なんと!先日、ナンパされちゃった!!
その方、外国生まれの方です。
私がとあるお店を出ようとすると、ひとりの男性が正面から歩いて来ました。彼は、私と目が合うと、にこっと笑って見せて、「オーラ」と挨拶しました。
私は、にこっと微笑んだのですが、その場所が出入り口だったので狭かったせいもあってなのか、彼は体をそっと寄せて来ました。
そして、すれ違いざまに腕が触れました。どん、ではなく、優しく、ぽよん、と行った感触でした。でも、私はその接触に意図を感じてしまったので、足を止め、見上げました。172cmの私でも見上げる大きさの彼。太ってはいないけれどいかにも男らしい骨太のしっかりした体格でした。
体が寄り添っていたし、相手の大きさも有って顔がよく見えなかったのですが、彼も足を止めていたせいでなんか、抱き締められているかのような気分でした。
私がそっと顔を覗き見ようと体を反らすと、彼は私の肩甲骨に手を配りました。大きな手が私の体を支えると、自分が小さくなったように思えました。
ちょっと驚きましたが、私はこう言う思わぬ出会いや触れ合いが好きなので、ちょっとわくわくしていたかもしれません。実際は状況を理解するのに精一杯だったかも。:p
覗き見た彼の表情は、とても穏やかで、優しい微笑を携えていました。
私は目で「なんでしょう?」と言ったコンタクトを計りました。すると彼は少し口を開き、少し言葉を溜めてから「話してもいいですか?」となまった日本語を投げ掛けてきました。本当は「話をしませんか?」と言いたかったのでしょうか?
彼は「そこ、私の車が有るから、そこまで行きましょう」と続けました。
私は自分が好意を持たれて声を掛けられたのでは無いかと期待する(?)気持ちと、同時にただ道を聞きたいとかその程度の事だったらどうしましょと言う考えを頭の中に廻らせながら、彼の導きのままに続きました。
彼は車に私を連れて行くと、手で「中に入る?」と表現したので、私は手を振って「やめておきます」と答えました。
彼はずっと変わらず微笑んでいました。
こう書くと下心丸出しの嫌らしい印象を持たれるかも知れませんが、全く違うんです。本当に暖かい眼で子猫でも見るように優しく私を見ているんです。
私は彼の懐に吸い込まれてしまいそうでした。きっと頬が赤らんでいた事でしょう。
「赤が綺麗だ」
「は?」私は心を見透かされたようにドキッとしました。
しかし彼の目線が反れていて、その目線を追うと、そこには紅梅が花を咲かせていました。
私が目を戻すと、彼はにこっと笑って見せました。
その際、彼は名前を言ったと思うのですが、私、ちょっと舞い上がっていたようでして、聞き返したくせに、Dの音が有った記憶はありますがハッキリ覚えていません。(T▽T)
その後、彼は私の住む街が好きである事や季節の話、それが故郷の風情とこう趣きが違うと言った話をしてくれました。
雰囲気は申し分なかったのですが、これはまるでデートの会話のセオリーを踏んでいるようで、私はどうしたものかと思ってしまいました。もし彼が私を本物の女性と勘違いしていたら、傷付ける事にはならないだろうか?と案じ、思い切って真実を告げておこうと決心しました。
そして「あの、私は性別、男ですよ。男。こんなだけど、男なんです」ここの「こんな」はジーンズの上でしたがスカートを履いていた私の「こんな」です。ちょっと胸の膨らみが有り、髪を伸ばしていて、ほのかに色付きリップを塗った「こんな」でした。
何とも罪深い。私が間違った訳では無いのに、何でこんなに罪深い気分なんだろう、私は自然と視線を落としてしまいました。
彼は何も言いませんでした。
少し。ほんの少しの時間を経て、彼は口を開きました。
「今日はとても暖かい。だから、必要なものを買いに来ました。…この信号2つ目の道を右に曲がった所に私の住んでいる所が有ります。いつでも来て下さい。このお店にもよく来ます。だから、見かけたら声を掛けて下さい。春に成ったら友達が来て桜を見て食事やお酒を楽しみます。いつでも貴方を歓迎します」
そのままでは無いけれど、おおよそこの内容を、あの濁りの無い笑顔で私に話してくれました。
私は気にしちゃって「すみません」と言うと、彼は私のすみませんの意図を察したようで、言葉を添えてくれました。
「いいや、私こそすみません。私は女性が好きだけど、君も好きですよ」と。
…ナンパされたと言うのは間違いです。:p
でも、また私を能天気に自惚れさせるには充分の経験でした。
そうして、また、更に努力を尽くして、私はまた一歩、綺麗に成るのでしょう。:p
この出会いはもしかしたら、後日談が有るかもしれません♪...さすがに無いか~♪(*´▽`*)
しかし、こう暖かい日が続くと、上着が一枚一枚と剥がれて行きます。
するとどうでしょう、コートの下に隠れていたスカートが露に!春時の薄手のスカートは装飾や柄が派手なものが多く、冬時には「気にしないもん」とやり過ごせたものの、今や、私でもちょっと抵抗が!!
当然、上も薄着になるので、胸の膨らみがどーんと立っちゃって、違和感有るほどじーっとオジさんに見詰められたりしています。
まあ、私の「これ」がたくさんの人の話題に成って、笑顔や会話を生んだなら、それこそ本望なので、最高気分です。:p
そう言えば、ここ数日、桜や梅を見に、あちらこちらへと自転車で走り回っているのですが、お陰で胸元の筋肉がぶるんぶるん震えるほどに張って凄いです。きっとバストアップ効果満々です。
バストと言えば、最近、頻繁に胸が震えます。背筋がゾクッとなる時のような感覚が胸だけに起こります。あくびをしたり、何もしていない時にも突然にブルルッと来ます。乳首の痛痒さも頻度を増していて、胸の成長が著しくなるのでは?!と期待はしていますが、女友達に聞いてみると「私はそんな経験、覚えが無いけど」と言われてしまいました…
女性ホルモン錠服用開始から196日目