この時の私の宿泊先は
                   マニラ市のマカテイ広場に面した
                   緑豊かなXXガーデン00でした


  いつも通り
  早朝から
  チェックアウトの
  準備を万端整えて
  部屋を出るには
  少し間がありましたので
  高層階の自室窓から
  何気なくマカテイ広場を
  見下ろしました。

  当日予定したチェックアウトタイムは
  午前9時でしたので、
  広場を見下ろした時刻は、
  午前8時過ぎだと思われます。

イメージ 1

                    この写真は本編とは関係ありません
                    但し、人々が集まる様子は酷似しておりました


   「おやぁー」

  毎朝見慣れた広場の様子が
  いつもと違うなと
  少し違和感を覚えました。

  人の動きが早く、
  何かの集会でもあるのか
  次から次へと人々が集まり
  何処から人が湧いてくるのか
  あれよあれよと思う間もなく
  集団になって
  私のホテル方向へと
  集まって来ました。

  私は直感で

   「これは何かあるなぁ」

  と不安を覚え
  既に準備してあった
  荷物を手に取ると
  急ぎフロントへと向かいました。

  会計がそろそろ込み始める
  時間帯でしたが、
  
   「00号室のXXですがチェックアウトを
    30分ほど早める事にしました」

  と言いながら、鍵をフロントへ戻すと、
  
   「予約した車の準備を急いで下さい
    準備が出来次第空港へ向います」

  とお願いして、直ぐ隣の会計カウンターで
  急ぎ支払を済ませると
  配車をロビーで待ち受ける事に
  しました。


  当時このホテルは、
  日本航空が直接ホテル経営に参画していた
  JALホテルシステムの1館で、
  当然JALクルーもこのホテルを使用しておりました。


イメージ 2

                    この写真は本編とは関係有りません


  私が腰をおろした周辺には、
  制服姿のJALコックピットクルーや客室乗務員達が
  三々五々集まって、楽しそうに談笑をしておりました。

  正面に向って右側の出入り口を見ると、
  JALのクルーバスが既に待機しており
  いつでも飛行場へ向けて出発が出来る態勢に
  なっておりました。