5月23日、スルーメイカー渾身のニューアルバム、「Destiny」がリリースとなりました。
思えば昨年、「レコーディングをやって、1stアルバム未収録の曲を全部残そうじゃないか」と決起集会をやったのが5月でした。それからちょうど一年かかりました(笑)。
このアルバムは配信のみの提供です。Amazon Music、Apple Musicなど一通りのサブスク配信サイトで検索していただくと出てくると思います。サブスク契約してないよ、って方にはSpotifyがお勧めです。広告は入りますが、無料で登録ができます。
来月は久しぶりのライブもあります。6/28(土)、いきものがかりを輩出した本厚木サンダースネークでございます。
さてではドラマー目線の曲解説行きます~。初心者ドラマー以外読んでも面白くありません(笑)。飛ばしてOK(笑)。
Sympathy Now
1曲目にふさわしいドライブ感満載、ワタクシもお気に入りの一曲です。手数が多く最初から最後まで叩きまくり、叩き手としては実に気持ち良い曲です(笑)。
特にAメロはギター、ベースも弾きまくりで、下手するとゴチャゴチャしがちなところですが、四分音符のカウベルのおかげでまとまったと思っています。
明日ににに
意味の分からない曲名ですが、ちゃんと意味があります。でもここでは言えません(笑)。
この曲のドラムはとにかくシンプル、リズムマシンのように同じフレーズを延々と叩いています。ドラマーとしては同じリズムが続くと飽きてしまうものですが、なぜかこの曲のリズム、気持ちよくていくらでも叩き続けられちゃうんですよね、不思議ですね。
この曲注目ポイントはリズムのハイハットです。ずっと固くクローズにしています。左足を刻んでリズムキープするドラマーも多いと思いますが、この曲のようにクローズドハイハットを刻んでいる時にそれをやると、ハイハットの音色にばらつきが出てしまします。だからハイハットを踏んでいる左足のテンションは一定になるよう心掛けています。
Room609
これ以上ないほどストレートなロックナンバーです。ドラムももうひたすら叩くだけって感じ。
ただしメリハリには気を配りました。イントロやサビからAメロに移行するところ、ここで音をビタっと切るのがポイントです。ここで音をビタっと切るから、それに続くAメロのドラムのだけになる部分が活きてくると思っています。
I See
歌詞の通り、ひたすらリズムマシンのように淡々と叩く曲です。でもこれもやはり叩いていて非常に気持ちよく、なんならアタマのシンバルすら叩きたくないくらいずっとリズムを刻んでいたくなります(笑)。
曲の最後、フェードアウトに向かう部分でドラムのフィルインがどんどん派手になっていくって、フェードアウトあるあるだと思いませんか?(笑)
EAST
オリエンタルな雰囲気のこの曲、イントロからサビに向けて盛り上がるように、徐々にリズムパターンを変化させています。
バスドラの16分連打が特徴的ですが、二つ目の頭になる音が弱くなっちゃわないように意識して踏んでいます。
VOICE
ドラムのリズムから始まるミドルテンポ3連系の曲ですが、譜割が解らなくなるよう計算して作ったフレーズです(笑)。
リズムはハイハットを固く締めタイトになるよう心掛けました。んで、時々入るハイハットオープンを強調して、ベースやギターの空白の穴埋めをしている感じです。
Destiny
アルバムタイトル曲です。静か目だけど変わったアレンジで、トリオ編成のバンドでこんな感じの曲もできるんだなぁという発見をしました。
リズムパターンもちょっと変わっているんですが、今考えるとこれしかない、って感じでとても気に入っています。
エンディングでラテンリズムになるのはワタクシのアイディアでした。
Today Peace Tomorrow War
最近、ライブの定番ラスト曲になっている、客席みんなで大声を出す機会のある曲です。リハをやってて、曲の始まりで「これ、カウント要らなくない?」と、ライブではカウントナシでいきなり始まります(笑)。
Aメロのリズムのハイハットはあえて四分音符です。ギター、ベースが細かいフレーズの時、ドラムは大きなリズムで叩くと、ゆったりしたビートになる気がしています。
Astro Projector
7/8と8/8が交互に出てくるという変態チックな曲です(笑)。ワタクシもプログレ大好きなので、たまにこういう曲が出てきます(笑)。
VOICE、Destiny、Today Peace Tomorrow Warとアルバム後半、割と壮大な感じの曲が並んでいるので、最後に軽く終わろうっていう感じですね、曲も短いし(笑)。
どうぞ聞いてみてください、よろしくお願いします^^。