人生は思い出の積み重ね。ひとつでも多ければ幸せかも。 | まりのブログ

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性同一性障害者の私が、思いのままに生きるために頑張って生きてます。
性別適合手術をしてから2年になりました。
私はトランスジェンダーとして誇りを持って生きてます

毎日、からっと晴れない日々ですが、いかがお過ごしでしょうか?
私は、頭の中はからっと晴れ晴れ、でも体はちょっと曇り気味では有ります。溜まった疲れと言うよりは、やっぱり女性ホルモン錠服用による筋力低下が引き起こす慢性疲労だと思います。
何かをしようとすると眠気が来て、つい返信とかを忘れてしまったり時間をかけてしまったり...滞っていたら許してね。
あなたが私の”活きる”力です。(^∀^;)☆

変顔♪


火曜日、お墓参りに行って来ました。
お盆の盛りを過ぎていたので殆ど人も居なくて、ゆっくりと時間を過ごしてきました。
祖母や祖父、叔父や叔母を想い、しっかり「私の幸せな明日を見守っていて欲しい」とお願い致して参りました。:p

そこで遠縁の親戚に会いました。
私は過去にも会った記憶は有るのですが、あまりにおぼろ気で、顔も分かりません。祖母の実家の姓なので、まあ、縁はないようなものです。私達はちょっと距離を保ちながらお互いそわそわ、気にしていました。
父が会いたがらなくて話したりはしませんでしたが、親戚の方、私と目が合ってもどう応じたら良いか困ってらっしゃるようでした。
だって、ここに居るべきは”息子”だものね。:p

私はいつも墓所に行くと体調を崩します。
煙に弱いのか、たくさんの故人の想いに晒されて疲れてしまうのか、頭痛や体調不良に苛まれます。
今回もそう。
頭痛こそ無かったけれど、立ち眩みに苛まれ、そして帰宅して直ぐに眠り込んで、夜も早い時間にうとうと...幾ら眠っても眠気が取れませんでした。
金曜まで引き摺っちゃった...
そんなかんなで、またもや遅れ遅れ。えへへ。
私。かっこいい言い方をしちゃいます「繊細なのかも」...ひひひ、感性と体質がズレて居る自信だけは有ります。:p

マリーと"まり"。

そんな繊細トランスジェンダーちゃんは、13日、コミックマーケットに行って参りましたぁ。ヽ(*>∇<)ノ
でも、実は日付を勘違いしていて、次週だと思っていたものでして...のんびり衣装直しをしていたら、気付けば2日前。焦って方針変更、しかしそんな事態に使うべく控えていたスカート部が行方不明!
母も手伝って必死でふた部屋をひっくり返してみましたが、結局見つからず...コスプレを断念してしまいました。
折角なので日曜を無駄にしないようにと買い物に出掛け...私、やっぱりボケてます。そのまま流れるままに足の向くまま気のままに、東京ビッグサイトまで辿り着いてしまいました。


で。一応、コミックマーケット92参加です。
例年を越える人の波。しかしゆっくり向かったので長い列に並ばされることも無く、流れるままに通りを進みます。
当然、今回はコスプレ衣装等の荷物も無く、気軽な装い。お供はタイ国に行った時からの相棒カピバラのぬいぐるみ。
残念無念では有りますが、気負う事も無く入場しました。
更衣室行きのエスカレーターを羨ましげに見遣りながら通路の隅で脚を休めます。ヒールの有る靴で来たので、既に疲れていましたし、目的意識も薄いので先に進む意欲に萎えていました。
でも、この、噎せ返るほどのオタクの熱意は気分を高ぶらせてくれます。

しかし。私、同人誌は買わないしなあ...コスプレも余程じゃないと撮らないし…どうしよう…
そう悩んでいる間にも、恐ろしくさえ感じる人の波が私の前を通り過ぎていきます。

