FUJI ROCK FESTIVAL 2013/07/25〜28@苗場スキー場 | トミーのブログ「トミブロ」

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トミブロでございます。
音楽、本、映画etc...その他もろもろ書いております。

なんとまあ、ライブ観戦のブログって前回のフジ以来なんすねw
色んなライブに行ってたんですがすっかり更新さぼってました!



1ヶ月以上経ちましたが、今更ながらにフジロック2013レポートをば。
色々忙しかったのと、今回はかなり思うところもあったので書くのに慎重になってしまいました。
しかし、思った事はキチンと書かねばフジに申し訳が立たないのでやはり書きまっす!



時系列にいきます。

7/25(木)前夜祭

今回は3日間通しでキャンプサイト。
本当なら25日の朝1番で会場入りして場所取りの筈が、当日朝にやっと荷造りしたので昼過ぎに出発。
苗場に着いたのは夕方くらいだったんですが、この時点で雨。。。
テントを張り始めてたら更に強くなって超豪雨!
この時点でテント内に若干雨水が入ったのと、着替えの大半が雨にやられたのが残りの全日程に響きました・・・。



何とかテント設置後、屋台でご飯。
オアシスフィールドに行って屋台を何となく見物してDJブースで軽く踊ってウォーミングアップ、やっぱいいなぁ。
都内では夜遊び出来なくなってきてるけど、またクラブに遊びに行きたい~!


ちらほら知り合いとの遭遇も済ませて、初日は早めに就寝。


7/26(金)1日目

朝から怪しい雲行きだったり晴れたり何とも不安定。
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最初は何も決めずにグリーンステージへ、Route 17 Rock'n'Roll Orchestra見てました!
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トータスはまさかの「バンザイ」!
甲本ヒロトはまさかの「ヤングマン」!
大江慎也はまさかの「ロージー」!
そしてCHABOはまさかの「Hey Hey My My」!
いきなり大満足♪


初日のハイライトであるRon Sexsmithまで時間があるので奥まで散策してから戻ってくる事に。
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小川で涼みつつフィールドオブヘブンでSOIL見つつ昼飯、戻りながら怒髪天をチラ見。
ちょうど良い時間帯の頃にレッドマーキーに戻り最前列確保!


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Ronは前回ビルボードで見た時とはギターの人だけ違ってたけど、他のメンツは一緒。
相変わらず素晴らしいライブだった!



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その後はGANBANブースでRonの公開インタビューとサイン会、当然出席。
「なかなか来ないな~」って思ってたら、スタッフエリアじゃなく普通にフィールド内を歩いてRon登場w
アコースティックギター・マガジンの特集企画ということでアコギの弾き方や作曲法なんかを話してました。
その後は待ちに待ったサイン会!


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握手してもらった時に「僕、来月のライブであなたの曲を歌うんです」って言ったらはにかんでた(実際には他のカヴァーやりました、スマン!)。



ちょっと遅れてLOCAL NATIVESを見にマーキーへ。
このバンドも好きなんだが、個人的にはFoalsなんかとの違いをもっと出して欲しいかな。
でもお客さん一杯で良かった~♪


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グリーンへ戻りMy Bloody Valentine。
う~ん、個人的には期待してた分ちょっと微妙。
ただ単に音がうるさいだけで、期待してた様な「フィードバックのコントラスト」ってものは無かったな。
前回のフジを見てた人も「前の方が良かった」って言ってたし。
1番良い時期を見逃したってことですかね、残念。


ここで突然の豪雨。
レインコートは持ってたけどこの後のFlying Lotusまで時間あったのでテントで休憩することに(これが後々大変な事に)。
雷が恐ろしい勢いで鳴り始め本格的な嵐に。
取りあえずテント内で横になり天気が落ち着くのを待ってたらウトウト・・・。

気づいたら、夜の10時。

やってもうたー!
ロータスもNINもスクリレックスも全部見逃したー!
バカチンがー!

まあこれもフジってことで強引に納得して夜遊びに出発。
元々深夜のDJ Shadow目当てだったのでマーキー付近をフラフラ。


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全くのノーマークだったDeath Grips、最高!これヤバい!
単独来たら絶対に行くわー、今年のフジで最大の収穫!


