明けましておめでとう。「F4 Thailand」第二話です | まりのブログ

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性同一性障害者の私が、思いのままに生きるために頑張って生きてます。
性別適合手術をしてから2年になりました。
私はトランスジェンダーとして誇りを持って生きてます

一週間過ぎての明けましておめでとうございます。
今年も良い年に成りますよう、心から、祈っています。

少し前に観ていましたが、しばらく腕が痛んでいたので、筆を取れず、第三話直前ぎりぎりの感想です。
「F4 Thailand」第二話。
ゴーヤーは、学園の華であり権力者...いえ、学園の暴君タームを蹴り飛ばして、ネットの話題の中心に。
「気にしない」と平静装ったゴーヤーでしたが、登校持に拉致されてしまいます。
気付けばそこは有り得ないような豪邸。そこでゴーヤーはお姫様のように加工され、最高の待遇を受けます。
しかし、それを与えたのはタームだった。

ガウィン、ターム、ゴーヤー、レン、MJです。

第二話も、字幕無しで視聴しました。
ですのでシーンをより良く味わえていないかと思います。
で。
いきなりのタームの奇抜な行動は、驚かされます。また、そのターム、エリート感むんむんで他者を見下してきましたが、ここでの態度は非常に幼い。
おそらく、タームは自分の思う通りに出来ないゴーヤーを我が物にすることで、自らに付いた汚名を晴らしたいのでしょう。そしてひと握り、噛み付いた小動物への興味と支配欲。
まさに甘やかされて育ったセレブっ子の見栄と我が儘。
当然、ゴーヤーは言うだけ言って、逃げ出します。しかし、あまりに広過ぎる大豪邸で、出口が見当たらない!
家をよく知るタームには敵わず、ゴーヤーは追い詰められてしまいますが、そこにタームの母が現れます。

...やっぱり駄目~。原作も欧米の方だったかなあ?調べたら"楓さん"みたいだけど。
どうも浮いてます。

ゴーヤーは家の者に追い出されてしまいます。タームに無理やり渡された車の鍵、そして高級車が眼前に。
だからって乗って帰れるわけ無いじゃ~ん!

で。翌日。当然の気の重い朝。
何事もなかったような学園生活...そうはいかない。陰湿、直接、ゴーヤーを標的にした虐めが激化します。
ゴーヤーは堪えられず、屋上へ。そしてまた思いの丈を吐き出します。

「はっ!」またレンが居たりして...
いつもの居場所には居ないみたい。毎回、居るわけ無いか...
すると背後から。
「君は強いね。あのタームを蹴り飛ばしたのだから」
レンは気にせず、空港と飛行機の絵を描いています。
「午前5時発のフランスからの便は、何時にタイに着くかな?」
「それには時差を計算しないと。でも私、今、スマホ持ってない」
「...いいんだ。気にしないで」
ゴーヤーはちょっとだけ心をレンの面影に残しています。
しかし、そんなふたりを見ている者が...

アルバイト。虐めがあろうと何があろうと、彼女の生活は変わりません。
そこにあの、助けてあげたのにゴーヤーを見捨てた、学友ハナが声を掛けてきます。
(前回、このハナをカニンとしてしまいました。カニンはゴーヤーのバイト仲間であり親友です)
「ごめんなさい。あなたは私を助けてくれたのに」

...薄暗い街角。このシーンはしっとり、雰囲気を出して描いてくれて良かったです。この仲直りが台湾版ではあっさりだったような...と記憶していたので、なかなかのしっとりムードの対話シーンを作ってくれて良かったです。韓国ドラマや中国ドラマでは、こう言う心の微妙なシーンを描くのがあまり上手くないように思います。ひとりで泣いたり、べらべらと捲し立てて煽るより、ちゃんと目的を持って複雑な想いを吐露し、歪めてしまった絆や縁をなんとかしようとする。そんなハナの姿は、目を反らし続けてきたこの時まで、実は抱え込んでいた彼女の胸の痛みを感じさせます。(言い過ぎ?)