私の居る場所は多くコスプレイヤーが足を止める事のある場所だったので、通り過ぎる人がこちらに目を向ける事が多く、まるでコスプレをしている気分でした。
きっと、あのコスプレは何だろう...なんて思いで私を見ていたことでしょう。真実は...ただの普段着です。
そんな時、私の隣りに現れたセーラー服の子。小柄で驚くほどのほっそりした体。肌も白く可愛らしい。なんと可憐な...
ふと耳に入るその子の声...あれ?聞き覚えがある、そのトーン。無理して作ったような高音女声と言った感じ。
ええっ...女装さん?確かに女性がただのセーラー服のコスプレしないよね…でも、その体付きは肉感こそ無いけれど、まさに女性。しかし...声が…
常々、女装コスプレイヤーさんと親睦を深め、もしGidなら手助けしてあげようなんて夢を抱いていた私...あぁあ...儚かった。
だってねえ、もし女の子だったら「女装ですか?」とは聞けないもん。
実は結構、他にも怪しい方々が居られまして...ごめんなさい...女装なのか女性なのか分からなかった…
すみません...

何と無く居辛くなりまして...私は足を会場へと向けました。
会場は恐ろしいを凌駕し、おぞましき人の波...その"うねり"はもう”力”と化していて、まさに濁流。会場をまともに見て回る事すら出来そうにありません。
これは、ちょっとした地獄絵図。
みんな歯を噛み締めて、潰されないように必死です。頻繁に上がる悶絶と嗚咽...
欲とは...哀れなり。

でもこれ、一番いけないのは来場者では無く、管理している方々だと思います。
人気のアーティストの同人誌売り場の混雑を避けようと外に列を作り、一定人数を時々、会場内に誘導します。ですが、その時、人並みを問答無用に掻き分けて進むのです。その移動は完全優先。「そこ退け」とばかりに怒号をあげて押し退けて行きます。
お陰で私みたいな貧弱者は避けるどころか、弾き飛ばされました。
折角作った会場全体の流れが乱れ、滞らせ、来場者は気を苛立たせていきます。

列まで作るほどの人気のサークルは別棟にすればいいのに…

涙は拭い、嗚咽を飲み込んで、私は立ち上がります。:p

時間と共に会場の様相は更に酷いものに...
左通行、右通行なんて流れを作るものだから、その曖昧な部分は揉みくちゃになります。右に進みたい人と左に進みたい人、通り抜けたい人が絡み合い、流れと流れに挟まれたそこは、さながら渦潮のよう。
掻き乱されて蹂躙されて、誰かが手を離してしまったバッグや購入物が転がって、更に踏み付けられて、凄惨です。
あげく暑い。もう汗と体臭の嵐。
時たまに誰かの腕が顔に当たると、べちゃあっと舐められた気分。
ふえ~...でも、私、ちょっとお尻が大きいもので、私の背後には隙間が出来ていまして...さほど苦しくない。嬉しいのか悲しいのか、99%男性、1%のオカマでしたが、意外と無事でした。
これだけ混み合うと痴漢にでも遭いそうなもの。まあ、みんなアニメ少女に夢中で、私なんぞ目にも入りません。:p
私は必死で逃げ出して表に出ました。そこはたくさんの避難民に溢れ、誰もが溜め息と苦笑いしか出来ません。みんなぐったり。友とはぐれ、電話で怒鳴り上げている人も。
子供だけが呑気にイベントを楽しんでいます。
私は息抜きにそんな子供を構って、しばらく時間を過ごしました。ゴミ置き場の前で…

はっ!私は何をしに来たのだ。
私は再び会場の中へダイブしました。まだまだ混んでいましたが、少し、流れが弱く成っていました。それでも女の子には容易くは有りません。:p
ふと気が付くと、私の後ろに小柄な女の子が居ました。その子はとぼとぼと私について来ます。歩みが蛇行しても私の背の直ぐ後ろをぴたり。
しばらくして道を逸れて行きましたが、ふと気が付くとまた別の女の子が私の背にぴったり。
あれ?...私、盾にされてる?
実はその後も2度ほど、そう感じる事が有りました。逞しさを認められたってことかしら…光栄です。(*T^T)☆

結局、ひと通り歩いてみましたが、楽しむ事は出来ず、そのまま表へ。コスプレエリアを眺めて、早々に帰宅しました。
今回のコミケは混雑だけ、味わって参りました...

