新譜とのつき合い方は主体性なし
ジャズ友の評価次第でいいと思う

 ジャズの新譜を聴きたい気持ちはあるが、期待を裏切られることが多いので、落胆したくないから、それよりも欲しかった旧譜の方が優先することになってすでに10年くらいは経つだろうか。
 確かに新譜を聴く前向きな気持ちは必要だと思うが、でもそれに値するアルバムが発売されないのだから仕方がない。もうジャズという音楽はやり尽くされてしまったのだろうか? 新鮮味がないんだよねどれもこれも・・・どこかで聴いたような。過去のアルバムが良過ぎるんだよ。
 それでも一生懸命、今のジャズを追っかけているジャズ聴きもいるから、新譜のジャズは、その方々に任せて結果待ち、評判待ちがいいような気がする。もう何年も期待しながら結果待ちをしているのだが、未だに朗報は届かない。ん~、騒ぐ程もないようなアルバムが多いよね。音楽は感動が大切だから、感動しないんだから無理しても仕方がない。自分自身の音楽体験が反映された結果なのだから、それはそれで正しいのではないだろうか。
 時々リリースされるベテラン・ジャズマンのアルバムも驚くようなものはない。それでもファンとしては応援したくて買うのだが、やっぱり2~3回聴いて飽きてしまう。何か閃きと密度がないんだよね・・・ドキドキワクワク感が湧いてこない。さてさて、久々のウェイン・ショーターの新譜はどうだろか? これは、ジャズ友の評価や結果が楽しみな1枚だ。


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Without a Net / Wayne Shorter(1013/Blue Note)

なかなかのショーマンなベース弾き
イスラエルのアダム・ベン・エズラ

 You Tubeを観ていたら、ビートルズのナンバーをウッド・ベース一本で奏で、しかも歌っているベースマンがいた。ボディを叩いて打撃音でリズムを刻みウッドベースを弾く、演奏する楽しさが伝わってくる。かなりの音楽教育を積んだと感じる音楽家なのだ。
 アダム・ベン・エズラ(Adam Ben Ezra)は、イスラエルに住むコントラバス奏者であり、作曲家、マルチ楽器奏者。彼の魅惑的なソロパフォーマンスは、いろいろな楽器を操る能力と歌唱力が融合する独自な世界。そして、オーケストラ的な効果を加えるためにループ・レコーダーを使っての多重録音をバックサウンドとしてコントロールしている。本人自らYouTuberと名のっているのが面白いミュージシャンだ。だから多重録音の見せ方が上手いんだよ・・・マジ、ベース叩いてもこんないい音は出ないからね。You Tubeで見せることを前提に作り込んだ音楽。音を先に作って映像を上手く重ねています。
 アダム・ベン・エズラを見ていると、楽器をやることが何よりも楽しいことを教えてくれる。オレもこんなベースが弾きたいなぁ~と思わせてくれた。弓引きが上手いよね。まだアマチュア・ミュージシャンらしいが、近い将来アメリカに渡り活躍するだろう。ジャズの人になるかは分からないが、エスペランサ・スポルディングに似たポジションではないかと思う。

Come Together - Upright Bass Cover - Adam Ben Ezra

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Can't Stop Running / Adam Ben Ezra Amazon.co.jp MP3ダウンロード
Adam Ben Ezra http://www.adambenezra.com/

Live At The Victor Wooten Show - Adam Ben Ezra
Bolero - Live On Stage - Adam Ben Ezra
Upright Percussion!
Bach - Ethnic Style - Adam Ben Ezra
The Busker - Adam Ben Ezra
Openland - Adam Ben Ezra

*今回から文字の大きさを変え、文章を短めにまとめ、完結に書く練習をします。飽きたら戻します(笑)。全体の眺めというのを変えたくなる時ってありますよね。You Tube動画をブログに貼らない理由?重くなって表示が遅くなるのがストレスだから。