怪我しちゃった~♪でも、めげないのだ | まりのブログ

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性同一性障害者の私が、思いのままに生きるために頑張って生きてます。
性別適合手術をしてから2年になりました。
私はトランスジェンダーとして誇りを持って生きてます

 

▼わたしのねこのタイプは…
 

 
ほしねこ占いって?
 
☆さっそく診断する!

"星猫占い"ですって。
なんと私は"おしゃれ猫"。嬉しいね~♪



先日のこと。
雨上がりのそこそこ暑い日。

とあるスーパーマーケットで、玉ねぎを買おうとビニール袋を手にしてつめ込んでいました。
ちょっと多く買っておこうと二つ目の袋を手にしたところ、袋が風に煽られて飛んでしまいました。
私は咄嗟に手を伸ばしましたが、届かない。拾おうと追いかけると、カートが動き出してしまいました。
早くビニール袋を取らないと...カートが走って道路にまで出てしまったら大変!
そんな葛藤が私の判断を鈍らせて、私、そのまま横転、アスファルトに体を打ち付けてしまいました。
あまりに見事な転びよう。周囲に居た人達も、思わず、案ずるより笑いが溢れてしまうほど。
...私、何度目だろう。私、よく転ぶのよ。
体を起こし、ちょっと照れ模様。大丈夫そう。
しかし。何とか店先で停まっていたカートを掴み、戻ろうとすると、手首に力が入りません。ずしりと重く、いかにもな鈍痛がずんずんぎりぎりと腕全体に響きます。
私は腕を振り、体に渇を入れてカートを押そうとしますが、うまく行きません。
腕だけでなく、足までも頼り無く力を失っていきます。
私は狭い店先から店内に入りました。
店内は冷房が効いていて、涼しい。
あぁ...気持ちいい...うん、大丈夫そう。

しかし少し歩くと、ちょっとふわふわするんです。
その上、めまいに似た感覚があったので、店の端で屈み、一応、母に「ちょっと目が回っているみたい」とメールをしました。
ゆっくり立ち上がると、なんだろう...まるで体の芯がなくなっているように感じました。
また数歩歩くと、軽い目眩がしました。
ふと、実感なく意識が飛びます。
耳に入る声。
「大丈夫ですか?休んだ方が...」
トンネルの中で反響しているような声でした。
続けて自分の声が耳に届きます。
「大丈夫...だと思う...」
そのまま私のカートが陳列棚に衝突しました。まっすぐ進んでいるつもりなのに足取りが曲がっていくのです。
私はそのままその場に屈み、視界は有るけれど暗転しているような状態に陥りました。
意識が半分薄れます。
そして額を滝のような汗が流れ落ちていました。
「大丈夫?」
「ちょっと休めれば大丈夫かと...」
私は立ち上がろうとしますが、体を支えられず、しゃがみこんでしまいます。
「ちょっと店員さんを呼んで来ますね」「お願いします。休む場所があれば...」
老齢の女性が目の前を通り過ぎます。
でも、私は見上げる力もありません。
程無く店員さんが来ます。
「大丈夫ですか?」
「ええ、何とか。涼しいので、ここでも良いのですが、邪魔になるので、ちょっと休む場所があればと...」
店員さんは熱中症かと案じ「救急車を呼びますか?」と心配してくれます。
私は転んだ事を説明し、ちょっと休みたいと繰り返します。ですが、私の顔を流れ落ちる尋常ではない汗の量をとても心配していました。
私は導かれて野菜の搬入口へと向かいました。そこで野菜を運ぶトレイで作った腰掛けに腰を下ろし、氷のパックととても冷えたお水を頂いて体を休めました。
しばらくの間、体がぐったりしていましたが、部屋が冷えているせいもあって徐々に体が楽に成って行きました。
30分くらいそこに居たでしょうか。
ふと、化粧がどうなっているか心配になりました。流れ落ちる汗は引きましたが、全身汗まみれ。
立ち上がり、歩いてみます。
うん、大丈夫。
私は店員さんらに礼を言うと、そのままお店に戻りました。
髪はぼさぼさ、体はぐたぐた...サウナから出て来た後みたいな感覚の私は、カートに身を預けながら店内をふらふら。ひとまず買い物をして帰路に就きました。

