久々の京都、新茶の季節ということもあり、
お茶処の宇治に行ってきました。
ここでちょこっとだけ、宇治茶の歴史を。

鎌倉時代に生産がはじまり、室町時代に将軍家や幕府の有力な武将による茶園がつくられました。

戦国時代には、日光を遮るために覆いをする栽培法を見出したことで、茶の旨みや甘みを高め、高級茶として知られるように。

江戸時代では三代将軍家光の命で、朝廷献上茶と、将軍家直用の高級茶を作るようになり、また江戸までの新茶の運搬を「お茶壺道中」として制度化し、その運搬は250年続いたそうです。

宇治の茶師は、このお茶壺道中の中核的な担い手で、宇治橋通りには、茶師の住宅や製造場の街並みが残ります。

なので、今も変わらず、
いろんなお茶屋さんがあるんですね。

もっと宇治茶のことを知りたい人は
のホームページをチェック。
さて、いろんなお茶屋さんがあるなか、
今回訪れたのは、
安政元年(1854年)創業の

中村藤吉本店

製茶作業を行なっていた明治中期の建物は、2001年にカフェに改装。宇治茶と抹茶のスイーツが楽しめます。

オープンしてすぐぐらいに来たので、
かれこれ18年ぶりかも。

スイーツメインのお店だから、お昼ごろは狙い目かな?  と思っていたのですが、小一時間ほどの待ち時間。大人気ですね。特に外国人のお客さんで賑わっていました。
なので待ち時間は、
ぶらっと平等院鳳凰堂へ行ってきました。
歩いたら片道10分なので、拝観して、御朱印をいただいて戻ると、ちょうどいい時間でした。

ランチは、生麺の茶そばや茶うどん、きつね茶蕎麦、茶の葉ごはんなどのメニューから、迷わず選んだのは、

「新茶の香り〜新茶の6つの楽しみ方〜」

これは、新茶の季節限定で、
宇治本店のみの1日限定15食。

新茶ごはん
新茶白和え
新茶生麩
新茶ゼリィ
水出し新茶
新茶ティーバック

新茶を混ぜたり、和えたりなどの、シンプルな料理ですが、新茶の香りや旨みが最大限に引き出されています。
特に、新茶ゼリィがめちゃ美味しかった。
お茶の風味が濃厚で、
甘さ控えめの餡との相性が最高でした。
相方は「生麺の茶蕎麦セット」の蕎麦大盛りを頼みました。冷つゆは京風でお出汁メインで、鰹としいたけの風味がよくきいてました。
まずは、そのままで、次に抹茶塩、そして冷つゆ。最後に冷つゆにかぼすを絞って。どれも美味しかったのですが、私の好みは、冷つゆ&かぼす。さっぱりしててよかったです。
もちろんお土産に新茶を買ってかえりました。家でも新茶を楽しみたいなぁと思います。




京都府宇治市宇治壱番10
0774-22-7800
10:00〜18:30(受付終了17:00)