お笑いコンビ「霜降り明星」の粗品氏と元「雨上がり決死隊」の宮迫博之氏のやりとりが話題となった。テレビとYouTubeという異なるプラットフォームで活躍する芸人たちの間で、互いに刺激を受けながらも、新しいエンターテイメントの形を模索していることが浮き彫りになった。


4月12日に放送された「酒のツマミになる話」での粗品氏と宮迫氏のやりとりは注目を集めた。粗品氏は「YouTuberは面白くない」と切り込み、宮迫氏を呼び捨てにして、「芸人なのに『YouTuberおもろい』って言っているヤツ、めっちゃ嫌いで」と批判。周囲の芸人からは、このコメントは先輩芸人へのものではないと指摘されたが、粗品さんは「芸人を辞めたのだから先輩ではない」と反論した。

宮迫氏は4月18日に公開されたYouTube動画で応戦し、「何一つ怒ってはいない」としながら、「会社を辞めたら芸人ではなくなるのか」と応酬。その一方で「名前を出してくれること自体がすごく感謝。」とも語っていた。

また、5月28日に人気YouTuber・**ヒカル**さんのバースデーイベントが開催された際、粗品さんは批判した。
これは「テレビに出てた時の俺を超えてから言え!」「『アメトーーク!』みたいな番組、作ったのか?」とのコメントに対してのもの。さらに、31日放送のラジオ番組「霜降り明星のオールナイトニッポン」で、宮迫氏のコメントに反応した粗品氏は、相方のせいやさんと共に盛り上がりを見せた。せいや氏が「やっぱり『アメトーーク!』みたいな番組作ってないから......」と言うと、粗品さんは手を叩いて爆笑。せいや氏からも「『アメトーーク!』を早く超えるように」と返された。

この一連の出来事は、芸能界の先輩と後輩の関係性、そしてメディアの変化に適応する芸人たちの姿勢を浮き彫りにしている。我々国民にとっては対岸の火事であると同時に、芸人たちの間の絆や相互尊重の精神を示す手本でもある。今後も彼らの活躍から目が離せない。