今日の餌付け状況 | どこまで走り続けるのだろう?

今日の餌付け状況

仕事をするにあたっての仕事人のモットーは
『出来るだけ平和に穏やかに仕事をしたい』ということ。
仕事場にはいろんな業者が出入りしてるが、
いくら「こっちの立場が上」なのだとは言っても
その権力を振りかざしてつっけんどんな対応をしたりすることは私の信条に反する。
そういう意味では女王様は、私の反面教師だ。
時々(あんなに「毎日が生理日」みたいにキィキィ言ってるのは辛くないのかな?)と考えたりする。
(なめられてはいけない)という気概は伝わってくるが
なんだかその姿に、かなり無理があるようなというか
「必死に虚勢張ってます」みたいなカンジがにじみ出ている気がするのだ。
他人様の姿を心の奥底ではこういう観点で眺めているのだから、
私も相当冷たいヤツよな、と思う。
そう、私ってばけっこう、やなヤツ(笑)

女王様を反面教師にしているおかげか、私は妙に業者から受けが良い。
仕事場に着き、建物の中に入る前から
声を掛けてくる、ある業者のお兄さん。
なぜかいつも余ったプリンやシュークリームなどをくれる。
しかも、うちでは扱ってない高そうなやつ。

☆本日の餌付け状況☆いつもありがとう篇
抹茶プリン、エクレア、シュークリーム→自分
「ワシは姐さんのファンやからな」
いつもそう言ってくれてますが、果たして本当なのでしょうか?
例え「お愛想」であっても、そう言ってもらえるのはちょっとうれしいけど。

そして中に入り、きみひと発見。
今日も元気そうだ。
そう思ったら大きなくしゃみ。
あ~、もしかして風邪うつしてしまった?
↑(注)何もうつすような行為はしていませんよ、念のため。ま、言うまでもないけどさ(笑)
でもくしゃみはその時だけで元気そう。
よかった、ライヴの前にうつしちゃったら大変だものね。

今日も一日、新人のおっさんの子守りで過ぎていく。
やる気も根性もなく努力もしない人間に仕事を教えることに
広大な砂漠に如雨露で水を撒くようなやるせなさを感じる。
はぁ、いつになったらこの人に仕事を任せられる日が来るんだろ?

キレかけると逆にがんばる天邪鬼は
バッカン5枚持ちなんて事までして早く終らそうとする。
だって~、冷えたらツライじゃん。
早く休憩室でぬくぬくしたいのよ~。
なのに、帰りに呼び止めるんだな、デコポンが。
話の内容は新人の状態について。
「どうですか?率直に言って、彼は?」
「…あきません…って言うのは早すぎるかもしれないですが…シンドイっすね。」
「ああ、やっぱり…」
やっぱり~~!!!
そう言うくらいなら、なぜもっと早く見切りをつけてくれないんだ。
その後長時間に渡り、いろいろと話し合った果ての結論は
「とりあえず今月いっぱいは『優しいモード』で指導してください。」とのお達し。
はいはい、逆らえるほど偉い立場でもないし、
「教えてやれ」と言われたらそうするしかないんだから、教えますよ。
しかし、一ヵ月後に『やっぱりあかんかったわ~』ってなった場合、
その間、私がつぎ込んできた労力は無駄になるわけだな。
しかも考えれば考えるほどその公算は強そうだし。

あ~、もうあんまり先のことを考えるのはやめよ。
考えたって…無駄なモンは無駄。


はっ、そのとき重大なことに気付く。
胸の内に去来した大きな疑問。
職場では『完璧なおとなしく優しい女性』を演じてきたつもりだったのに、
本当はそうじゃないって、なぜデコポンごときにバレてるの?
…自分が絶対に女優にはなれないことが分かったメモリアルディ(笑)

☆本日の餌付け状況☆車中篇
今日は仕事中に食べる間がなかったらしく、
餌は帰りの車の中で食べてくれました。
・明治ショコット(だったと思う)
私的にはポポロンの皮のやわらかさの方がいいと思うけど、
「これはこれで美味い」と言ってくれました。
あとの品物はお持ち帰りにつき感想聞けず。
しろくまプリン、美味しかったのかな~?気になる。

車の中では「きみひと出張餌付け計画」についての打ち合わせ。
今度こそは来てくれるみたい。うれしい。
早速嫁に報告しなくては。
あと、私があげた指輪をライブの時に付けたままにすることを
かなり強引に約束させる。
イヤかも知れんが、見に行けない私の代わりだと思ってくれぃ。
それにしてもライヴが月曜ばかりっていうのはかなりツライ。
本当は見に行きたいんだよ~、ドラムを叩くきみひとの幸せそうな顔。
でもすごく忙しいのが分かりきってるだけに、休みを取る勇気がない。
あとで女王様に何言われるか分かったモンじゃないしね。。。
いつかもっともっと行きたい気持ちが高ぶってしまった時
そのときこそは何の憂いもなく休めるようにしておきたいから。
だから、今回も我慢、我慢。
う~、でも禁断症状が出そうです。

別れ際におまじない。
きみひとの手に念を込めて「いい演奏が出来ますように」と祈る。
文章も苦手、喋るのも苦手。
そんなきみひとが見つけた「音楽」という言葉。
その言葉で一人でも多くの人に何かを伝えられますように。

昔、あるミュージシャンの曲を聴いて
そのバックグラウンドも何も知らなかったにも関わらず
涙が出て止まらなくなった事がある。
ほんのワンフレーズの演奏、なのに
100万の言葉で語られるより、強烈な印象を受けた。
音楽にはそれだけの力があるんだ、すごい。そう思った。
その曲を聴いて涙したのは、私一人だけだったかもしれない。
でも、それでいいんじゃないかと思う。
何人の人間を集めたかではなく、
たった一人だけにだとしても「本物の感動」を与えられること。
むしろその方が大切なんじゃないかと私は思う。
いつの日かきみひともそうなれますようにと願う。

なんだか大上段に構えた言い方になってしまった…。
恥ずかしいので今日はこれまで。