CHAGE&ASKA
私のルーツであり、人生の真ん中に位置している存在。
先日そんなCHAGE&ASKA(以下C&A)のASKAのソロライブに足を運んだ。
今年の頭に発表されたC&A活動休止から2ヶ月後に始まった今回のソロツアー。
タイトルはずばり「WALK」

私が最も愛するC&Aの名曲がツアータイトルになった。

今回のライブを観て改めてC&Aに対する想いの温度の高さに気付かされたので、毎回洋楽をピックアップすることの多いtommy musicだが、今回はC&Aとの出会いにまで遡り、いままで公に言ったことのなかった熱い想いをここに書き綴ってみようと思う。

C&Aの曲に初めて出会ったのは、1991年。小学6年生の頃だった。当時私は合気道の大会に出場し、少年の部で準優勝をとった。その時一緒にペアを組んだ中学生のお姉さんが大のC&Aファン。合気道の先生に「準優勝のご褒美に何か買ってあげよう。何がいい?」と尋ねられたとき、お姉さんは真っ先にこう答えた。

「チャゲ&アスカの『SAY YES』がいい!」

特に何も欲しい物が浮かばなかった私に、先生は一言、

「じゃあ陽子ちゃんもそれでいいね。」

はい、と言うしかない。まさに『SAY YES』だ。

そうしていただいたご褒美はしかし、家にCDデッキがなかったため2ヶ月ほど聴かれないまま飾られていた。

「一体どんな音が鳴るんだろう。」

穴があくほどひたすらCDを見つめていたので、『SAY YES』のジャケットは何も見ずに絵が描けるほど鮮明に思い出せる。やがてCDプレーヤーが我が家にもお目見えし、そっとCDをトレイに置いてプレイボタンを押してみた。

「あ~、そうそう、この曲だ~。」

実はこのご褒美をもらう前から、私は小学校の教室でお昼休みによく友人とチャケ&ヤスカ(☜ウッチャンナンチャンがやっていたC&Aのモノマネ)のモノマネをしていた。だからこの曲のメロディーはよく知っていたのだ。でもCDプレーヤーから流れてくる『SAY YES』は、まるで初めて聴くように新鮮でキラキラしていた。おもちゃ箱を空けたときみたいにキラキラだった。私の目もおそらく未だかつてないほど輝いていたと思う。

それからしばらくたったある夜。ベッドの中でなかなか寝つけずにいた時、リビングのTVから流れて来た曲にハッとして飛び起きた。前から気になっていた車のCMの素敵なメロディー。今度こそ誰が歌ってるのか突きとめる気持ちで急いでテレビの前にすべり込んだ。画面の右下に出て来た文字。

「CHAGE&ASKA」
曲は「WALK」だった—―。

その日から私にとってCHAGE&ASKAは、なくてはならない存在になった。すぐにファンクラブに入って、お小遣いがたまる度に少しずつCDを揃えていった。当時はインターネットなんてない時代だから、テレビやラジオにいつ出演するのか毎回ありとあらゆる雑誌を買いあさり、調べまくった。その時に作っていたC&Aノートは今でも私の宝物だ。

あれから18年――。
私はC&Aと共に歩んで来た。
良い時も悪い時もいつも私のそばにはC&Aの音楽がそっと寄り添ってくれた。
いくら感謝してもし足りない、人生のパートナーミュージック。

現在行われているASKAのソロコンサートツアー「WALK」。今回は、同じく昔からファンである母親と一緒に行きたくて実家の神戸に近い大阪公演まで足を運んだ。ステージで披露してくれる曲は変わっても、18年前と変わらない「熱い想い」がそこにはある。13歳の頃に抱いたキラキラした気持ちに返れる特別なひとときを、今回も「力いっぱい、体いっぱい、心いっぱい」味わってきた。

チャゲとアスカ、ふたりは別々の道を「歩き」始めたけれど、ソロでしかできない事を探求した後、いつかまた2メートル10センチの距離で並んで立ってくれることをかたく信じている。

お前はLを行く 俺はRを行く
いつかまた並んだら LOVE&ROLLさ 「L&R」


これからも私はC&Aと共に歩いていきます。
            ☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*tommy music トムセン陽子

<Photo上>C&Aの棚
<Photo中>懐かしの8インチシングルCD
<Photo下>C&Aノート
Tommy Music★Treasure Box~トミーとロックと、ときどきハーレー-C&A棚

Tommy Music★Treasure Box~トミーとロックと、ときどきハーレー-シングル2

Tommy Music★Treasure Box~トミーとロックと、ときどきハーレー-ノート2