ハナの勇気は、ゴーヤーのお腹が制します。
"ぐ~~ッ..."
「あはは、お腹空いてる?」
...ゴーヤー、ジュースを買ってきて仲直り。
食べ物じゃないの?タイは暗くなる頃には屋台もお店も閉まっちゃう。あれ?コンビニで買ってきたんじゃないのかな?コンビニはそこそこ開いてそうだけど。
...タイドラマお約束の商品宣伝タイムです。しっかり見せます。

そんな時、街頭広告の前に立つレンが。
ゴーヤーは駆け寄り、レンに話し掛けます。
...過去作以上にゴーヤーとレンの触れ合いが素敵です。愛らしく心が感じられます。互いの想いが其々どれくらいかは別にして、ふたりは確かに絆を築いて居ます。それが伝わってくる。
「フランスはタイから6時間離れているから、午前5時発だと午後10時に着くよ」
ふたりは街頭広告に映る美しいモデル、ミラについて語ります。
レンはゴーヤーに顔を近付けます。それは口付けをする"ふたり"の距離。
レンはゴーヤーの唇を拭います。
「ミルクが好きかい?」
「え?あ...ソイミルクです」
「...キスするかと思った?」
もう一度、レンはゴーヤーに同じアプローチをします。ゴーヤーは躊躇いながらも退きません。
レンはゴーヤーの頭を撫で、笑ってふたりは別れます。
近付くふたりの心。しかし、原作の静さんことミラと言う影が。

...聞いたタイあるある、なのですが、タイの方々はあまり頭を触られるのが好きではないそうです。子供を見つけて「可愛い~」と撫でに行くのも嫌われます。若者世代は少し変わって来ているのかも知れませんが、昨今のタイドラマで頭を撫でて親近感や愛情を示すことが多いのは、そう言う意識を越えてあなたを受け入れている、そんな思いの強さを表現しているのかもしれませんね。

心近付くレンとゴーヤー。
そんなふたりをタームは見てしまいます。

翌日。ハナに赤紙が!
ハナは廃競技場に連行され、怒りに駆られたターム、そして粋がる取り巻きによって取り押さえられます。
そしてタームはバリカンを手に、ハナの髪を剃る事を強要します。
ガウィンとMJは同席していますが、ゲームを楽しむいつもの様子とは違い、今回のタームの蛮行とも思える仕打ちには動揺を隠せません。
そこに事態を知ったゴーヤーが駆け付けます。必死でハナを庇いますが、状況は確実にタームが支配している。
タームは歩み出る。
「お前の友達を解放してやる。...もしお前がお前の髪を剃ったらな」
ゴーヤーはバリカンを受け取り、自らの頭にその手を向けます。タームに睨み付け、
「あなたは甘やかされて育った金持ちのガキよ!」

ゴーヤーの手を止めたのはレン。
「昨日の君の答えは間違っていたよ。答えは午後9時だ」
「は?」
「フランスとタイの時差は今月だけ5時間だからさ」
ただ、ぽかんとするゴーヤー。
「僕は君のせいでいつも遅れてしまう」
「え...あ...ごめんなさい」

意味不明の会話。そんなふたりを前にタームは退き、ホッとするガウィンとMJによって会はお開きに成ります。
考え込むゴーヤー。
レンは何故、私を助けてくれるのか?
私達の縁をどう捉えれば良いのだろう...

