外用薬_ハイドロキノン

 

おはようございます♪

 

いつもブログを見てくださり、ありがとうございますトイプードルピンク音符

 

日差しが強くなってくると目の下のシミやくすみが気になるという方も多くなるはず。

 

こんな時、レーザー治療は高いし通う時間もない!という方は、外用薬での治療をオススメされたことはありませんか?

 

クリニックで処方された外用薬を正しく使って、シミのケアを始めてみるのもアリですね♡

 

 

シミを消したいならハイドロキノンがポイント!?

しみの原因であるメラニン色素を作らせなくする漂白剤です。

 

しみの治療としては、トレチノインでメラニン色素を外に押し出し、ハイドロキノンで新しいメラニン色素をつくるのを防ぐのが効果的です。

 

ハイドロキノン単独でなく、トレチノインとの併用をお奨めします。

 

市販されている、いわゆる美白化粧品は、このハイドロキノンに比べて成分の作用が非常に弱いものです。

 

 

トレチノインとの併用がおすすめ

トレチノインとは、ビタミンA(レチノール)の誘導体で、ビタミンAの50-100倍の生理活性を有しています。

 

トレチノイン(レチノイン酸)は米国ではしわ・ニキビの治療医薬品としてFDAに認可されており、非常に多くの患者さんに皮膚の若返り薬として使用されています。

 

もともと血液中にごく微量流れているものなので、アレルギーを起こすことはありません。

 

この肌再生効果のあるトレチノインと、協力な漂白作用のあるハイドロキノン、美白効果のある吸収型ビタミンCローションを組み合わせて治療を進めていきます。

 

<トレチノインの肌への作用>

  • 皮膚の角質をはがす。
  • 表皮の細胞をどんどん分裂・増殖させ、皮膚の再生を促す(ターンオーバー活性)。
    (その際表皮の深い層にあるメラニン色素を外に押し出します!)
  • 皮脂の分泌を抑える。
  • コラーゲンの分泌を高め、皮膚の張り・こじわの改善をもたらす。
  • 表皮内の粘液性物質の分泌を高め、皮膚をみずみずしくする。
 
<注意事項>
 

妊娠中・妊娠予定の方は使用できません!ビタミンA誘導体により、胎児への奇形のリスクを高める可能性があります。

トレチノインは、強力な作用のある薬剤のため、使用すると反応性の皮膚炎が起こります。皮膚が赤くなったり、ぽろぽろと角質が取れてきますが、これは、薬かぶれなどのアレルギー反応ではなく、むしろこうした反応が出ていれば、トレチノインの効果が出ていると考えられます。適度な範囲であればまったく心配ありません。

皮は無理にむかずに自然にはがれるのを待ってください。治療を開始して1週間たってもまったく赤くならない場合は、薬の成分が作用していない可能性があります。ご相談ください。

肌の角質をとるトレチノイン治療をしているときには、ハイドロキノンはしみるためヒリヒリしたり皮膚が赤くなったりすることがあります。刺激が強い場合は、トレチノインを一時休んで、ハイドロキノンだけを使用してください。痛みが強すぎる、血がにじんでくる、ひどくしみる、赤くなりすぎるなどの症状が出た場合は、トレチノインを中止して、診察をお受けください。(ハイドロキノンは、使用していて大丈夫です)

 

 

ハイドロキノンとトレチノインが有効なもの

  • 老人性色素斑・・30歳代以降、出現してくる、比較的濃い茶色の輪郭のはっきりしたしみ。最もよく見られるしみです。
  • 炎症性色素沈着・・傷、やけどなどの炎症のあとにできるしみ。
  • 肝斑

有効だが時間がかかるもの

  • そばかす、茶色いほくろ
  • 扁平母斑・・生まれつき、もしくは思春期に発生するしみ。薄い茶色から、かなり濃い色のものまであり、黒い毛を伴なうものもある。

取れないもの

  • 黒いほくろ、生まれつき存在する黒色のあざ
  • 老人性ゆうぜい・・加齢に伴い現れるいぼ。茶色からこげ茶色をしており、盛り上がっている。
  • 手のしみにも、トレチノイン治療は行えますが、顔と比べて皮膚の再生が遅く、また皮膚の性質としてトレチノインに対する反応が鈍い上、家事などで薬の成分が奪われやすいため、難しく時間がかかります。