実は気持ちはノリノリだったのに当日は忘れてました。
姪っ子ゾーイの黒猫吸血鬼?にゃんぱいあ?のコスプレで思い出したくらい。
いかん。
色々有ったので...

熊です。
スマホの発展は著しく、アンドロイド6でもあれば結構なものだった時代も遥か昔。
でもいいのだ。ハイエンドなゲームなど私には必要ない...と思っていても、使い慣れたアプリがバージョンアップする度に確実にスマホのCPUとメモリを酷使して、たかがペイペイくらいでもたつく始末。ちょっと野心を出してみて、最新では無いけれど、新しいアンドロイドスマホを買ってしまいました。
今度は4Gだ!...と浮き浮きしながらも、そこまで求めてもいなく、のんびりアナログ感覚でやっているのが一番なのでした。
しかし。キーボードが使い辛い...以前のと同じのをダウンロードしたのに、キーが軽くて字が飛んでしまいます。感度が良すぎる?逆に悪いのかなあ...ブログ打ちもままなりません...
両親にも初スマホをプレゼント。しかし申し込んだのにプロバイダからさっぱり折り返し連絡が有りません。
...お陰でさっぱり開通が出来ません。(*T^T)。
で。昨今は韓国や中国との仲も微妙なこの頃ですが、私は嫌なことをされたから、仕返ししてとは考えたくないので、あえて韓国芸能にも触れてます。映画ですけどね。
でも...なかなか良いものには出会えていません。
「タクシー運転手、約束は海を越えて」はすごく評判が良かったので、観る気は無かったのですが...観てしまいました。
両親にも初スマホをプレゼント。しかし申し込んだのにプロバイダからさっぱり折り返し連絡が有りません。
...お陰でさっぱり開通が出来ません。(*T^T)。
で。昨今は韓国や中国との仲も微妙なこの頃ですが、私は嫌なことをされたから、仕返ししてとは考えたくないので、あえて韓国芸能にも触れてます。映画ですけどね。
でも...なかなか良いものには出会えていません。
「タクシー運転手、約束は海を越えて」はすごく評判が良かったので、観る気は無かったのですが...観てしまいました。
大韓民国が歴史から消し去った暴動と鎮圧の事件、光州事件を描きます。
1980年。タクシー運転手のマンソフは家族関係に悩みながら、必死で金稼ぎ。
ある日、ドイツ人のカメラマン、ピーターを乗せ、一路光州へ行くことになります。
しかし、道は軍によって封鎖されていた。山越えをしてなんとか光州へ足を踏み入れるが、そこは暴動が。軍は力で鎮圧し、軍側に靡く一派による無差別な暴行が行われていた...
1980年。タクシー運転手のマンソフは家族関係に悩みながら、必死で金稼ぎ。
ある日、ドイツ人のカメラマン、ピーターを乗せ、一路光州へ行くことになります。
しかし、道は軍によって封鎖されていた。山越えをしてなんとか光州へ足を踏み入れるが、そこは暴動が。軍は力で鎮圧し、軍側に靡く一派による無差別な暴行が行われていた...
そんな韓国の、ある意味"天安門事件"たる光州事件を描きます。
そう。だから話題のチョ・グク氏の問題に有る検察改革の原点は、この光州事件の時分に各地で行われた学生運動が、警察や軍によって不条理なまでに弾圧され、更にその事実が国によって黙殺された事を恨んでの事なんですね。
その真実がここに描かれ...ている筈なんですが、正直、一部しか無いと思います。私が知るだけでも、真実はこのくらいではありません。
まさに天安門事件ですよ。それに完全に道と情報を封鎖し、国は公式に事件そのものを無かったものとし、更にその事実を報道した記者は、列車に縛り付けられて、ソウルから光州まで引き摺り殺されたくらいの蛮行を行ったそうです。その後も韓国には密告電話なるものが各地に設置され、つい先日までゲシュタポ時代のドイツのような厳しい有り様だったのです。
そりゃあ、チョグク氏の改革したかった...との気持ちは分かります。本当に大義が有ったのかは量りかねますが...