変わり行くF4と言うかたち。F4に支配された学園。
それはネットに顕著に現れていた。
#TeamGorya ?
翌日、学校に行くと、いつも率先して嫌がらせをして来た女子三人組が、ゴーヤーの机や椅子の落書きを消していた。更に、すり寄って来る。
彼女たちは小さなパーティがあるので、ぜひゴーヤーにも来てほしいと誘います。
「ドレスなんて無いわ」
「小さなパーティだから気にしなくていいのよ」

ゴーヤーは親友のカニンにそのことを話します。躊躇っているゴーヤーにカニンは
「あなたには友達もレンも居るじゃない」
「分かったわよ。行ってやる!」
すると部屋の外で聞き耳を立てていた家族が「やったー!」と飛び込んできます。
「いつから聞いていたのよ!」
「パーティに誘われたってところからかな」
「でも綺麗なドレスを見付けないと」
「さあさあ、来なさい、クローゼットを探さなくちゃ!」

...素晴らしき家族の姿です。貧しいかもしれないけれど、家族ひとりの為にみんなでその挑戦と喜びを共有します。
幸せ一杯のゴーヤー一家。
この至福は、タームの世界には有りません。

ゴーヤーはカニンとパーティに赴きます。ゴーヤーはカニンと気楽な格好で参加しました。しかし見れば、パーティは思っていたより華やいでいます。
するとクラスメートの三人組が現れ、ゴーヤーを見下し、馬鹿にします。
「ウェイトレスかと思ったわ」

服も汚され、落胆するゴーヤー。
そこに現れたレン。そしてミラがゴーヤーを救い出します。


そして。


冴えない田舎娘は、美しく変身し、お姫様に。


王子様は手を差し伸べる。
...しかし、欲深い男は、気に入らないと難癖をつける。そしてタームはレンを殴り、止めに入ったミラを弾き飛ばしてしまう。
怒り、タームに飛び掛かるレン。


「止めて!もう十分よ!」飛び出すゴーヤー。


...ファーストキスだったのに... :p

「F4 Thailand」非常に面白いです。まだまだ原作の実直再現でしょうけれど、その描き方はタイらしい、良き触れ合いのドラマに仕上げられています。いえ、そのタイらしさとは日本らしさととても似通っていると思います。かつて昭和から平成の家族のステレオタイプってこんなだった。
狭い家で、ちゃぶ台、コタツひとつに足を突っ込んで、絡めながら、みんなで同じテレビを観て、オヤツを譲り合い、笑い合った。
素晴らしき"家族"の姿。
ゴーヤーの家はその鑑。完璧じゃない。時には縺れることも。でも労り合って縺れを置き去りにしない。なら、出来るなら初めから置き去りにしないんだ。構ってやろう。家族に起こるイベントは、家族みんなの一大事。失敗したらみんなで涙し、成功したらみんなでお祭り騒ぎよ。
本作のテーマであり、最たるエッセンスは、この共感を大切にする人の繋がりだと思います。
それが有ってこそ、人は信頼し、時を共にし、明日を思う...
レンはミラにそれを求める。
ゴーヤーはレンにそれを感じ始める。
そしてタームは自分に無いそれを、ゴーヤーに求めようとする。
...残念ながら、それを築くのは並大抵のことじゃない。人は見栄や偏見を抱くから。
しかし、もし、そんな見栄が思わぬ事故から失われてしまったら?もしかしたら第二話のラストは、タームの"それ"を打ち崩してしまったかもしれませんね。

...でも、本タイ版は、道明寺司ことタームを、他国版に比べ、悪辣に描き過ぎています。ですので「はい、優しくなりました」くらいでゴーヤーの心を惹き付けるとは思えません。
丁寧に描いてくれるといいなあ。きちんとタームの努力と変貌を見届けたい。
役者依存で誤魔化さないといいなあ。
先日放送が終了したタイドラマ「Who are you」はまさに悪い方で、キャラクターの行動選択や態度、虐めの解決、教師の責任、ある復讐の顛末、不自然極まりないものでした。
そして愛の結末は...いつの間にやら育まれていた主人公マインドとイケメンヒーロー、ナティの愛が燃え盛り、結ばれたからみんな幸せ!
...な訳無い。
私達が一番楽しみにしているのは、愛が生まれる時。愛に焦る時。相手のために男性的エゴ、強引さや嫉妬、暴力性を捨て、難しい愛の行方に悩む時。そして自分が変わっていた事を指摘された時。そんな自分を良いと言ってくれる君。やっぱり僕は好きだと再認識する...