それにしてもコスプレ。今年は何故かしら?ちょっとクオリティが低く感じました。
笑いだけを誘うネタ系(例えば全身タイツとか、露出狙いとか)が多く、カッコいいものは巨乳セクシー系くらい。
私、ちょっとまた改めてコスプレを考え直そうと思いました。
ただ衣装を羽織るだけでは駄目。何かを訴えなければ。私の思いを何某かの形で表現しなくちゃいけない。
それは衣装のクオリティや拘りでもいい。もしくはスタイルやパフォーマンスで表現しなければなりません。
それはただのコスプレパフォーマンスでは無く、私の自尊心なのです。そして、コミュニケーション・ツールとも成る筈です。
私はもっと強くなりたい。そして持て囃される必要は無いけれど、コスプレでささやかな繋がりを築きたいのです。
素敵だねって言われたいのです。

コスプレイヤーの中で、女装さんかGidトランスジェンダーかよく分からない4人組がいらっしゃいまして、その姿はとても素敵でした。
みんなに一目置くように意識を向けられていて、とても羨ましかったです。
私、しばらくの間、2メートルほど離れたところで立ち振る舞いを観賞させて頂きました。本当に綺麗だったんですよ。私なんか、足元にも及ばない。
しかし彼等、その声も話し方も完全に男。装いもしない。
私の傍で見ていた人は、その声を聞いて「口を開いたらあれじゃなあ...」と顔を顰め頭を抱えていました。

...こんな反応するんだ。トランスジェンダーに向けられる、人々の真の声を聞く事と成りました。
私もあまり声を変えようと意識していません。時々、今でも、違和感に気付いたような顔をされる事が有ります。理由は違うかもしれないけれど、そんな時、いつもどうしても拭えない”恐れ”が蘇ります。

スッキリしない後味。とぼとぼと帰路に就く私。
出入り口で指輪などを販売していた露天商さん、私を見かけると
「そこの綺麗なお嬢さん、お供のカピバラとお揃いでアクセサリーでもどうですか?」
...だって。
にひひ。
∀<)σ
私は元気です。


帰り道。靴のせいで足が痛くなってきたので、駐車場に身を寄せ、予備に持って行った軽い靴に変えました。
私が駐車場なんかに入ったものだから、通行人はみんな訝しげ。
しかし顔を顰めながら靴を変えている私を理解すると、みんな一様に微笑んでくれました。
人は恥を晒すと、優しさをくれます。心の壁を取り払い、距離を縮めてくれる。
装いは要らない。素肌のままで、全てを晒せば、人生は今より楽しい。



帰宅して、家の前でふと、私に迫るものが!それはそのまま私の胸に体当たり。
何と、蝉でした。
ちょっと弱り気味だったのか、ただじっと私の胸に張り付いていました。手を差し出すと、そっと手に移り、そのままじっと私を見上げていました。

どうしようかと思い、アジサイの葉へ寄せると、そっと前足を下ろしましたが後ろ足はしっかり私の手を離しません。
半ば強引に葉におろすと、そのまま落ち着いてくれました。
夕暮れ時に見に行くと、蝉さんは日を避けるかのように葉の裏側へ移動していました。私はそっと「おやすみ」と告げました。
翌朝、蝉さんを見に行くと、少し木の上に移動していましたが、午後にまた見に行くと、地面に落ちていました。
そっと指を近付けると、私の指を掴んで来ました。そのまま持ち上げ、家の中へ。しばらく、家族のように同じ時間を過ごしました。
でもさすがにこのままではね。
ですので庭木の葉の上へ。手から離すとバタバタともがき、落下。まるで駄々をこねる赤子のよう。離せば暴れて、手を差し出すと落ち着きます。
愛らしい目。まるで想いを訴えかけているみたいでした。

思い込み。でも、何だか嬉しい。
緩やかに穏やかに、生を全うして欲しい。
最期に私と会えたのが、蝉さんの良い記憶と成りますよう。
それから蝉さんは、4日後の朝、命を終えました。
生命は諦めた時に命を終えるものだと思います。蝉さんは何に拘って4日も生き抜いたのかしら?私に何かを伝えたかったのかな...それは愛みたいなものかしら?

