ときどき、出来事に対しての
まわりとの反応に、ズレを感じることがあります。
わたしって、
もしかしたらイヤな奴なのかもしれない…
そんなふうに、思ってしまったり、
まわりの反応が理解できず、
わたしだけ…と孤独を感じてしまったり…
今日はわたしのそんな出来事を、
お話したいと思います。
数年来の知人たちが、
みんな「いい人」だと言うAさん（仮）。
わたしも何度かお会いしていて、
「いい人」であることはわかっていたけれど、
みんなのそれとは温度差を感じていました。
Aさんは
まっすぐで純粋、素直で感激屋さん、
争いごとが嫌いでいつも笑顔で、
みんなから可愛がられている人。
本当に素敵な方です。
わたしもそう思うのですが、
どうしてもみんなの「Aさんはいい人だよね！」とはズレを感じていて、輪に入れていない感覚があったんですね。
で、あるとき、それまでよりも、
密にAさんと過ごす時間があって、
Aさんもみんなもわたしも、
楽しく過ごしていたのだけれど…
わたしはAさんに、
なんとなく違和感を感じていました。
褒めてくれるし、感謝してくれる、
「ありがとう！」って返すんだけど…
違和感、しっくりこない、素直に受け取れない。
なぜかというと、
褒めている理由、感謝している理由が、
不安や認められたい気持ち、
嫌われたくない、嫌われたら怖い、だったから。
そんなに無理して褒めてくれなくても、
イヤになったりしないよ…
そう思ったら
「ありがとう！」と返す顔が引きつってしまって。
引きつった顔、気づかれたら嫌な思いさせちゃうよなーって思ったから、
「そんなに褒めてくれなくていいよ！」
「そんなに感謝されることしてないよ！」
そう返したんだけど、
「そんなことない、ますともちゃんはすごい！」
って…。
もう「ありがとう！」って返すしかなくて。
でも「ありがとう！」を返すのも、
矛盾してるとエネルギーを倍使う気がして、
ぐったりしてきてしまって、
早くこの時間終わらないかなーって
そう思ってしまったんです。
こうなってしまうと、
違和感が不信感に変わるというか…
その人といることが、
ただただしんどいことになってしまう
さらに、
どうしてみんなはそう感じないんだろう…
と、ズレを感じたりする
ただ困ったことに、
Aさんはわたしを傷つけたいワケじゃない。
だからわたしも傷つけるのは本望じゃない。
それにみんなも大好きなAさん。
みんなはAさんの中の、
不安や恐怖は知らないよね…
ということは、
たとえ傷つける目的じゃなくても、
もし、褒められたことをスルーしたら…
みんなから見るとわたしがひどい人になるよね⁈
不安ですよね？
って言われたくないだろうし、
わたしが感じてること言っても、
Aさんのほうが信頼厚いから、
思い込みの激しい子だと思われて終了だろうし、
もはやわたしの中でAさんは素直じゃないし、
悪意はない、それはわかるし、でも疲れる、
そもそも「いい人」って何？何基準？
と、
どうしたらいいのかわからなくなって、迷宮入り。
褒められて、感謝されて、なぜかぐったり。
で、一日中、
違和感と不信感を抱きながら過ごしたワケだけど、
ふとね、
こういう感覚、昔にもなんどかあったなーって、
思い出したんです。
物理的には輪の中にいるんだけど、
気持ちの中ではその輪に入れてなくて、
少し離れたところでその輪を見てる
そんなイメージ。
このとき、
みんなが「いい人」って言うのに、
わたしは同じように「いい人」だとは思えなくて、
こんなにしんどくなったり、
不信感を抱いたりするのは、
わたしが冷たいイヤなやつだからなのかな、
どうして素直に喜べないんだろう、
どうして粗を探すようなことしてしまうんだろう、
嫌いじゃないのに、どうして。
って、自分を責めてました。
今はさすがに自分を責めることはしないけど、
自分の感じたことを信じて、
心地よく過ごすことを選ぶということは、
嫌いじゃなくても、
物理的にその輪から離れるってことで、
離れる理由も説明できなくて、
理解されることもなくて、
ただ離れた人になるんだなーと思ったら、
ものすごく孤独を感じました。
この場合、離れずにその場にいても、
気持ちの中では孤独なので同じなんだけど。
誰も悪くないからこそ、
こんなときの自分への対応を考えておかないと、
ぐったりして使いものにならない時間が増えるだけだなーって思いました。
「集団に巻き込まれない」4コマ漫画は、わかるなーと思って読ませていただきました。
今回のことが、
このことに当てはまるのかはわからないけれど、
HSPならではの目線でもあるのかな。