「F4 Thailand」第五話はシビアです。でも、雨過ぎて、晴れ渡る | まりのブログ

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性同一性障害者の私が、思いのままに生きるために頑張って生きてます。
性別適合手術をしてから2年になりました。
私はトランスジェンダーとして誇りを持って生きてます

「F4 Thailand」も盛り上がって来ました!って、第一話から盛り上がり満々です。更に物語は波乱万丈。ちょっと詰め込み過ぎ?ってくらい。でも勢い、萎えません。
字幕無し視聴なため、超訳有ります。
今回、いつもよりちょっと粗めかも。

思わぬ縁と信頼から、気付けば恋心のようなものを育み始めたゴヤーとターム。
互いを知ること、そしてささやかな勇気が相手の心を動かし、現実をも変えるかもしれない...そう信じ始めるゴヤー。
しかし。
「F4 Thailand」第五話。
タームには誰にも触らせたくないものが出来た。それはあのスコールの日にゴヤーから受け取ったピンクのタオル。それが婦長に見付かってしまう。彼女はそれを女主人に渡す。
タームの母はゴヤーを警戒する。
その頃、ゴヤーにも危機が訪れていた。
学校で、ゴヤーが父の借金のために一時的に働いた接客業をしている写真が、貼り出された。
焦るゴヤー。
誰もが口にする。
「恥知らずだ」
タームはそれを見て唖然とするが、
「黙れ!」と周囲を一喝する。

「何があったんだ?」
「私はなにもしていないわ」
「は?だから、これは何なんだよ」
「どれも真実じゃないわ!誰かが仕組んだものよ。私を信じて」
「お前を信じろって?これが偽造かよ!お前が知らないなんて言えるのか?!これはお前じゃないのか!」
「...私よ」
タームは椅子を投げ付け、怒り散らします。
取り残されたゴヤーは、周囲の好奇の目と卑下に晒されます。

ゴヤーはカニンに電話をします。
「何故、こんなものが...もう他には無いよね?」
「これで全てよ。...私、嵌められたのかもしれない...」
「これからどうする?ゴヤー」
「カニン、あなたの助けが必要よ。黒幕が誰なのか、ハッキリさせなくちゃ」

その頃、カウィンとMJは、誰の仕業かを検討を付け始めていました。
「誰の仕業か分かったような気がするよ」
「俺はゴヤーサイドにスイッチするぜ」
「俺もだ。先ずは関わった人物を見付け出さなきゃいけないな」
...すごい一気にカウィンとMJが頼り気上げてきました。好奇心?正義感?友情?...まだ答えは出せません。青春ですから。


ゴヤーとカニンはあの忌まわしき店に乗り込みますが、店長は、学生服で店の求める基準に達しているとは思えないふたりを見下し、
「ちょっと待て、君たちがここで何をしたって?おかしいのか?有り得ないよ、とっととうちにお帰り」
落ち着かないふたりは、言いくるめられてタジタジ。
ふとカニンは誰かにぶつかってしまいます。
カウィン!?
「ここで何をしているの?」
「ここで何をしているの?だって?」
「私はゴヤーの写真のことで、ここに居るのよ。あなたは何をしているの?」
「僕はここのメンバーだからね。いい思いをしに来たのさ。ここはお子ちゃまの来るところじゃないよ、さあ、うちにお帰り」
「子供じゃないわ!たかが2年、遅れて生まれただけよ!」
「それはそれだけ若いってことさ」
ガウィンは徹底的にカニンを馬鹿にします。
「あなたは私達に何をしていろと」
「さあな、何か食べるとか?」
「お腹なんか空いてないわよ!」
ぐ~~~...
「ゴヤー!今の音聞いた?」
「うん、今のはあなたのだよね?」
「あなたのよ~」
...結構、カニンは恥ずかしがりのプライド持ち?かもしれません。お腹ジョーク2 :)

カウィンは侍らせた女の子たちに店の内情を話させます。
「ここにはカメラはある?どうすればこんな写真が外に漏れるかな?」
しかし警備員が彼に、黙るか、追い出されたいか?と脅しに掛かります。
「それ以上、口を開き続けたいなら、下がってくれ。ここには取り引きなんて必要ないんだ。俺はただ話をしに来ただけた。これは警告だと理解してくれ」
カウィンは警棒を取り出した警備員を、素早く切り返し、倒します。2人目も彼の敵では有りません。

...ちょっと誤魔化しアクションでしたが、キメはキメてます。...よね?