この映画には、そんな真実がそこかしこに散見されるのは素晴らしかった。真実を晒そうとする韓国映画人の意思は敬服します。
この映画には、そんな真実がそこかしこに散見されるのは素晴らしかった。真実を晒そうとする韓国映画人の意思は敬服します。
それに、過剰にヒロイズムを押し付けない設定も良かったです。そこに足を踏み入れてしまったタクシー運転手は、大義より金、そして奮っても友情や義理くらいが限界。そんな人間臭い主人公がとても良かったです。
しか~し。なんだろう。主人公や観客が悲痛な顔をする為に、命を無駄にする人達が描かれるのは、あまりに配置された駒然りとしてげんなりさせられました。不思議なほどにタクシーが力を奮うのも漫画みたい。
努力の結果もあり幸運もあり、そして軍側にもある人情が主人公たちを光州から逃がす展開はちょっと面白かったのに、危機になれば光州の仲間が軽く助けに来てしまうのには、気持ちもすっかり覚めました。あんなに厳しい封鎖網を何処からどうやって出たのよ!
韓国特有の、今にも倒れそうな老人が得になる事を目にしたり、身分が下の者が現れると途端に元気に成って奪ったり悪態や暴力を奮ったり...そんな姿も見られ、残念ながらギャグにすら見えません。警察に見付からないように身を隠しながら、仲間と会えばわいわい大騒ぎしたり宴会をし始めるのもリアルを萎えさせました。
ドイツ人記者は韓国料理は全て口に合うし、地元民はみんな良い人だし...普通はクセ者や意見を違わせる者が居て、本当にすべき事や現地人しか知らない真実を暴くのが映画なのに、そんなサスペンスフルな展開は一切有りません。
...なんか、作り物臭くて見てられない。
でも退屈ではないんです。エンターテイメントとしては幾つかの展開は見応え有りますし、話の粗の部分は、我慢できます。ただ、早送りしたくなるくらい1シーンが長過ぎるんです。全ランタイムも2時間半足らずと長過ぎます。
ドイツ人記者は韓国料理は全て口に合うし、地元民はみんな良い人だし...普通はクセ者や意見を違わせる者が居て、本当にすべき事や現地人しか知らない真実を暴くのが映画なのに、そんなサスペンスフルな展開は一切有りません。
...なんか、作り物臭くて見てられない。
でも退屈ではないんです。エンターテイメントとしては幾つかの展開は見応え有りますし、話の粗の部分は、我慢できます。ただ、早送りしたくなるくらい1シーンが長過ぎるんです。全ランタイムも2時間半足らずと長過ぎます。
韓国映画界が挑んだ禁じられた真実への挑戦は、如何にも作られたエピソードとリアルを目指したシーンとのバランスがあまりに悪くて、更に誇張がキツいエンターテインメント性が、折角のテーマを台無しにし、尊厳までも軽いものにしてしまいました...
残念です。
なので、そんなガッカリを晴らすのは、やっぱりロマンスが最適です。
「キム秘書は、いったいなぜ?」
こちらは全16話のテレビドラマなのですが、よくある運命論的韓国スタンダードは割合控えめで、軽快なラブコメディでした。
イヨンジュンは誰もが頭を悩ませる勘違いナルシスト。彼は財閥の副会長の座に席を置き、更に遣り手と来たら誰もが身を竦め、畏れ多いと一目置く。しかしそんな彼が才能を遺憾無く発揮してきたのは、彼の傍らに居るキム秘書の手腕有ってこそだった。
ある日、キム秘書は言う。
「辞めさせていただきます」
イヨンジュンには晴天の霹靂。彼はキム秘書が何故辞めようとしているのかを思案し始める。
そして自分の人生にどれだけキム秘書が意味がある存在だったかに気付き始める。
まあ、副会長イヨンジュンの勘違いなナルシストぶりが爽快でした。嫌な奴とも言えますが、軽快に描かれ、なかなか滑稽でも有ります。
そしてキム秘書に「普通に成りたいのです」と言われ、疑問符が...
完璧な振る舞いはそのままに滑稽の質を変えていくイヨンジュンの悪戦苦闘ぶりが、まあ、楽しい。軽い効果音と共にずっこけたり、妄想巡らし右往左往する、そんな姿が、まあ、可愛い。次から次への勘違いを繰り返し、力と金を駆使して様々な引き留め大作戦をも繰り広げますが、それが尽く空回りしていく...
