「土臭いロックが好きになってる—。」

そう実感したのは、先日CDショップに行ったときのこと。いつも真っ先に行くロックの試聴コーナーでひと通り聴いてみるが、残念ながらどの曲も右から左へ流れていくばかり・・・。自分の感性が敏感じゃなくなったのか、はたまた昨今のロックの均一的な音のせいなのか、わからない。ただどうしても全てが同じに聴こえてしまう。「骨太」感がない。全てパーティーライクなロック。楽しく、ポップに、メロディアスに・・・。「だめなの、それじゃぁ汗汗もっともっと自分に酔ってて&挑戦的なものがいいのですよ!!」そんな事を心の中で叫びながら店内をうろうろしてみるが、この日はどうも気分が乗らず、なんとなく2枚ほど買って(←買ったんかい(笑))帰宅。しかし、それだけじゃ物足りず、今度はitunesで物色。すると・・・

見つけてしまった。

今の自分が最も求めているサウンドを!!!

それが、これダウン!!(バーン!!←効果音)

Marshall & The Fro「Marshall & The Fro」

marshall

以前番組でも一度ご紹介したが、改めてアルバムを通して味わってみると「Oh my.....that's exactly what i wanted!!!!!」超ド・ツボだったのである。

Marshall & the froはボーカル&ギターのMarshall O’Kell、ベースのNick Ohlson、そしてドラムのJacob Mannの3人組。エッジのたったボーカルスライドギター、全体を流れるのはブルース♪メーン♪オーイェスビックリマーク地元オーストラリアでは数々のブルース・フェスに出演しており(Byron East Coast Blues & Roots Festival、Broadbeach Blues Festival、Festival of the Sun、Queenscliff festival etc...)ニューカマーながらプログレッシブなブルース・ルーツ・ロック・バンドとしての地位を早くも確立しているようだ。
最近はメロディよりもビートよりもまず聴き入ってしまうのがベース!ベースがかっこ良ければどんなにスローテンポなナンバーでもどんなに長~い曲でもずっと踊っていられるほどTommyにとって最重要な音要素になっている。このバンドはそのベースが十分なほどフィーチャーされていてベースソロから始まる曲もあったり、もう、たまらない。軽いタッチで疾走するブルースロックを味わいたければ「Get Up」、レッチリがブルースやったらこんな感じになるはず→「Swamp Thang」、Jack Johnson, Newton Falkner, John Buttler Trio系のラインがお好みなら「Something Better」でオーガニックサウンドを堪能できる。
いやはや、こんなにも全曲好みの作品にはめったに出逢えないだけに、毎日感動しながらブルージーソングに身を委ねている。まさに一期一会なめぐり逢いドクロ!!
今度、誰かに「好きなジャンルは?」って尋ねられたときは胸を張ってこう答えよう。

「『土臭い』ロックが猛烈に好きでっす!!」

p.s. そんなMarshall & The Froのビデオ見つけました♪「Thongs」というビーサンの歌です(笑)渋い!Tommyが今一番好きな旬のfavorite song♪ぜひぜひ聴いてみてくだされドキドキ