とうとうブログのタイトルを変えてしまいました。
最近は年のせいか、若かりし頃に聴いていた日本の音楽に気持ちが戻ってきています。
好きなアーティストは数知れずですが、大学時代は大江千里にもハマってました。
大江千里さんは関西出身なので「六甲ガール」や「舞子VILLA Beach 」など関西の地名がタイトルになっている歌が何曲もありますよね。中でも「塩屋」という歌が妙に好きでした。
歌詞にも出てこないので「塩屋」ってなんだろう?と当時は思っていましたけど、地名だと知ってからは、こんな素敵な歌になる「塩屋」という町はどんな場所なんだろうとず~っと気になっていたんです。
今回、大阪に行く用事ができたので、足を延ばして念願の「塩屋」に行って来ました。
塩屋駅のホームで「塩屋」を聴くというミッションを自分に課し、猛暑の中はるばるミッションを遂行してきました。ただの自己満足です
「塩屋」という歌は、『相談事があって元カノに呼び出された青年が夜が明けるまで彼女の相談に乗り、朝のホームで彼女を見送る』という情景を歌った歌なのですが、一つ一つの情景描写や心理描写がせつなくて美しくてなぜか心を掴まれます。情景が浮かぶ歌って本当に名曲だと思います。
30年経ってもこうしてその場所に行きたいと思えるぐらいですから…
「悲しいよとか投げ出したいよとか
流されている日々は僕も同じさ」
「どんな理由で 昔 君と争ったか
それも思い出せなくなる」
「朝の光が包み込んだ全てに今日が始まる」
~大江千里「塩屋」より~
元カノがのりの効いた袖で始発の窓に小さく手を振ったのは、このホームなんだろうな~
JRではなく山陽電鉄だとどこかで読んだので、わざわざ山陽電鉄に乗ってみましたww
少し歩いた坂の上から見下ろすとキレイな海が見えました。
歌に出てくる彼と彼女はこの町でデートをしていたのでしょうね。
塩屋はレトロな雰囲気のある素敵な場所でした。
また機会があれば訪ねてみたいです。