mother's day


おはなのだいすきなおかあさんへ


おはなのだいすきなおかあさんに

こんや、ききたいことがあります


ひらがなもぜんぶかけなかった とおいとおいむかし

まあとおかあさんと てをつないでうたったあのうた


おてーてんぷら つーないでぶちゃん

のーみーちーをーゆーけーばばちゃん


あのつづき

なんだっけ



そこだけずっとうたってたね わたしたち

こいがみえるいけまで ならんであるいて


そのうち まあとかけっこできょうそうして

さんにんでてをつないだのは ほんのすこし


それでも わすれられないんだ

あのつづき なんだったっけね


なんでこんなこと いきなりききたくなったんだろう

なんで、なんでって いっつもいってたよね、わたし





今日は、年1回の母の日


両親のかすがい役に疲れてしまったわたしは

とうとう今年も連絡することができなかった


携帯も止められているようだし、家の電話は昔から繋がらない

わたしが離れればこうなるとはわかっていたけど、限界だった


でもそのことで両親を恨んではいないし

産んで育ててくれた事実は一生消えない


虐待の記憶もあるけど、愛された想い出もある

とても複雑な気持ちだけど、両親のことは好き



花好きは母譲り

本好きは父譲り


空好きはオリジナル?

まあ(妹)は甘えん坊


母と妹と3人で手を繋いで商店街に買い物に行っていた頃は

まだ猫もいなかったし、雨漏りのする社宅に住んでいました


貧乏だったけど、ベランダにはいつも花が咲いていて

いろんな歌も一緒に歌ったし、それなりに幸せでした



家族は卒業しても、想う気持ちは同じ

どこにいても、忘れることはできない







母が好きでよくかけていた曲
わたしも昔カラオケで歌った

小学校で聖歌隊に入ったのも母の影響だったし
母の焼いたパサパサした塩辛い鮭も好きだった

ありがとう
おかあさん

あなたが無事シスターになっていたら
わたしは生まれることができなかった



ではではまた明日

おやすみなさい🌙