ふわふわ
カラカラに乾いた空気に
ハタハタと揺らめく毛布
ベランダから見上げた空には
少し横に広がった大きな太陽
小さな龍が集まってできた大きな龍が
真っ白な光を虹色に染め上げ輝かせる
大きな龍が笑う
『此処だよ』と
龍のお腹を通り過ぎてゆく太陽は
鱗の上で大きくて円い虹を描いた
太陽の真っ白な光が雲を見せ龍を照らし七色の虹を魅せる
何故ならここが地球で今日が今日でわたしがわたしだから
あなたもいて誰かもいて何かもいる
見えても見えなくてもみんながいる
みんながいてここがあって洗濯物も揺れている
今朝はあんなに重たかった毛布ももうふわふわ
パリッと一期一会
もうトンボもバッタも見ない
一度気付くとふと淋しくなる
「気付かなければ淋しくない」と目を瞑るのは簡単だけど
気付いて撮って笑って別れて淋しいのが人間じゃないかな
「そんなの要らないよ」と思ってもそれがなかったら
それが何かを味わう喜びも楽しみもなくなってしまう
そんなこと考えながらひとり歩いていて
「また枯葉」かと思ったらあなただった
糊が利いたシャツのような翅をパリッと伸ばし
葉っぱを脚で挟んで画のようにジッとしていた
思わず背筋を伸ばし「行ってきます」のご挨拶
笑っているように見えた黒い模様が眩しかった
やってるね
筋の入った山吹色の枯葉が
川の右から左に流れていて
鏡のような水面に傷をつけて
それがとても綺麗だと思った
透明だけでは傷を愉しむことができない
いろんなモノが重なって画が一枚できる
「やってるね」と聞き慣れない声がした
顔を見ても思い出せない距離の人だった
でもそれでもうれしかった
見守っていてくれたんだと
ひとりのようでひとりぼっちではない
みんなそうやって集まって生きている
★この記事を読んで下さっている皆様へ
皆様こんにちは
前回こちらの記事をリブログさせていただいてから
早くも１週間が経ってしまいました
早いですね
早いですね
本当に毎日があっという間に過ぎて行って
いつもの公園の木々もどんどん色付いて…
ブログを離れていてもあさんぽと本職は相変わらず
１１月はこの数年では一番たくさん本を読みました
先生との交換日記を諦めたわけではなく（笑）
わたしの中でバランスを取りたいと思ったから
いろんなことがあって外に目が行きがちだけど
こんな時だからこそ自分を見つめ直す時だなと
いつの間にやらＪＳという略称が付いていた
just startedさんの新曲ＰＶが公開され約半月
今更ながらいつも通りの順番で
富士夫さんの記事のご紹介です
富士夫さんの記事を読んだ時に最初に思ったのは
いろんなことが同時に起きているという当たり前
気付くことも気付かないこともあるけど
全部が同時に揃っての今だというキセキ
同じ木で揺れている葉もみんな色が違う
同じ栄養を受け取っても違うものは違う
光の加減で違うように見えるだけかもしれないし
実際にはいろんな条件が違うから違って当たり前
思い通りにならない誰かや何かに苛立つこともある
だけどそれも全部あっての今でありわたしたちです
本当に『悪いこと』しかないでしょうか？
わたしたちは『不幸な人間」でしょうか？
誰もいない草むらで準備運動！？してから
そっと花に手を貸す小さな友が生きている
誰が見ていなくても淡々と生きている姿に
少なくともわたしは毎日励まされています
名前や住所や職業を知らない者同士が
挨拶したり見守ったり見守られたり…
お互いに生きている背中を見せ合うだけでも
『今日も頑張ろう』という気持ちになります
人によって観ている層が違ったとしても
わたしたちは同じ地球に生きている人間
そして地球をつくっているのは神様だけではなく
国や政治だけでもなく住んでいるわたしたちです
いろんな事件を観ていると滅入ることもあるけど
だったらせめてわたしたちは何を発信しようかな
地球という生きる場をつくっている一員として
ひとりの社会人としてもっと真剣に発信したい
コロナ禍で全国の医療現場がどうなっているのか
本当のところはそこで働く当事者しかわからない
ただそれはどの業界のどの職場も同じことで
情報を頼りに一喜一憂しているだけなのかも
この本で『動詞としての職業』という言葉を知って
これからは肩書きより大事になる予感がしています
「こういう場をつくりたい」という想いが集まって
場から生まれた何かがさらに場を良くしていく世界
わたしたちは誰かがつくった『星』に励まされたり
散歩道で出合いすれ違う友に慰められることもある
もらう側だけではなくつくる側にもいられるし
お互い生きている姿だけでも十分だったりする
just startedのお二人がつくった楽曲に
帯や写真の提供という形でも関われる
愉しむ側でもありお手伝いする側でもある
お互いが助け合って生きられたらいいな☆
それではお聴きください
just started
Star of hope 〜キボウノ☆シルシ〜
個人的にはラストの星に向かって旅立つような
空を見上げたくなる滑走路みたいな流れが好き
果報は本気で寝て待て！？
by ネコ先生