カンボジアはコーヒー大国。
植民地時代からコーヒー文化が広く流入し、
今や現地の人には定番の飲み物となってます。

カフェだけでなく、屋台でも大抵売っているので
旅行者の皆さんにもぜひ飲んでみてほしいです。

ちなみに、屋台などでコーヒーを購入すると、
大体コンデンスミルクと砂糖を大量に入れられ、
コーヒーとは似て非なる激甘飲料に
変貌してしまいます。

注文時に
「オッダッスコー、カフェークマウ(ブラックで、砂糖なし)」
と注文するのを忘れずに。

ところで、カンボジアにはカフェだけでなく
コーヒー豆そのものを取り扱うお店も多いです。
ここカンポットでも、モンドルキリ産のコーヒーを販売する専門店があります。

それがここ、
「Coffee Handcraft Huot Web」です!
場所は、リバーサイド周辺、町中心部から500mほど。
フランス建築のならぶおしゃれな空間です。
店にずらり並んだコーヒー豆のサンプル。
モンドルキリ州やラタナキリ州産の国産コーヒーに加えて、ラオス産、ベトナム産、アラビカ種まで揃っています。
お茶の販売も行っています。
それぞれ香りを確かめながら、量り売りで購入出来ます。(100gから指定可能)

今回は、ラオス産のロブスタ種を購入しました。
家にグラインダーが無い場合は、
お店で挽いてもらうことも可能です。



<ここから薀蓄モード>
え?「ロブスタ種」とか「アラビカ種」
とか何が違うのかわからないって?

コーヒー豆には大きく分けて
「アラビカ種」と「ロブスタ種」がありまして・・・

日本のコーヒー店のほとんどで使用されるのが
エチオピアにルーツを持つ「アラビカ種」。
特徴は、割と酸味が強く、香りがまろやかなこと。

対して、カンボジアのコーヒーに使用されるのは
栽培が容易で値段の安い「ロブスタ種」。
苦味が強く、香ばしい香りがするのが特徴です。
日本だと安いインスタントコーヒーなどに
よく用いられている種類です。

カンボジアのコーヒー産地モンドルキリで
育つのが主にロブスタ種なので、
どこのお店も使っているのはだいたいコレ。
ラオスやベトナムもほぼロブスタ種です。
(スタバはアラビカ種を使用)

一般的にアラビカ種の方がロブスタ種より
風味が豊かで美味しい、と言われています。

ただ、個人的には、単純に好みの問題であって、どちらがより優秀というのは無いと思います。

アラビカ種でも焙煎のしすぎや酸化の進行で不味くなるものもありますから。

スタバのケニ◯ブレンドとかはもうちょっと焙煎を抑えた方がいいと思う・・・


閑話休題。


とにかく、コーヒー豆に貴賎なし。
好みに合ったものを自分で探してみるのが
一番かと思います。

カンボジアのコーヒーは、お土産としても評判!
安くて量も多いので、コスパ高いです(笑)。

カンポットにお越しの際はぜひこのコーヒー豆店を訪ねてみてください。