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DJ Shadowは今の最新のビートスタイルに乗っ取りながら、自分のスタイルとしっかり融合させてました、さすが!
かっこいいー!

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そして深夜に東京から盟友、ザ・ショッキングが参戦。
とにかく「何かしらの騒ぎを起こして捕まりたい」とのこと。
客引きとしてフライパンをやけくそ気味に叩きまくりました。
散々色んなパフォーマンスをやったのを見届けてから就寝。



7/27(土)2日目

この日の昼に出るAimee Mann、彼女の出演が決まった時にフジに行くのを決意した。
これが個人的にメインアクトであり他はオマケでしかない。
という訳で心身共に準備を整えてから会場へ。
最前列まで行けたのだが、今回のライブを動画にこっそり収めるつもりだったのでセキュリティに邪魔されないギリギリの位置を確保。
アーティストによっては録音・撮影オッケーの人もいればそうでない人もいるとのこと。
そしてAimee登場、美しい・・・。
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もう50代とは思えないほど美しい姿、通る声、歌い終える度に「Thank you so much!」って言うのがもうたまらん!
最後の「Deathly」はもう目の前が見えないほど・・・。
という訳で今回のフジでの最重要ミッション終了!


Avalonフィールドまで歩いてからご飯。
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津田さん・加藤登紀子さん・佐藤タイジさんのアトミックカフェトークに耳を傾ける。
基本的には「反原発」には大賛成なのだが、もうそろそろ感情論ではない具体的な方法論が出てこないものかと思ってしまう。


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色々と考えつつグリーンステージでFoalsを。
やっぱ好きだわー、UKのバンドに珍しくぶっ叩くドラム。
ワシントンDC以降のポスト・ロックをUKなりに再解釈って感じだろうか。
後ろ髪を引かれつつも移動。


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フィールドオブヘブンでスザンヌ・ヴェガ。
ギターの人とデュオで登場。
あんま曲知らないけど、全編通して好きな感じ。
来年新作出すって、楽しみだな。



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そのままダニエル・ラノワ!
いやー、大満足!
ギター上手いなー!
名プロデューサーでもありつつ、名プレーヤー。
素晴らしいライブでした(フジ後にビルボードで改めて見たけど、やはり最高!)。


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あんま興味なかったけど一応Bjork見に移動。
グリーンがパンパンなのはさすが!
しかし5曲くらいで飽きちゃった。
アルバムは全部聞いてるし大好きなんだが、正直最近のBjorkって停滞してないかな?って気が。
かつては「そのとき一番ヤバいトラックメーカー」を発掘して、誰もが聞いた事の無いポップ・ミュージックを作ることがBjorkのBjorkたりえる所以だったはず。
でも「メダラ」以降は割とパターン似てるなーって感じが。
要は、

・エレクトロニカ風のドラムとベース
・何かフワフワしたラインのボーカル
・アコースティック系の楽器でアルペジオ
・合唱団のコーラス

って組み合わせ。
正直、この感じはもう飽きたのでそろそろ違うのやって欲しいな。



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オレンジコートに移動中に、ヘブンでGARTH HUDSONをチラ見。
こちらも良さげなんだが、目当ては他にあるので退散。


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オレンジコートでFermin Muguruzaをば!
「バスクのクラッシュ」って異名がピッタリ!
バスク語だから国内版買って対訳見ないと言葉分からないんだけど、それ以上に楽しい!
最初は後ろで見てたけど、最終的には最前列に突っ込んで踊りまくってましたw
今年のベストアクト!


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ホワイトまで戻ってジュラシック5。
涙が出るほどカッコ良過ぎ、安定のクオリティ。
もう安心して身を委ねられる、気持ち良いわ~。


ジュラシック5見終わった時点でもうFeed Meも終わってました。
今回見たかったロータス、スクリレックス、Feed Meの現代クラブシーンどころは全滅、ガックシ。
会場から出てクリスタルパレスまで戻ったら、ウィルコジョンソン待ちの行列が延々と・・・。
小さいハコでウィルコ見たかったがこれはさすがに断念、風呂入って就寝。


7/28(日)3日目

いよいよ最終日!
この日は特に目当てが無かったので気の向くままにフラフラと。
まずはグリーンでヨラテンゴ
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そのままウィルコジョンソン
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そこからプラプラしつつSAVAGES!
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まんまバンシーズだったけど演奏良かったしカッコいい!