優勢カウィン!しかし応援が!
その頃、店のオーナーは、起こってしまった問題に気を揉みながらも何とか成るだろうと目算を立てていました。しかし、
「そいつの名前は?」
「あ...確か、カウィン」
「何だって!」
オーナーがフロアに現れると、店は倒れた警備員の山でした。
「お前らのトップは何処に居る?そいつと話したい」
「貴方のとなりに居ますよ」
「違う、誰もが全ての商売には表と裏が有ることは知っている。さあ、誰がここの裏を仕切ってる?話してくれないか?」
躊躇い続けるオーナー。
「分かった、もう一度だけ聞く。俺の家族が動いたら、そいつは穏やかでは居られなくなるぞ。...目線を外すな」

そして、真の犯人が動き出す。
落ちぶれたように酒に身を委ねるタームと、彼を瀬戸際で引き留めようとしているMJの前に、赤いドレスを身に纏った、その人が姿を見せる。

「...ハナ?」
ハナは飲み物に何かを入れたかもしれない。
彼女はふらふらのタームの元へ。
ハナは学校では考えられないような強気で、タームの周囲に纏わりつく女性らを追い払い、タームに酒を勧める。
「あなたの気持ちは理解できるわ。私が話を聞いてあげる」
タームはハナから酒を受け取り、飲み干す。
そしてMJが目を反らした隙に、タームとハナは姿を消していた。

...GMM、宣伝カ~ット!
本日はタイ庶民の味方、OKラーメンです。
お湯で茹でて作る即席乾麺を、このクオリティに仕上げてしまうタイの庶民センスが素晴らしい。

ドラマ「2gether」でも今作でカウィンを演じたウィンが演じた、タインの兄タイプが、これを凌駕するすっごく美味しそうなラーメン?を作っていました。芸術級。あれは真似したい。

ゴヤーはカニンの家に泊まります。
カニンのパパは気さくで庶民的な感じ。気位高めのカニンとはちょっと違います。でも...お母さん居ないのかな?だからカニンは強く逞しく育ったのかもしれません。
忙しなかった一日。穏やかな時間。
しかし、それも瞬く間にぶち壊されます。SNSに流れた、タームと女性の動画。
「これでいいの?」
「どうしようもないのよ。彼は私の話を聞いてくれない。でも、彼の瞳を覗いた時...あの時...痛かった」
「ごめん、もう考えるのはよそう。長い一日だったんだから。食べよう、欲しければまだあるわよ」

その夜。ゴヤーはなかなか寝付けません。
そしてその頃、ハナは、タームに画策めいて近付いたことを覗かせます。
タームの体を漁り、スマホを開く。
そして、泥酔するタームに口付けをしようとする。
「...ゴヤー」
ハナは怒りのような表情を見せる...
...前回の予感...的中だったようです。

翌朝。ゴヤーが学校に行くと、クラスメートがゴヤーの椅子を破壊しています。
「赤紙?そんなことよりゴヤーは恥知らずよ!恥辱にまみれているわ!この子はF4をも汚したのよ」
クラスメートはタームに質問を送り付ける。
「赤紙中止はキャンセルに出来る?」
するとタームからスマホにコールが。
「やれ!」
当然、それを返したのはハナ。
ゴヤーに赤紙が再交付されたことは、瞬く間に学内に広がります。そして、またあの悪夢が始まる。
彼等はゴヤーから、ゴヤーがカニンから借りたバイクの鍵を見付け出します。そしてそれを奪い取ると、駐車場へ。そしてバイクを持ち出し、止めるゴヤーを押し切って、バイクを破壊してしまいます。

「笑い事じゃないよ!」
「あ~あ、ゴミになっちまったな」
ゴヤーは男子生徒を押し倒します。肘を怪我する彼。
「なんだよ、やる気かよ」

その間もカウィンは動き続けています。
浮かび上がる名前。
"クリサナ・マラカーン"
カウィンとMJはこの件が思っていた以上に厄介な問題を孕んでいることに気付かされます。
「タームはどうした?」
「あいつは女と帰ったよ。それに、家に居るから安心しろとさ」
「は?」
「ほら、ゴヤーの友達のハナ、あの子、学校の外じゃ、すげえセクシーだったぜ」
「お前は彼女の記録をチェックしたのか?」
ハッとするMJ。
ふたりはお付きのハッカー達とPCでネットを探ります。