残念です。
なので、そんなガッカリを晴らすのは、やっぱりロマンスが最適です。
「キム秘書は、いったいなぜ?」
こちらは全16話のテレビドラマなのですが、よくある運命論的韓国スタンダードは割合控えめで、軽快なラブコメディでした。
イヨンジュンは誰もが頭を悩ませる勘違いナルシスト。彼は財閥の副会長の座に席を置き、更に遣り手と来たら誰もが身を竦め、畏れ多いと一目置く。しかしそんな彼が才能を遺憾無く発揮してきたのは、彼の傍らに居るキム秘書の手腕有ってこそだった。
ある日、キム秘書は言う。
「辞めさせていただきます」
イヨンジュンには晴天の霹靂。彼はキム秘書が何故辞めようとしているのかを思案し始める。
そして自分の人生にどれだけキム秘書が意味がある存在だったかに気付き始める。
まあ、副会長イヨンジュンの勘違いなナルシストぶりが爽快でした。嫌な奴とも言えますが、軽快に描かれ、なかなか滑稽でも有ります。
そしてキム秘書に「普通に成りたいのです」と言われ、疑問符が...
完璧な振る舞いはそのままに滑稽の質を変えていくイヨンジュンの悪戦苦闘ぶりが、まあ、楽しい。軽い効果音と共にずっこけたり、妄想巡らし右往左往する、そんな姿が、まあ、可愛い。次から次への勘違いを繰り返し、力と金を駆使して様々な引き留め大作戦をも繰り広げますが、それが尽く空回りしていく...
しかし空回りすればするほど、キム秘書の必要性を実感し、傍に居て欲しいと言う気持ちがふつふつと湧いてしまう...
そんな彼のひた向きさは、キム秘書の心を少しずつ解き、そして今までに無いイヨンジュンまでもが見えてくる。
コメディとしてもドラマとしても充分に観られる作品でした。更に、副会長イヨンジュンに度々襲い掛かるトラウマ起因の症状、結束バンド恐怖症、女性恐怖症、悪夢、脚に付いた傷...その謎が少しずつ明かされて行く前半は、非常にサスペンスフルでドキドキ...それがふたりの距離をなかなか縮められなくて、ヤキモキまでさせられます。
そこに現れるはイヨンジュンの兄。
彼がまた立ち位置が絶妙。彼にも有ったトラウマ故の小説があまりに繊細な心を描いていた為に、世の女性達の心を鷲掴み、それはキム秘書の心をも捉えています。
そして...まあ、三角関係に成るわけです。
良い人なのは分かる。持ち備えた才も強い。嫉妬するイヨンジュンは立場悪いに決まってる。でも。
彼はズルい。イヨンジュンを演じたパクソジュン君。なんかね、可愛らしいのよ。
背が高くツンとした印象から大人びた雰囲気も持ち備えて居るのに、そこかしこから香ぐわう幼い愛らしさが惹き付けるんです。女の子らは確実に同情しちゃいます。兄に勝ち目はありません。更に兄に疑いが提示され、一転、私達は敵視してしまう。そうなったらイヨンジュンの勝ち。更に更にと描かれるサスペンスの展開とそこに隠された想いと労りに、きっと誰もが心地よく、心の距離のドラマに酔いしれる事でしょう...
そんな彼のひた向きさは、キム秘書の心を少しずつ解き、そして今までに無いイヨンジュンまでもが見えてくる。
コメディとしてもドラマとしても充分に観られる作品でした。更に、副会長イヨンジュンに度々襲い掛かるトラウマ起因の症状、結束バンド恐怖症、女性恐怖症、悪夢、脚に付いた傷...その謎が少しずつ明かされて行く前半は、非常にサスペンスフルでドキドキ...それがふたりの距離をなかなか縮められなくて、ヤキモキまでさせられます。
そこに現れるはイヨンジュンの兄。
彼がまた立ち位置が絶妙。彼にも有ったトラウマ故の小説があまりに繊細な心を描いていた為に、世の女性達の心を鷲掴み、それはキム秘書の心をも捉えています。
そして...まあ、三角関係に成るわけです。
良い人なのは分かる。持ち備えた才も強い。嫉妬するイヨンジュンは立場悪いに決まってる。でも。
彼はズルい。イヨンジュンを演じたパクソジュン君。なんかね、可愛らしいのよ。
背が高くツンとした印象から大人びた雰囲気も持ち備えて居るのに、そこかしこから香ぐわう幼い愛らしさが惹き付けるんです。女の子らは確実に同情しちゃいます。兄に勝ち目はありません。更に兄に疑いが提示され、一転、私達は敵視してしまう。そうなったらイヨンジュンの勝ち。更に更にと描かれるサスペンスの展開とそこに隠された想いと労りに、きっと誰もが心地よく、心の距離のドラマに酔いしれる事でしょう...
