日本の声優業界は、華やかなイメージとは裏腹に、不倫やセクハラなどの問題が表面化している。最近、声優・古谷徹氏と37歳年下の女性、A子さんとの不倫が報じられた。古谷氏はアニメ『機動戦士ガンダム』のアムロ・レイ役などで知名度を持つ大御所声優だが、彼の身勝手な振る舞いが明るみに出たことで、多くのファンがショックを受けている。


声優界での不倫は決して珍しいことではない。一流声優である櫻井孝宏氏やLiSAの夫で人気声優の鈴木達央氏も過去に不倫が報じられているが、報じられているのは氷山の一角に過ぎない。セクハラも多く、女性声優たちは水面下で注意喚起されている。


声優業界は閉鎖的な体質を持っており、トップクラスの声優たちもオーディション会場やレコーディングスタジオと自宅を行き来する日常を送っている。異性のファンからちやほやされる一方で、恋愛感情を勘違いした役者がファンに手を出すケースも少なくない。また、昔の映画業界のように、演技指導を名目に若い女性声優がプライベートで呼び出されることもある。


声優業界での問題行為に対して声を上げることは非常に難しい。ベテランの大御所声優や作品のキャスティング権を持つ人々は絶対的な発言力を持っており、ハラスメントを拒む雰囲気はない。この閉鎖的な環境を改善し、声優本人やスタッフを守るための体制作りが必要だ。


夢のある業界であってほしいと願うが、コンプライアンスを重視し、業界全体で価値観をアップデートすることが求められている。