「...ハナ、ヴィダラ・マラカーン」
「金融センターのクリサナとの関係が?」
「彼の娘だね」とハッカー。
「それは分かってる。これは偶然じゃない。お前、まだ年鑑を持っているか?」
「何故?」
「小学生の時、マラカーンと言う生徒が居たんだ」
「ゴーガノック・マラカーン。俺たちの2つ下だ」
MJはPCに向かい、必死で更にネットを探る。
「カウィン、やったぜ!」
「...彼女を知ってる。直ぐにタームに連絡を」

しかしタームはまだハナとホテルに居ました。カウィンからのタームへのコールはハナによって切られてしまいます。
タームはようやく目を覚まします。
「あら、起きたのね、ターム」
「どうやって俺はここに来た?」
苛立ち、慌てるターム。落ち着かせ、宥めようとするハナ。
タームはカーテンを開き、眼下の景色を見下ろす、そこに見えたのは、あの観覧車。
ハナはタームを後ろから抱き締める。
「どうか休んで。そしてあの女のことを考えるのをやめて。今は私と居るのよ。それに、私があなたを幸せにするから」
タームはハナの手を解きます。
「そんなものは欲しくない。俺のスマホは何処だ!」
タームは部屋を引っ掻き回す。ハナの言葉など耳に入らない。
「...ゴヤーの何が私より勝っているの?」
ハナはまるでストーカーのような執念でタームを見て、タームを追って、タームに近付いたことを告白します。
「お前は誰だ?理解出来ない。お前は長い間、俺を知っていたようだが、お前は俺の学校に転校してきたばかりじゃないのか?」
「いいえ。私達が初めて会ったのは、ずっと昔なのよ。あなたは私が誰であったかなんて覚えていないかも知れないわね。でも、私は忘れることは出来ないわ、私があなたに出会った時のこと」
"醜い女...怒る女..."
ハナはタームとの出会いを話します。
小学生のタームはハナの憧れ。しかしハナは男子達、それもタームから「醜い女」と馬鹿にされ、あげたお菓子も捨てられてしまいます。それはハナを酷く傷付け、幼く繊細だった彼女は心を病んでしまいます。
長い苦痛と怒りの日々...
その間、ハナは徹底的にタームのことを調べ、そして自分を変えるために整形手術をし、タームの前に再び現れたのでした。
「冴えないゴヤーに近付き、あの食堂での事故も私の計画の一部。なのに、あの子は次々と私の計画を奪い去った。だからより綿密な計画で彼女を潰すことにしたわ」
「だからって、なんのためにここまで」
「あなたを狂おしいほど好きだからよ。あなたの愛が欲しいだけなのよ」
「俺の愛?お前、俺を憎んでいたろ」
「憎いわよ。憎んだわ。でもあなたに何が分かる!あなたの愛が欲しい!」
当然、ハナの想いはタームには届かない。タームは、ただ言葉を失う。
「...あなたは私を哀れだと思ってる。私は非常識なやつだと思ってる。あなたのような男は、こんな気持ちを決して理解出来ないわ」
「そんなことはない。俺にだって理解くらい出来たさ。同じではないかもしれない、でも今、俺もそれを感じてるんだ」
"あの時から..."
そうゴヤーに蹴っ飛ばされたあの時。
「俺は最初、それが何か知らなかった。でもたくさんの痛みを知る内、難題にぶち当たる度、俺はより彼女を信じるようになった。だから俺は、ゴヤーを選ぶ」
「どう言う意味よ」
「君が何を望むかなんて俺にはどうだっていい。俺が何を望むかは伝えた。どんなに頑張っても、自分自身を変えるのに幾ら使っても、君はゴヤーには成れない。誰にもゴヤーには成れやしない。ゴヤーはゴヤーだからな」

限界に来たハナは、割れた花瓶の破片を突き出し、タームのスマホを手にします。
「彼女の人生を終わらせてやる!」
「止めろ!俺のスマホを返せ!」
「なら言えば良いのよ。俺はゴヤーを選ばないって」
「...それは嘘でしかないんだよ、ハナ」
ハナは絶叫する。そしてハナは絶望し、自らの顔を傷付けようとしてしまう。
怯えるターム。
しかし!