笑いもバッチリ。
程よい笑いもエスプリ際立たせ、中でもふたりの距離が極近まった時、トラウマからしてしまった"キム秘書はね退け"は、爽快な"唖然"を炸裂させます。...クールに挑むキムミソがすんごい悲惨な有り様に...
それらを際立たせる演出がまたなかなか良い。画面に書き込まれる字や効果音を巧みに使い、溢れさせて作品を彩ります。
程よい笑いもエスプリ際立たせ、中でもふたりの距離が極近まった時、トラウマからしてしまった"キム秘書はね退け"は、爽快な"唖然"を炸裂させます。...クールに挑むキムミソがすんごい悲惨な有り様に...
それらを際立たせる演出がまたなかなか良い。画面に書き込まれる字や効果音を巧みに使い、溢れさせて作品を彩ります。

しかし、残念な部分も多々あります。
韓国の価値観やリアリズムの無い会社システムには違和感を感じさせます。
だって会社を切り盛りしているのが社長では無く副会長で、その副会長には秘書が居て、更に秘書室が有り、5人から8人の秘書が居て、会議の中心を担ってさえ居るらしいのです。私には日本の会社のシステムもよく知りませんが、この会社がキム秘書の采配で成り立って居るようにも思えたりする時もあり、真面目に観ていると"?"が浮かんでなりません。
韓国特有の上下社会や貧富の差の表現に関しても違和感が拭えません。若者世代は力技で駆けずり回り、汚れ、貧者しか食べないものを付き合って食べれば、身分の違いを危惧する親戚にも納得してもらえて結婚OK。その後は気も遣わず。例えばフォアグラ三昧でも構いません...何を理解し差を埋められたんだか...
そんな展開は20年前となんら変わりません。結局、財でみんなハッピー。
それから褒めた笑いの要素ですが、全体的には笑えないものが非常に多い。中盤に成ってサスペンスが一段落してからは、残した傷はそのまま、誤解の種は話し合いもせず、兄弟や親子のいさかいさえ放り捨ててラブコメモード...さすがに呆れます。
秘書室の面々が織り成す笑いは正直、げんなり。ひとつも面白くないです。ただし別部署の見栄っ張りで変人くさいイケメンのコ君が、全編に渡り変人なままで、更に乗り越えて未来を築いて行く様は、愛らしくとても素敵でした。笑いを超えて涙、ひと滴、零れました。
秘書室の面々が織り成す笑いは正直、げんなり。ひとつも面白くないです。ただし別部署の見栄っ張りで変人くさいイケメンのコ君が、全編に渡り変人なままで、更に乗り越えて未来を築いて行く様は、愛らしくとても素敵でした。笑いを超えて涙、ひと滴、零れました。
...それらの欠点を1話70分のランタイムの内60分は繰り広げて見せても、最後の10分に込められた愛らしさで後味スッキリにさせてしまう愛着は驚くほど。
耳に残る挿入歌かまた良くて、私は未だに口ずさんでしまうほどです。
耳に残る挿入歌かまた良くて、私は未だに口ずさんでしまうほどです。
それだけ満喫してしまいました。

主演のパクミニョンとパクソジュンはとても素敵でした。愛らしさ抜群で、稀に見る良いペアでした。
パクミニョンは以前、日本の漫画が原作の「アイアム・セム」が面白くて、彼女の持つ華に愛着が有ったので、改めて、愛着をたっぷり深めました。

主演のパクミニョンとパクソジュンはとても素敵でした。愛らしさ抜群で、稀に見る良いペアでした。
パクミニョンは以前、日本の漫画が原作の「アイアム・セム」が面白くて、彼女の持つ華に愛着が有ったので、改めて、愛着をたっぷり深めました。
パクソジュン君は今後に期待です。

まあ、ラブストーリーは中学生級。でも堅くなった私達の観念を揉み解して、懐かしきあの頃に引き戻してくれる、これぞエンターテイメントなラブコメでした。
私としては大人びた等身大の愛の話が好きですが、たまにはこのくらいの浮世の空騒ぎもスナック菓子のように軽く、ちょっと胸焼けしながらもおなかいっぱいになり、良いものです。
