こちらのお話で、

うつを卒業したときとできなかったときの違いは

自分を責めているか責めていないか

だとお伝えしました。

もっと細かくお話すると、

責めはしたけど、

それを知ることでいつの間にか責めなくなっていた

が表現としては正しいです。

じつはこのお話、

何度も書き直しました。

どうやって書いても伝わりづらくて。

でもどうしてもお伝えしたくて、

わかりづらいことを承知でお伝えします。

前回のブログでいちばんお伝えしたかったのは

わたし今、自分のこと責めてるかも

と気づいてあげてください。

という部分です。

けっして、

責めてはいけないということではありません。

うつや生きづらさを感じている方は、

自分を責めていることにすら

気づいていない方が多いんじゃないか…

そう思うからなんです。

わたしは、そうでした。

「こんなこともできない自分はダメ」と責め、

「自分を否定してしまう自分はダメ」と責める。

無意識にこれを繰り返していました。

自分を責めてしまう自分も責めるので、

終わりがありませんでした。

こんなふうにしか思えない自分は、

しあわせになんてなれない。

だから自己啓発本が大嫌いでした。

こんな自分から変わりたい。

そう思って本を手にし、読み進めても、

いつも同じ気持ちになりました。

言ってることはわかるけど、

そうできないから困ってるんじゃん。

変わりたい

↓

本を手にする

↓

読む

↓

わかってもそうできない

↓

そうできない自分を責める

↓

自分を責めた自分をまた責める

この繰り返し。

この例えに限らず、

やろうと決めたことができなかったとき、

周りと同じようにできなかったとき、

どんなときもそうですが、

責める

↓

自分を責めた自分をまた責める

の繰り返し。

で、あるとき

「自分を否定しないでくださいね」

と言われたときに、イラっとしたんです。

そんなこと言われたって、

否定しちゃうから困ってんじゃん！

それができたら悩んでないよ！って。

ひねくれてるだけかも…

でも、綺麗事言うなよと思ったのも事実。

そんなとき、

地元の友人と十数年ぶりに連絡を取る機会があって、

わたしがうつだと知ると、

ー自分も悩むときはあるけど、

ネガティブはムリにポジティブに変えてでも、

楽しく過ごすように意識してるー

とメッセージが送られてきました。

わたしを励ましてくれた、

友人なりの言葉だとは知りつつも、

ムリにポジティブって…

うつのわたしの方がよっぽど健康的な気がする。

そう思ったんです。

そのとき、

「自分を否定しないでくださいね」

の言葉にイラっとした意味がわかりました。

あるものをムリになくそうとするから、

おかしいんだって。

そのときに

受け入れなくたって

「知る」だけでいいのかも？

そう思ったらラクになりました。

自分を好きになれない自分、

自分を責めてしまう自分を、

だからわたしはダメなんだ、とさらに責める

どうしても、

わたしはわたしを受け入れられない。

「受け入れたらラクになりますよ」

そう言われても、

どうやって嫌いな自分のこと受け入れるんだよ。

いつもこのループにハマっていました。

だからあえて

「受け入れなくていい」としてみました。

わたしにとって「受け入れる」は

ものすごくハードルが高いもので、

どうしても反発してしまうことだった。

イヤなのに、

わたしが折れて受け取るようで…。

でも「知る」だったら…

「知る」って、対等な感覚で、

知ったあとどう捉えるかはわたし次第。

抵抗なくできることでした。

それからは、

「今、自分のこと責めてるな…」

「こんな自分嫌いだよね」など、

「知る」ことに目を向けるようになりました。

ときには、

そのときの状況や背景も詳しく書き出して。

気づいたら自分のこと、

ほとんど責めることはなくなっていました。

自分のこと好きとは言えないけど、

嫌いでもない。

わたしってこうなんだな、

そう思えるようになっていて、ラクになりました。

わたしね、思ったんですけど、

マイナスのループにハマるのって、

わたし今こんなにつらいんだよ！

わかって！気づいてよ！

っていう、

「自分から自分へのアピール」

なんじゃないかって思うんです。

どこかで身につけた、

マイナスな感情はいけないという思い込み。

つらくてしかたなくても、

甘えるな！わたしがダメなんだから！

と、責めることで、

自分の本当の気持ちを無視してました。

でも自分は自分に、

こんなにつらいんだよ！って気づいてほしい。

だから無視されたその気持ちは、

癒されることなく知ってもらえるまでうずく。

そんな感じなのかなーと思います。

ぜひ自分を知ってあげてください。

うつのときはとくに、

自分を責めることが多いのではと思います。

できてあたりまえのことができないから。

（あたりまえと思い込んでいる）

思うように、

カラダもココロも動かないのがうつです。

きっと不安でいっぱいですよね。

わたしもそうでした。

これからどうなっちゃうんだろうって、こわくて、

こんなふうになってしまった人生に嫌気がさしたり。

そんな自分の声を、

ちゃんと知ってあげてくださいね。

本日も最後まで読んでくださって、

ありがとうございました

責めちゃいけないと思うよりも大事なこと