一昨日、映画「バイオハザード・ザ・ファイナル」を観ました。
記憶を失い、壮絶な戦いを繰り広げながらも空っぽだったアリスは、最後にアイリスと言う女性の記憶を貰います。
いつ生を終えようとも、自分を見失おうとも、記憶とは私達そのものなのです。
誰かでは無い"私"。
アリスが過去の記憶が無くても、実はそれからの数年?の記憶が彼女を形作っている事で"良し"としなかったのには残念でしたが、"記憶"とは明日をどのように生きるかの道標なのです。
もし戦いが終わった時、アリスはどう生きていいか分からない。そんなアリスに与えられたプレゼント。
それは子供時代の記憶。
幸せで笑顔に満ちて、探求し、成功と失敗、学び、成長し、明日への期待に満ちた日々の記憶。
彼女は握る矛を下ろしてからの生き方を知ったのです。
あなたは明日の生き方を知っていますか?戦いに揉まれ疲れ、傷付き、記憶を振り返ることを忘れては居ませんか?
私はずっと願っていた"したい生き方"を続けます。今日までのブログにたくさん綴った、私の世界。信じる素晴らしい私の明日。みんなとの明日。

「バイオハザード・ザ・ファイナル」、良かったです。人の命をもっと大切に扱ってくれたなら、大好きな映画に成った事でしょう。


先日、映画「ガール・ネクスト・ドア」のBlu-rayを購入。

随分前に観た時、イマイチだけど良かった?...そんな曖昧な記憶だけが残っていたので、確認を兼ねて入手しました。
私の”理想の女性像”には”お隣のお姉さん”が有ります。若い思春期の青年がお隣のお姉さんに焦がれ、目を向けると、窓から見えるのは着替えをしているお姉さん...そんな事を切っ掛けに縁を持って、お姉さんは純な心に心洗われ、青年を大人の階段を昇る...なあんてね。
そんな映画でした。ビビッドでは無いけれど、とても面白かったです。
青春映画って時々観ると本当に楽しいし、心がすっきりします。生きる事にあくせくし過ぎて、忘れて来てしまった大事なものを思い出すことが出来ます。

今作は高校の卒業に向けて、ふと自分の高校生活を表現できない事に気付いた青年。彼は生徒会長であり成績優秀、将来を約束されています。しかし友達と言えば2人。ひとりはHなだけで奥手、もうひとりは冴えない小心者。当然、思い出もない。
そんなある日、隣りに綺麗な女の子が越して来ます。そして彼は友達との電話中に思わず彼女の着替えを覗き見てしまいます。
彼女はダニエル。元ポルノ女優。
その日から彼の人生は一転、今まで出来なかった事、有り得ない事を次から次へと体験して行く事に。
「最近、一番無茶したことは?」
「今やってる」

正直、これ、大好きな映画でした。
女の子が男性の人生を変え、そして今度は男性が女の子の人生を変えて行く。
素敵よね。
本当のロマンスとは、お互いの価値観を変えて行く関係、そして胸に秘め続けてきた”宝物のような想い”を正しいと認め合える関係。
人生を実感するその時、ふと、見詰め合って、にこっと微笑む事が出来たら、最高。

ダニエルはとても魅力的です。この映画を観ると、私を感じられるかも。
あんな子の様に生きたいと望んでいるから。


この「ガール・ネクスト・ドア」のロマンティックなシーンを観ながら、つい胸を触っていたら(何故ぢゃ?!)、ふと、不思議な感覚が走りました…
私、初めて”胸”が感じました。疼きが体を縦断し、陰径で”波”がうねったようでした。
あはは、感じるものなんだね。

( ̄∇ ̄*)ゞ


今回は..."も"、遅くなっちゃった。
でも、ちょっと言い訳。
実はいつだったか、少し雨っぽい日。自転車で走っていると、路側帯を走って来る自動二輪が。
私が右側通行しているのも良くなかったのですが、道が混んでいた為に、自動二輪が車道に戻りきれず、ぎりぎりをすり抜けざまに私、道端のポールに右手を強打してしまいました。
すごいの。ドゴン!と音を立て、そのままポールはキーンと甲高い音を響かせていました。
痛みは感じませんでしたが、ちょっと腫れてしまい、今も指がぎこちなくしか動きません。
最近、怪我が多いみたい...気をつけなくっちゃ...

あげく女性器の陰径部位が赤く腫れて痒みが...TVのCMで聞いた「デリケートな部分の痒みに...」そんな言葉を思い出します。
う~ん...