アジアの頑張りは韓国や中国ばかりではありません。マレーシア映画「トンビルオ、密林覇王伝説」もなかなかインパクトが有りました。
今まさに出産を控えた女が居る。しかし子はその父に求められなかった。女は密やかに子を産もうと試みたが、恥じた夫によって命を狙われていた。
そんな女の境遇を憐れに見た男が夫の前に立ち塞がったが、彼は殺められてしまう。そして女も命を落とす。
生を得た子は望まれぬ運命を焼き付けたかのようにおぞましい顔に生まれたが、故か、彼は森によって命を守られる。
子は世捨て人のように森で暮らす元軍人の男に拾われ、エジムと名を貰い逞しく育てられる。
父はこう育てる。怒りは抑えられない。だがどんなに激しい怒りでも愛には敵わない。
時が経ち、彼は森の王トンビルオと呼ばれるようになる。
ちょっとダサい気配の漂うストーリーですが、こんなカタルシスでも至極真面目に撮ればなかなかの代物に。
ディズニーくらいですよね、こんなベタ物語を作るのは。それも子供騙し。
でも「トンビルオ」は、結構な出来に仕上げられています。

年月が経って森は開発の手が入ろうとして居ます。そしてその開発を止めたい人、営利の為なら人殺しをも厭わない人、そんな状況をスクープしようと勤しむ記者、そして森と人を守りたいトンビルオの思いが交錯します。
謎の存在トンビルオはやはり忌まわしき存在として狙われ、事故現場に居合わせた事から、様々な感情や思惑に晒されます。
しかし人としての社交に未熟なトンビルオですが、彼には育ての父からの教えが彼を記者との縁に導きます。そして!更なる運命の縁が明らかに成ります。
いや~、結構なドラマチックな展開でした。
ちょっとシーンの繋ぎが荒く、展開が私達を置き去りにして軽快に進み過ぎる気がしますが、故にノンストップハイテンポ、更に更にと挟まれるは、肉弾100%のダイナミックアクション!
もう、飲み込まれる事、必至です。
プロレス風アクションなので、もしタイの至宝トニー・ジャーが演じていたら逸品のアクロバティックアクションを堪能出来たでしょうけれど、こちらのスタントもなかなかです。
重ためのアクションは、カメラによって際立たされます。スローやハイスピードを多用し、自分視点や第三者視点を切り変えして縦横無尽に振り回されます。
また、因縁の対決は素晴らしいものでした。
アミル。彼のアクションは舞踏のようでした。肉弾トンビルオVS麗人アミルの戦いは、優雅でアーティスティックな魅力に溢れていました。
また更に真打ちが、また凄い。絶対アクションなんてやらないような方が、更なる安定感抜群のアクションを披露します。

映像も美しい。設定もカタルシスも話運びも充分に期待に応えてくれる、逸品です。
細かい部分は荒いかもしれませんが、それを超える細やかな意識と意欲の結晶が、非常に麗しく輝いています。

香港も相変わらず凄いアクション映画を作るし、タイは勿論、最近ではベトナムもなかなか。そしてマレーシアですよ。
アジアはまだまだ行けます。ハリウッドに劣りません。そんな期待させる煌めきに満ちた一作でした。
簡単に言えばヒーローものです。「ターザン」級の地に足の着いた、ちょっと捻り有りの勧善懲悪痛快アクションです。
森がトンビルオを守る描写は力技だけでは無く、その描き方は口では語らず画で見せるので、ぜひ、しっかり見てあげて欲しいです。
口にしない"愛"がいっぱいに溢れた素敵な映画でもありました。
今回はホラー無し。少し心の闇が晴れたかしら?:p
☆寒くなりましたね~。風邪こそひいていませんが、危ういです。
やっぱり秋の実感が有りません。もう冬みたい。悲しいです。でも可能な限り、秋を探して味わってやろうと思います。
まだまだ秋です。体に気をつけて。