餌付けとは関係のない話。 | どこまで走り続けるのだろう?

餌付けとは関係のない話。

めちゃくちゃな日本語を書いている自分のことは棚に上げて、
そんなことが言えた義理じゃないという批判には耳も貸さず、
最近、気になる言葉を書いてみたいと思う。

聞くたびに、そして目にするたびに
どうにも落ち着かなくなって
お尻の辺りがもぞもぞして
やめてくれ~、その言い方はよぉ。と叫んでしまいたくなる表現。
それは「歩ってる」って言い方。

一番最初に見たのは、けっこう人気のある漫画家
M村Sとる氏の漫画の中だった。
最初はね、誤植だと思ったの。
シリアスなシーンなのに、こんな誤植しちゃってぶち壊しじゃん。
漫画って校正とかしないのかしら?
してればその段階で気付くはずだけどな~なんて思ってたわけ。

仕事人は集英社の漫画雑誌の愛読者。
コーラスとかヤングユーはほぼ毎月読んでいる。
そして今月号の別の漫画家さんの作品でも
この表現を見つけた。
ここに来て、ああ、アレは誤植ではなかったんだなと気付いた。

そして、この表現をよくするのが嫁。
嫁も私も地方出身者、
なので、これはもしかしたら方言なのかもしれないし…と思って
あえて指摘したことはなかった。
そして、他に2~3人からもこの表現を聞くに至って
あれ?これっていつの間に日本語として定着したのかしら?と思うようになった。

これが方言なのなら、別に何の問題もない。
ただ、私が知る限りではそういう方言は聞いたことがないので
もし、これはどこどこの方言だよ。ってご存知の人があれば教えてください。
そのときには自分の不勉強を恥じます。

そして、嫁や他の人が使っている分には問題はない。
私が知らないだけのいわゆる『若者言葉』に属するものなのかもしれないしね。
表面は若ぶっていても、中身はオバチャンなので
若者の文化には疎かったりもする私だし。
でも、どう考えても私より年上の漫画家の作品で
しかも全編標準語で流れていくセリフの作品で、
そこだけが方言で書かれているとは思い難いのだ。

「歩ってる」(変換するのも大変だぞ!/笑)と書かれるたびに
ちゃんと「歩いてる」って言えよ、気持ち悪いぞ。と思ってしまう。
発音してみても、そんなに時間が変わるわけでもないから、
それが省略形なんだとしても、
こんな省略はすること自体が無意味に思えてならない。

この先、どういう人とどういう運命になっているのかは分からないし、
もう、2度目はないかも?とも思うんだけど
もし自分の理想どおりの人が現れて
運良く自分の事を気に入ってもらえて
いざ、結婚。とかなった場合に、相手がこう言う。
「君と一生、一緒に歩って行きたい…」

………
OH!!NO!!
どんなに理想の人であっても、多分、その時点でアウト。
「他にいい人見つけて、幸せになってね。」って言っちゃうと思う。
例え、それが一番好きな選手であっても
たとえ、きみひとであっても、嫌って思ってしまうだろうなと思う。

そういえば、私はいわゆる『ら抜き言葉』もあんまり好きじゃない。
可能をあらわすなら「食べれる」じゃなくって「食べられる」って言えよ。と思う。
不可能をあらわす時にでも、「それは食べれない」って言われると
そうか、そうか。そんな表現しか出来ないお子ちゃまだから、
大人の味が分からなくて食べられないんだろうよ、きっと。とか思ってしまう。
かなり、乱暴な論理であることは承知だけどね。

食べる物って言えば、好き嫌いの多い人も苦手だったりするんだけど、
それはまたいずれ。