このブログ初登場のマルちゃんQTTAシリーズです。実はワタクシ、このマルちゃんQTTAと明星麺神はどちらかというと避けてまして。食わず嫌いではなく食った上での判断です。この2シリーズ、必ず麺の戻りムラとスープの溶け残りが発生し、ほぼ100%不満が残る出来だったんです。
しかし先日、何かの弾みで買ってきた明星麺神NEO家系を食べたところ、戻りムラもスープ溶け残りも無く、ちゃんと改善がされているんだなと感心しました。そして反省したんですよ、ダメだと思っているシリーズでも定点観測すべきだと(笑)。そこで少し前ですが新発売となったこのカルボナーラ味を買ってみてみた、という流れです。
QTTAシリーズはライバル日清食品でいえばカップヌードルに対峙する、縦型カップ麺のフラッグシップブランドです。カップヌードルよりも食べ応えの面で上に行こうと考えたか、太く歯ごたえのある麺がウリだとワタクシは解釈しています。ですが以前は工作精度が低く、お湯を入れると麺が浮き、上部がお湯に浸からない状態となって結果的に戻りムラが発生していました。また、カップヌードルであれば麺の隙間にびっちり粉スープが充填されており、それが粉のまま底に沈むことはなく、結果的にスープの溶け残りは発生しませんが、QTTAはカップの底に粉スープが溶け残るというよりはこびりついた状態になり、相当しつこく混ぜても溶けない、そんな状態でした。で、結論から言えばQTTAもこのあたり、見事に改善されていました。麺の上部1層位はお湯から顔を出してしまいクキクキしたところが残ったのと、そのクキクキした部分に粉スープがかなりこびりついた状態になっていたのですが、量的にはほんの一部でほとんど気にならない程度に抑えられていました。こういう改良を見せられると、なんかメーカーの反省と誠意を感じます。メーカーが反省するなら食べ手も反省しなきゃと、今後はQTTAも毛嫌いしない事を誓います(笑)。
カップヌードルってお湯を入れると麺が下方向に広がるので、麺を上に押し上げる力が弱いんだと思います。各社縦型カップも同様の工夫はしていると思うんですが、麺下のスペースが狭いとか、麺のカップへのハマり具合が弱く簡単に外れてしまうとか、そんなノウハウが日清に比べて足りないのかも知れません。各社、頑張れ(笑)。
さてこちら、カルボナーラ味という事ですが、匂いも食べてみても第一印象もなぜかコーンポタージュという感じでした(笑)。原材料欄を見てもコーンなんて入ってないのにね。カルボナーラ自体はワタクシも自分で作りますが、キモは肉の脂の旨味、卵とクリームに包まれたチーズの旨味、そして黒胡椒だと思います。実はスープの溶け残りは無かったと言いましたが、黒胡椒は見事にほとんど沈んでたんですよ(笑)。これは底にへばりつくといった現象ではなく単に比重の重い具が沈んだって事だと思いますが、このため食べ始めは黒胡椒の風味をほとんど感じていませんでした。だからスープの甘味を強く感じて、コーンポタージュ味に感じてしまったといったところだと思います。これ、予備知識なしに食べて「何の味?」って聞かれたら、やっぱりコーンポタージュって答えると思いますね。
幸いワタクシ、コーンポタージュも大好きです。だからそれはそれで美味しかったのですが、正直なところ最後の最後、沈んだ黒胡椒の大部分がジャリジャリするほど口に入るまで、カルボナーラを食べてる感じにはまったくなりませんでした(^^;。
までもQTTAも楽しめる事がわかりました、今後は新商品が出た時など、積極的にいただくようにします(笑)。