米東芝はDVDプレイヤーの新モデルとして「XD-E500」を発表しています。DVDのスタンダード画質をハイビジョン画質に迫る画質にアップコンバートしてくれるプレイヤーとして、映画ファンには待ち遠しい製品となりそうです。
東芝は、次世代DVDのHD DVDが、ソニー・松下陣営のBlu-rayに敗れ終息を迎えました。また、既存のDVD遺産を活用する技術に関しても、ソニーのPlaystation3の評価が高く後塵をはいしていました。
ところが、XD-E500は、日本円にして2万円程度になりそうですから、PS3に比べると価格では分がありそうです。肝は、DVD-VIDEOの720×480の解像度を1920×1080Pにアップコンバートしたときの画質になります。独自技術でアップコンし、HDMIでプログレッシブ出力するとなっていますが、どれくらい綺麗に変換してくれるか、というところがポイントになります。
また、24P出力にも対応とあります。これは、テレビ放送が30Pという秒間30コマで構成されているのと異なり、映画は、24コマしかありません。24Pで出力されることで、映画館と同じ動きを体感できることになります。
米国ではまもなく発売で、国内でも発売予定となっておりますから、発売されれば入手して質を確認してみたいと思います。なにせ、何百本と溜まったDVDを如何に保管していくのかというのが課題なのです。
