何年か前に室町時代の太刀を白鞘の状態で購入したのだが、

折角だから拵えを作りたい、でも正式な太刀拵えを作るのはちょっと大変だし山鳥毛のような合口拵えにしようと思い立って早一年

ようやく完成した。

 

 

 

 

 

刀身の刃長は二尺四寸程度

柄長さは八寸五分

下げ緒は小桜の鹿革

柄は革の平巻き

目貫は現代物の虎

縁金は江戸時代の物

 

元となった山鳥毛のオリジナルの拵えはこちら

 

下地は濃州堂にお願いして

平巻きでお願いした柄巻きは京都の松田様にお願いした。

こちらの柄巻師さんはいつも素晴らしい仕上がりのため、

ここぞという柄巻きをいつもお願いしている。

https://ameblo.jp/tommy1029/entry-12704017154.html

 

そして鍔がないのと軽い太刀なのもあって

驚異の軽さ、なんと鞘を払って730グラム。

片手で楽々振り回せる(観賞用なのであまり振り回したくないが)

 

自分が作業をして拵えを作った訳ではなく職人さん達が頑張ってくれたお陰様だが

色々考えて時間をかけた分達成感がある。