帰り道では私を癒すかのように白亜の蝶が私の上でくるくる飛んで付いて来ました。
しばらくすると今度は瑠璃色の蝶が私の周囲を舞うので、手を差し出すと腕に絡むように舞い、そのまま掌の中に入って来ました。留まらず舞って行ってしまいましたが、頭の上の小枝に留まり、羽根を鼓動のように開いたり閉じたり。私をじっと見下ろして「大丈夫だよ」と言ってくれているようでした。
「ありがとうね、そうね、私はしぶといから大丈夫よね」
その様を目撃した少年が、ぽかんと口を開けてこちらを見ていました。
少年、女の子は奇跡を起こすのよ。大切に扱ってあげてね。:p

ふと、私を助けてくれた方に礼を言い忘れたなあ...と思い返しました。
心から、ありがとうございました。あなたの優しさは世界に還元します。いつか、あなたのもとへ還りますように。

何とか帰宅。
思ったより体は大丈夫でした。
これ、多分、女性ホルモンの後遺症なんだと思います。先ず、筋力の低下で体に踏ん張りが利かなくなっていること。鉄分の低下による貧血。倒れたショック。そこに雨上がりの湿気の多い暑さが重なって、私の体にずしんと圧し掛かってしまったのでしょう。

うむ。全トランスジェンダーに告ぐ。
体を過信しては駄目ですよ。
私たちの体は思っているより遥かに体を弱めています。
私達は可憐な花。麗しく咲き誇り、枯れ、また咲くけれど、確実に足元を弱らせているのです。:p
にひひ。

今は右手首と肘が多少、腫れています。冷やすのが早かったからか、酷く腫れたりアザになったりはしませんでした。
困難は、力が入り辛く、スマホが使い辛い、ジャムの蓋が開けられないくらいかな。
このまま手首の痛みが残っちゃったらやだなあ...
でも、体って回復しようと必死みたいで、私、ものすごく眠く成ります。
昼寝は絶対必須。そして一昨日なんて、夜に立てなくなるほどの眠気に襲われて、母に助けて貰って寝室に向かいました。
食もいつもよりたっぷり。間食も驚くほど食べています。
「ルパン三世、カリオストロの城」でルパンが銃で撃たれた後、体の傷を治そうとたっぷり食べて、たっぷり寝ます。
私もそんな感じなのだと思います。
でも、お陰で今日はとても体が軽いです。
手首はまだ重く、関節がきちんと曲がりません。
また、たくさんの事がおざなりに成っています...

私、痛みは大丈夫。
私は指を爪ごと半分割ってしまった時も、膝の皿を割った時も、そして性別適合手術にも痛みを感じなくて医師を驚かせたつわもの...鈍感です。
とは言え、打ち身ってなかなか鈍痛がきつい。さすがに今回も有ります。
ずきずき痺れます。
でも、感覚と言うのは面白いもので、頭の感じ方で、どうにでも成るのです。
私、以前、映画の中で「タントラ」と言うものを聞いた事があります。
性的衝動を吐き出すのでは無く内側に持って行くと言うものです。
はっきり言うと、射精をせず、性的達成を得ると言うものです。出来ると2倍快感を得られるそうですよ。:p
私はずっと男性的性衝動をうまく受け入れる事が出来なくて、特に自慰に関しては苦痛までも感じていました。でも、そんな私だからか、体はいたずらに人並み以上に性衝動を沸き立てて、私を悩ませました。
そんな嘆きの日々に聞いた「タントラ」は私の救いと成るかもしれなかったのです。
...まあ、そんな簡単なことでは無くて、失敗続き。
ただ、その概念の転換は私の心に、ある理論を形作って行きます。

家族にさえ触られると、くすぐったさに身構えるのに、なぜ、好きな人に触られるのは性的快感に成るのか…
感覚などそんなものなら、痛みだってどうにでも成るのでは?だってSMにさえ性的感覚を得る人も居るのだから。
でしょ?
それは意外と容易いものでした。
痛みは「体から流れ出て行きなさい」とタントラの逆イメージで体から外に流してみると、あらまあ、痛くない。
美味しい水を飲んだ時、体が洗われて老廃物が汗と共に出て行くような感じがするでしょ?そんな感じで流し出せる。
突発的な痛みは感じるし、体は痛みに敏感に反応する。でもそれを痛みとして処理しないように出来るのです。

...私って鈍いのか、変態なのか、痛みが好きにさえ成りました。
生きている実感のようにさえ感じています。
確実にSMに関わったら中毒になりそうです。(;^ω^).+:。:+.
話が脱線しています...