さらにそのままTORO Y MOI!
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ライブだと生演奏なのね、なんか昔のスティーヴィー・ワンダーみたい。


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マーキーでのタヒチ80は人が多過ぎて断念、中に入れない!


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グリーンでヴァンパイア・ウィークエンドを。
ちょっと苦手なバンドなんだが、それでもこの日は良いライブだった。
苦手な筈なのにグッと来てしまった、うーんやっぱ彼らがトリでよかったんでは?


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ホワイトでキャットパワー。
結構ニューウェイヴでパンクなステージ、ちょっと意外。
今度改めて音源聞き直してみるわ。


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さて今回のフジの大トリ、The Cure。
グリーンに着いて正直な感想、「人いない・・・」。
モッシュピットは埋まってるけど、そこから後ろはスカスカだった。
いや、The Cureだよ!?それでなくてもフジのグリーンの大トリだよ!?
でも3日間過ごしてて何か人少ない感じはしてたんだよな~。
不安を覚えつつライブ観戦、往年の名曲群、素晴らしい。
しかし、「う~ん、なんか演奏イマイチ・・・」。
The Cureに演奏力求めるのも違うかもしれんが、「だったらさっきのヴァンパイア・ウィークエンドの方が良いライブだと思うんだけどな~、順番逆でも良かったんじゃない?」って思ってしまった。
その後もなんか乗り切れないまま、諸事情があり途中で退散。
何とも最後の最後で乗り切れない感じであった。


今年のフジの総評は「ラストのグリーンステージ以外は過去最高!」って感じでした。
しかしグリーンステージのラインナップは正直全日とも「?」って感じのラインナップだった。
よっぽど呼ぶメンツが居なかったのかな?
まあ、他のステージが凄く充実してたのでプラマイゼロって感じだけど、それでもグリーンがパッとしないフジは寂しいよ。
フジは「細かいニッチの要求に応えるフェス」ではなく、「メジャーもマニアックもどっからでもかかって来い!」って感じの何でもアリなフェスでなきゃ。
だからやっぱりフジにはグリーンでも頑張ってほしい。


でも難しいのかな?
普通に考えて、これだけ好みが細分化してる昨今で、「数万人のオーディエンスを1つに出来るアクト」って今どのくらいいるんだろ?
しかも日本人に対して。
若い人は洋楽聞かなくなってきてるし、年寄り向けに大御所呼ぶしかないのかな?
帰りのゲートの「See You Next Year!」って文字を見て、前を歩いてた人がボソッと「来年あるの?」って言ってた。
実は同じ事考えてしまった。
規模を縮小すれば幾らでも存続は可能だろう、でもそれってフジか?
凄く楽しかった反面、凄く色んな事を考えさせられた3日間だった。


以下、ベストまとめ。

ベスト・ソング     Deathly/Aimee Mann 文句無し
ベスト・ロック・アクト Fermin Muguruza これも文句無し
ベスト・ダンス・アクト Death Grips これまた文句無し
ベスト・MC 「Thank You So Much!」/Aimee Mann もしくはBjorkの「アリガト!」
ベスト・フード     ワールドフードコートのR&Bカレー
ベスト・ドラッグ    湿布。これのお陰で3日間生き延びれた。
ベスト・スマイル    Aimee様
ベスト・光景      ダニエル・ラノワが始まる直前のヘブンの夕日、黄金色だった。
ベスト・プレイス    オレンジコートから奥地への道から入れる河原
ベスト・ハグ&キス   前夜祭で遭遇したWoodタクちゃんとのハグ。キスはなし。
最悪だった事      テントで寝過ごした事・・・。
総括          あえて言おう。See You Next Year!
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