タームはスマホを受け取り、今、起こっている現実を知ることに。
タームは、ルームサービスにハナを委ね、部屋を飛び出していく。
泣き崩れるハナ。

繰り返される赤紙の暴挙。
生徒達の中には躊躇っているものも。教師達も口を出し始めるが、騒ぎは動じない。
走り出せば止まらない現実。
行き過ぎた暴挙は、カニンのバイクに火を放つ。

「あなたたちは正気なの!」
「お前はこれ以上何を望むんだ?お前はF4を怒らせるつもりなのか?お前だろ、下らないことをしたのはよ。なんだよ、俺達とやりあう気でも有るのか?」
「勿論よ!世界の誰も私を信じていないけど、私は決して諦めない!」

...振り上げられる手...それは。
止められる。

「すまない、君を助けたかったけれど...すまない、ここに来るのが遅くなってしまった..すまない、君を信じてやれなかった...今は心から君を信じてる、ゴヤー。すまなかった。本当に...ごめんな」

タームはゴヤーを自分の部屋に保護し、治療するために信頼できる女中を呼び(ひとりはトランスさん)ます。
そして「ありがとう」と伝えます。
女中さん「ターム様、ありがとうって言った?おそらく聞き間違えだわ」
「そうよね...聞き間違えだわよね...」
...着実に変わっていくターム。それはゴヤーが変えたのか?本当のタームそのものか。
どちらでもいいよね。今、ふたりがようやく穏やかに過ごせている。
避難場所のようなタームの部屋で、ふたりは話をします。非道な現実を忘れ、ひと息の安らぎを感じられる安全地帯。
あなたが居れば、私は前だけ見ていられる。それがもしかしたら、愛なのかもね。

朝、起きると、タームは居なかったけれど、しっかりアイロンされた制服と、何台ものバイクが用意されていた。
更にゴヤーの写真の件もタームが解決。カニンのバイクを破壊した輩にはしっかりお仕置き。

そして、ハナは去っていく。強がって、振り向きもしない。でもゴヤーは、そんな背中に、

「幸運を」
そう溢す。
それがゴヤー。
でも。ハナも、あの夜に飲んだソイミルクに「ごめんね」とメモ書きを残していました。

波乱の日々が過ぎ、ぐったりのゴヤー。
そこにクラスメートが話し掛けに来る。
割って入るターム。
そしてタームは堂々、交際宣言!
「何よ!勝手に決めないでよ!」
タームに言わせると、昨夜、寝ぼけたゴヤーがデートを認めた上に、キスまでしたと。
...当然、事故です。
ふと誰もが気付きます。
この学校が一転している。誰も怯えていない。誰も塞いでいない。誰も怒っていない。...いや、ゴヤーは怒ってる?
笑顔があちこちに溢れてる。
そして。

帰って来た。


☆現在、癌治療のため入院しています。24時間治療中な状態でベッドに縛り付けられております。太股には縫い付けられた注射針ががっちりで、そこから抗がん剤を入れています。
そのせいも有り、視聴進行遅れてます。
また癌治療って、地味に疲れます。
私の癌に関しては、治療結果、まあまあ悪くないです。1097有った数値が828まで下がりました。ただ正常圏内222以下。どうなることやら。
これから薬を増やしたりするのですが、何しろ体力の減退が厳しいです。脚はふらふら、肺水腫のせいですが、呼吸器無しでは何も出来ません。運動不足で脚から腕から浮腫みだし、採血さんも「血管が見付からない~」と今朝は射してぐりぐり、計3箇所射されちゃいました。
ステロイド点滴をすると血糖値が上がるので、インスリンも射たなくちゃいけなくなるし、毎日、投薬たっぷり。
ちょっとケロケロの気配はありましたが、ケロケロ止めの薬のせいか、タームのようには成りませんでした。髪の抜けは有るのか無いのかまだ分かりませんが、ちょいちょい抜けるのは髪を洗っていないからだけかも。
昼はうとうと。夜は爆睡。時々、まだ自分が生きているのか不安になります。
ちょっと良くないのは、稀ですが、気力を失っていると感じる時があります。先を考えられず、楽に成ることを考えてしまいます。
何しろ、疲れました。
でもそんな時、私の11年来の親友アンナが、尋常じゃないくらい心配してくれて、私の傾いた心の芯を引っ張り上げてくれました。
なんか、絆っていいよね。