さぁ、お次は3日目=29日(日)のトミチェキだ!

Here we go!!!


♪29日(日)♪

Joss Stone

17歳でデビュー、ブラックな声を操る白人ソウルシンガー。ラインナップが紹介された当初は正直「え?フジにジョス・ストーン??しかもメインステージ??うーん、ロックじゃないし・・・どうなの??」なぁんて思ってたけど、そんな偏狭な気持ちを思わず恥じてしまうほど、彼女のどこまでも届きそうな美声に心から酔いしれてしまった。苗場の空に響くソウルフルなサウンド、そして弱冠20歳そこそことは思えない貫禄のある伸び伸びとした歌声・・・その芸術的なミュージックがきっと天まで届いたんだろう。ライブの途中、雨がしとしと降り出した。くさいけど、神さまの感極まった涙かも、本気でそう思った。それぐらいエモーショナルだったんだ・・・その場にいたオーディエンスも嫌がるどころかさえも楽しんでいるように見えた。ジョスはそんなお客の温かい反応に笑顔で応える。そして「私もみんなと一緒の気持ちになりたいわ・・・!」そう言ってあえて雨のあたる場所へ行き、頭から水をかぶったようになった。彼女の中に潜む少女の一面を垣間見たようだった。「ネオ・ソウル」とカテゴライズされている彼女の音楽だが、もはやそんなジャンル分けはどうでもよくなってきた。ロックだろうがソウルだろうがR&Bだろうが、いいものは、いい。その場に居合わせた人たちのハートがいっせいに響く―そんな、じわーっと染み渡る感動を味わえて、素直にとても嬉しくて、素直に・・・音楽はボーダーレスだ、と感じた。


MIKA

もう細かい説明は必要のないミーカでっす。彼はすごいです。実はこのフジロック公演、後半しか見ることができなかったんだけど、翌日の東京リキッドルーム単独ライブはバッチリ1時間半見させていただきましたよ。このTommy Musicでは誰よりも一足お先に(今年の頭ぐらいでしょうか・・・)取り上げたけれども、正直、ここまでの大型新人とは思っていなかった!5オクターブの美声は本物だったし、腰の振り方&立ち居振る舞いは思いきりフレディー!!そして何よりも女の子たちの目をハートマークにさせるスターの魅力がプンプンするわけです。総じて・・・彼はKING OF POPなのだ!!かつてフランツ・フェルディナンドのフロントマン、アレックスがこんなことを言っていた。「女の子たちが気持ちよく踊れる音楽、これこそがポップなんだ。そして僕たちはそんなポップ・ミュージックを作っていきたい」・・・まさに、これだよ。『女の子たちが気持ちよく踊れる音楽』・・・そんなアレックスの言葉を思い出しながらふとグリーンステージに目をやると、大勢のガールズがものすごくハッピーな顔をしながら揺れていた。なるほど・・・ミーカはまさにポップスターだね!!彼のポップセンスは秀逸である。頭の中はきっとカラフルに、ビビッドに彩られているのだろう。全世界のポップ・ミュージック・シーンよ、この有能なポップスターの後に続け!!!


mika green4

THE ANSWER

アイルランドからやってきた4人組新人バンド「ジ・アンサー」。Tommyが密かに注目していたバンド!ということで、苗場の会場にいた大勢の人々がMIKAを見るべくグリーンステージに集まってきている隙(??)にその流れに逆らう(?)かのように一人Red Marqueeへと足を運ぶ。


mika green

え?どんなバンドかって?それは彼らが影響を受けたアーティスト・リストを見れば一目瞭然です。行きますよ~→→Free, Led Zeppelin, The Rolling Stones, Thin Lizzy, AC/DC, Aerosmith, Black Sabbath, The Who, The Faces, Van Halen, Motley Crue, Spirit.......もうここまで書けば十分に分かるでしょう。70s、80sのハードロックの血をしっかりと受け継いでいるバンドなのです。そのthe Answerのステージ、ラッキーなことにかなり前列で見ることに!!


mika green 2

ロバート・プラントか?と一瞬目を疑ってしまうような風貌&ボイスに「あ~こんなゴツゴツした音を待っていたんだ・・・!!」とロック魂がメラメラと燃え上がる・・・!演奏も非常に安定しているので安心してその骨太サウンドに身を任せられる。ヒートアップしたオーディエンスは前列の方で体をぶつけ合い始める。エレキの鳴きから入る「Under The Sky」、キッスやAC/DCをイメージさせる疾走感バツグンの「Come Follow Me」「Leavin' Today」などなど、どれをとっても筋金入りのハードロッカー!!でもMCでは何度も何度も「僕たちを見に来てくれて、ほんとにありがとう。・・・ありがとう。日本という国で、フジロックという素晴らしいフェスででギグをやれて、最高の気持ちです!!」このように感謝の言葉丁寧に述べるあたりは、往年のロッカーたちとは異なる点かな(笑)??とにかく彼らは本物だ。最高のギグをありがとう!今年のフジロック、Tommyのベスト・パフォーマンスはまさしくこのバンド!!!「礼儀正しいゴリゴリ・リアル・ロッカー★★」それがこのバンドの「答え」だ!!


・・・というわけで2回に渡り、今年のフジロックにトミチェキキスマークのメスが入りましたメラメラいかがでしたでしょうか!?他にもチェックしたライブはありますが、今回はその中でも特に胸に響いたアーティストのみピックアップしましたドクロラブラブ

みなさんの感想もお待ちしています音譜音譜


今年もフジロックを支えた全ての人々に感謝ですドキドキ

See ya next year

     right there at Fuji Rock!!!


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