長船助光刀匠に三尺三寸の刀の作製を依頼しているのだが(写真は三尺三寸の居合刀)

 

打ち下ろし刀身のみで1.6キロ程になる予想で重くなるので樋を入れてしまおうと思っている。

 

樋を入れると、応力の関係で後々曲がってしまう可能性が高いが、重すぎて振り回せない飾りにしてしまうよりは使い捨てにするつもりで良いから軽くしておきたい。

(毎日ジムに通ってゴリゴリマッチョになれば簡単に振り回せるかもしれないが笑)

 

樋入れは助光刀匠に依頼すると外注に出すようで、5万円程だそうだ。

池田美術も税込55000円。

そして刀部は31600円、最安値。

 

しかし刀部は諸工作基本料として5000円がかかるため、樋入れのみを依頼した場合31600円+5000円で36600円。

 

基本料がもったいないからハバキ作製も依頼してしまおうかなと思う。

 

研ぎについては助光刀匠の抜刀研ぎが一番安いだろう。

長さがある分多少料金はかかるだろうが、それでもどこの研師に出した場合より安いだろう。

 

打ち下ろしの三尺三寸刀を伝統研師に出した場合、通常の研磨料+打ち下ろし研磨料で三割増し+長さの分の上乗せとなるのでかなり高額になる。

手間暇技術を考えれば当然の料金だが。

 

問題は拵えだ。

刃渡り三尺三寸、柄長さ一尺三寸の予定だが果たしてこんな長い鞘を作れるのだろうか…

 

鞘塗りも柄巻きも素材も手間暇も通常の刀より、ずーっとかかる。

つまり料金もかかる笑

 

最安値で本歌の拵えが作れる池田美術の本歌拵え作製もとうとう値上げとなった。(それでも本歌の拵えとしては最安値)

 

本当に安く済ませるのであれば

助光刀匠による抜刀研ぎ

刀部での樋入れとハバキ作製

池田美術で居合拵えの柄+本歌の鞘作製

という構成になるが、抜刀研ぎで5万円+樋入れとハバキ作製で68500円+柄作製で6万円+鞘作製で10万円、あくまで予想だが合計28万円程になるか。

 

三尺三寸刀の研ぎから外装作製としてはかなーりお安い!

 

これに打ち下ろし刀身代を加味しても、打ち下ろし現代刀の三尺三寸刀としては破格ではないだろうか。

 

もうちょっと柄や鞘塗りや研ぎに拘り出すと、料金はあっという間に何十万と上乗せになるだろうが笑

 

この間作製してもらった二尺四寸の助光刀は柄や鞘作製の工作に出ている、出来上がったら竹試斬に使う予定だ。

 

この二尺四寸刀も依頼してから一年以上経ってからの完成だったので

三尺三寸刀はまだまだ先になるだろうからじっくり構成を考えようと思う。