時代は回る—。

今年は特にリバイバルの傾向が強く出ている印象がある。

AdeleやDuffyに代表されるような60'sフレーバーのアンティークなサウンドだったり、はたまたRaphael Saadiqの新作やJustin Grennanのように70'sソウルに新しい息を吹きかけたような音楽が再び脚光を浴びている。中でも特に流れとして「キテ」るのは、なんてったって80'sお洒落エレポップ★☆★Maroon5の人気によって音が軽ければ軽いほどクールでナイスセンスな風潮が出始めた。最近で言うとドイツ出身のWagner LoveがMaroon5の意志を受け継いでいる感じ。
今の音楽の流れ、ずばりキーワードは
「ライト」「キッチュ」「エレクトロ」なのだ!!

これらのキーワードを見事に音表現しているアーティストをご紹介しよう。

LADY GAGA・・・NY出身イタリア系シンガーソングライター。ソングライティングのキャリアとしてはこれまでにFergieやPussy Cat Dolls、Britney Spearsに楽曲提供している。同じくアメリカのR&Bシンガー兼プロデューサーであるAkonに歌うことの才能も見出され、彼が運営するレーベルKon Live Distributionと契約。2008年に放ったデビューシングル「Just Dance」は世界各国でNo.1を獲得。影響を受けたアーティストはDavid Bowie, Queen, Michael Jackson, Madonna。ちなみにこの「LADY GAGA」という名前は、彼女の歌唱法がFreddie Mercuryと似ている部分があるためQueenの名曲「Radio Ga-Ga」からとったという。エレクトロという時代の波に乗り、尚かつその抜群のルックスも相乗効果となりファッションアイコンとしても注目されている。
「Just Dance」☟
http://www.youtube.com/watch?v=M65zI9LH-as

Golden Silvers・・・UKで現在話題のロンドン出身ギターレス3ピースバンド。去年のグラストンベリーフェスでは新人枠コンテストにて見事優勝。同じ年に救急車を改造した車をツアーバス代わりにして、Mystery JetsなどのUKツアーに同行。今春デビューしたばかりのフレッシャーズ。タイムレスなシンセ・ポップ・チューンに脱力系ボーカルがとってもグルーヴィー。この絶妙なセンスに脱帽である。力が抜けてる感じが一番分かるのが「True No.9 Blues」☟


Kevin Rudolf・・・サウスヒップホップの老舗レーベルCash Moneyからデビューしたロック系白人シンガー/ギタリスト/プロデューサー。ギタリストとしてTimbalandなどのヒップホップ作品に参加し、徐々にプロデュースも手がけるようになる。注目どころとしてはTommy Musicも一目置いたNelly Furtadoの「Loose」にも参加していたりする。去年リリースしたデビューシングル「Let It Rock」が大ヒットを記録。このナンバーはLil Wayneをフィーチャーしており、ヒップホップテイストを織り交ぜながらもタイトルが示す通り全体を通してはクールなエレクトロ・ロックに仕上がっている。その出来映えはアメリカというよりSuedeの「Love The Way You Love」に似たメランコリックなUK Rockに近いものを感じる。
「Let It Rock」☟
http://www.youtube.com/watch?v=dh3gGQfyVyw

以上、3組の新進気鋭のアーティストをご紹介させていただいたが、この3組に共通して言えるのは全て広い括りで言うと「エレ・ポップ」であるということ、そして最先端のお洒落ピーポーが大注目しているということ。「今流行の音楽は?」と聴かれたら迷わずこの3組を答えてみよう。注目されるには必ず理由がある。合わせて彼らの音世界に足を踏み入れてみてほしい。とにかくかっこいいリバイバルソング満載だからさ゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