達と比べ、あんまり世間の目や意識って進歩してないのかもね
入館は無料で、休館日は日・月曜日です
興味ある人はぜひ