昨日は午後半休取って、大阪中之島美術館へ
前リュックにゃん
外界の行列、見えます
福田平八郎とは(1892 – 1974)
大分市に生まれ、18歳のとき京都に出て絵を学びました
自然を隅から隅まで観察した写実的な作品で評価を得る
色や形、視点や構成に趣向を凝らした作品を制作し「写実に基づく装飾画」という新しい時代の芸術を確立しました
それでは、作品を見ていきましょう
美術学校時代は、円山・四条派の写実的な作風ですごく上手い
そして多才ゆえに定まらない作風は、同一人物とは思えないくらいでした
可愛いー
琳派っぽいね、薄い輪郭線が中村芳中や神坂雪佳っぽい
可愛いー
可愛いだけじゃなくて
これ、実物は白い鯉が神々しいくらいでした
視線を上部に向けると雨が降ってるのがわかります
下部に向けると、雨粒が水面に落ちてるのがわかりますよね
金箔の上にプラチナ箔を重ねて、群青で水面を描いてます
下絵があったけど、下絵の一部分にフォーカスして、トリミングして描いたものがこの作品です
作品にするには、どの部分を描くかを考えた末の作品なんです
考え方が、デザイナーですよね
漣と比べるのも面白い
動物が出てくるたびに、可愛いーと言う私&寛子先生
寛子先生 氷ですって、うーん‥
私 胃カメラの映像っぽいですね
これ、前にも京都国立近代美術館で見たことあるけど、白い玉砂利に成長する前の菖蒲かなと思ってたんです
寛子先生が、桜の花びらが敷き詰められてる、と言って、自分の勘違いに気付きました
熊谷守一っぽい
もう巨匠なのに子供の大胆でノビノビとした線や色使いに惹かれたんでしょうか
これもめっちゃ良かったー
寛子先生と、「これ好き」「良い」「可愛」と何度言い合ったでしょう
会社の確定申告は終わったんだけど、年度末の書類仕事が山盛りあって、ずっと眼精疲労というか目が死んでたんですよ
この展覧会、作品もモチーフも大きいし、自分の好み過ぎて、見ててめっちゃ癒やされて、目の奥が緩むような感じでした
眼精疲労、老眼の人にもオススメします(笑)
モネもいいけど、福田平八郎もいいよ
モネにも負けてないと思います
知名度の差なんでしょうけど‥良いものは良いです