大船の駅から大船中央病院方面に少し歩く。周りにはあまり飲食店は無い。けれど、この辺りはこういうロケーションで旨い店があるんだな。
「焼肉よし」という焼肉屋初訪問。



入口を入って一人であることを告げると正面奥のカウンター席に案内された。
焼肉屋のその昔は、七輪が当たり前だったのだけど、この店は見たこともないロースターがある。すると、女性スタッフが席まで来てくれて解説をしてくれた。



肉を焼く熱は、ガスと遠赤外線を併用していること、網の部分には、水が循環していて肉が焦げ付かないように熱をコントロールしていること等。焼肉に付き物の煙も機械の中に吸収されているみたいで、店内には煙やにおいも感じない。
◯ 塩ホルモン焼ランチ ¥1,650を注文
サラダボールにキムチが二種、ごはんにワカメスープ
ホルモンは、ハツモト、上ホルモンとレバー
サラダの中にクレトンのような形でさっくり甘いのが入っていたが、さつまいもとのこと。
メインのホルモンにもさつまいもがついていた。
例のロースターで焼いていく。




ハツモト
熱が加わると広がってシマチョウをスルメにしたようになる。今まで食ったことがない。焼き鳥のハツモトとは全く違う。食べてみるとコリコリ食感で、ナンコツでも上ミノとも違う噛みごたえ。ホルモンは、食感(触覚)、噛んだときの音(聴覚)が楽しめるが、このハツモトもそうだな。
レバーは見た目だけでもうまそう、いかにも新鮮そう。これは焼きすぎでかたくならないように、ささっとひっくり返して食べる。噛んだ瞬間にサクッと歯が入った後はとろけるように喉に進む。この食感も驚きの旨さだ。
最後に置いていたのが上ホルモン。マルチョウの倍くらいのサイズで、大トロ(脂付き最上級) 旨味あふれてとてもジューシーだ。しっかり焼いて口に入れると旨味たっぷりの脂が口いっぱいに広がる。これは悪魔的なうまさ。
ビールを飲みたいところ、グッと堪えた。
焼いている間も、女性スタッフがあれやこれやと気にかけてくれ、いろいろ教えてくれる。
ちなみにここの提供料理は全て自家製であることと、塩ホルモンは全て牛であることを教えてもらった。
この歳になっても、まだまだ知らないこと、新たな情報にうれしくなる。
この店には、仲間と共に夜にも来たい。