そんな愛が生まれ、かたちを変え、育まれ、君のためなら僕はなんだって...
そんな素敵な瞬間がたくさん有る作品に成っていたらいいな。
その時、タームを演じたブライト君の魅力を越えて、ターム像を心から愛している自分に気付かされたいです。


...カニンのドラマも始まりました。強くゴーヤーを案じる彼女。遮られ、失望する彼女をなだめるのはガウィン。
ガウィンは第一話では複数女性をはべらす、感情低めなつまらない男でしたが、第二話では人並みの情が有ることが分かります。
そして、物言うカニンと縁を持つことに成ります。彼も彼なりの偏見や見栄が有り、きっとカニンが、それを崩して行くのでしょう。
第三話。明日です。


☆私の昨年は、全般はそれなりに楽しんだのですが、12月からのひと月が、ちょっと辛いひと月でした。
気管支炎らしく、咳が出て、呼吸が弱くなり、血液に酸素が行き渡り辛くなり、自宅の一階から二階に行くだけで、息があがってしまいます。
更に胸部から肩、首、顔と、酷い浮腫みが出てしまい、初期は筋肉痛のような痛みまで有りました。
ちょっと重かったのですが、楽観体質のせいで、滋養と平凡な総合感冒薬に頼り、ひと月。
良くなったり悪くなったりを繰り返し、現在。まだちょっと厳しいかも...

医者にも行きましたが、正直、失望して、帰宅してから号泣してしまいました。
受付で概ねの症状を伝えたら、先生に呼ばれて、それを再確認。立ち眩みが有るからと血圧を計って、数値が大丈夫だと分かったら、出す咳止めが足りなかったら連絡してまた来なさい、そしてPCR検査とコロナに関する連絡先を紙に沿って話されました。
私は、このままでは終わってしまうと焦って「痰が出そうな感じですが出ないで、咳が出て苦しいんです」と再度伝えると「そうだよな」とだけ。「続けていいかな」で本読みが再開。
読み終えたら、待合室に戻されました。
問診ゼロ。質問時間ゼロ。聴診器は勿論、私の体を診てもくれませんでした。
ネットで調べると、私の症状は、最悪"心臓病"、"肺がん"、"肺炎"、もしくはそうなる可能性を秘めていると書かれています。しかし、病院まで行って、受付で話したことの確認と血圧測定して市販薬でも配合されている咳止めが出ただけ。
...病院って病名を教えてくれるんじゃなかったでしたっけ?話を聞いてくれるんじゃなかったっけ?
追い返された気分でした。これで初診料込み1070円。
ヒポクラテスの誓いは日本には存在しません。

今は、顔の浮腫みはまだ有りますが、落ち着いてきました。首下は殆ど浮腫んでいません。代わりに右腕が腫れ、痛みますが。
咳はまだ出ますが、乾いた感じで上っペらで咳をしている感じ。ただ痰が出そうで出ない症状が続き、時々、その痰に喉が溺れるような感覚に囚われる時が有ります。その時は噎せますし、呼吸が出来なくなりそうな強迫観念に駆られて辛いです。
息が上がってしまうのは回復傾向ながらまだまだあります。一時は手の爪が全て真紫に成っていたんですよ。今は若干、親指だけ。
...体が弱い、って出来ないことだらけ、諦めることだらけなんだと、全身全霊で体感しています。
それから心が弱くなります。ちょっとしたことで涙がぼろぼろと流れたり、話をして「えっ?」と聞き返されるだけで、ず~ん...と落ち込んでしまう時も。
自分でも厄介ですが、そんなぼろぼろな私をフォローしてくれている母に強く感謝しています。それから、支えてくれる友に心から感謝を。
ありがとう。