前回は写真が一枚、カットされてしまい、残念です。
あの写真はある意味、私の誇りでした。
エロスとプライドの違いが曖昧な日本って、ある意味、不自由だわ。
覚悟していたけれど、男の胸とトランスジェンダーの胸の違いは何だろう。もし男で筋肉が柔らかそうに見えたら...もし胸の膨らみが無いトランスジェンダーだったら…どう判断するのでしょう。
そんなに膨らみ感も無いのに...
ごめんね。私の誇りを見せてあげたかったわ。私、プロフィールには性別「男」に成っているんだけれど、と言う事は、男の胸部も公開不可なんですね...

これからも飽くなき挑戦は続けます。
私は拘りません。

これならどうだ♪ちょっと誤魔化しアゲ乳ぎみ。

気付けば女性ホルモンを服用するようになってから、2年と10ヶ月。もう直ぐ3年です...
30年は”女”していた気分だわ。

トレイの形に作ったお手製ピザです♪


どうだとばかりに咲き誇る向日葵♪
暑いね~夏だね~


先日頼んでいた英国盤のBlu-ray「ピッチ・パーフェクト」が到着。
英国発送。以前の「Shame」もそうだったので、待ちわびていました。
期待は日本語字幕と吹き替えの挿入具合。折角なら欲しいもん。
実はこの作品、日本では2のヒットによってようやく公開が実現した代物。
その為に欧州でBlu-rayが発売される際に全世界仕様とばかりに日本語字幕入りとして作られていたわけです。
日本は3年も眠らせられたこの作品、でも、すっごく面白い映画です。

ちょっとみんなと調子のズレた音楽好きな女の子が何気なく出会ったクラブ、アカペラ部。そこで彼女は、古臭い伝統に囚われている先輩に焦れながらも、変えて行こうと模索し始める。
軋轢の中でも育まれて行く友情と絆、彼女達は大会で勝利する事が出来るだろうか...
大まかにはそんな話。

典型的アメリカンコメディなので品の無いジョークもたっぷりですが、何しろ素晴らしいアカペラコーラスが入って来る。
これがもう素晴らしい。
ジャズダンスをかじった私としては、あの振り付けがまた楽しい。視聴しながら踊ってます。:p
主演はアナ・ケンドリック。でも私は共演のリーベル・ウィルソンが楽しみでした。
あの、私がだ~い好きな「ワタシが私を見つけるまで」のおデブちゃん。今作の彼女もひじょ~に可愛い。
太っている事を武器にして晒して笑いまで誘う彼女が大好き。トランスジェンダーも笑われて何が悪い。嘲笑は話が違うけれど、笑いは素晴らしい事よ。
私が以前から最大の名台詞と謳う「ミスター・サタデーナイト」の連れの彼女がげっぷをした時の彼氏の台詞「すごいよね、人間は体の音で人を笑わすことが出来るのだから」
私はこんな台詞を言われたら、卒倒してしまう。だから"台詞そのもの"のリーベルは存在だけで惚れる。
そんな彼女、「ブライズメイズ」にも出ているので、いつの間にやら3本もBlu-rayを持っていました。らぶらぶ❤
もとい。
「ピッチ・パーフェクト」は完璧な映画では有りません。でも、清々しい友情とアカペラによって心が洗われます。
近日3作目、最後のピッチ・パーフェクトが公開されるそうです。すっごい楽しみ。

夏の準備はバッチリ。
海洋宝探し映画「イントゥ・ザ・ブルー」と共に単純娯楽による爽快時間を楽しんでいます。
ヒロインのジェシカ・アルバがまた可愛い。彼女の完璧な肢体を拝みながら、私もあのくらい麗しくなってみせる!と遠くを見つめる私でした...
夏こそ夏映画を楽しみましょう。