いっきさんのブログにコメントしていたら、ジャズ友から「面白いから、面倒くさ~いtommyをもっとやって~」というリクエストメールを頂いた(笑)。
「いっき」のJAZZあれこれ日記▶「クラブジャズの範疇」とは書いたものの・・・

$Tommy's Jazz Caf'e ジャズブログ

そうそう、こういう感覚の違いが面白いと思うのだが、結論ありきで共感を求められても困るんだよね・・・なぜ? が問題なのに。
いつも思うけど、コメントで「まぁ、人それぞれ・・・いいんじゃないですか」という結びはどうにかならないものだろうか?。オレ、そのオチは生理的にキライなんだよね(笑)。
他人との意見の違いは「感覚の違い・・・そんなことは、はじめから分っていること」という前提からはじまるもんで、それに面倒くさくなって話の腰を折る必殺技がそれなのだ。ちょっとビックリした!
・・・オレは相手の意見が理解できるまで、それはしないと決めている。まぁ、正直に面倒くさくなったのだろうね。


ところで、クラブDJの話の基本的なところで「アルバム聴きと1曲聴きは違う」というところに行きたかったのだが、そこまでは展開できなかった。
DJの選曲はコンピレーションアルバムのようなモノだと思う。多くのマジ・ジャズ聴きはコンピを良しとはしていないし、アルバム単位で作品の良し悪しを決めているのではないだろうか?おそらく今回のやり取りは、クラブDJが一般的にどのように捉えられているかという共通認識はなかったと思う。

ジャズ喫茶のレコード係のアルバム選びには、感心することもあるし勉強にもなることが多いが、クラブDJが選ぶ1曲だけでアルバムを評価するようなことはまずない・・・まぁ、これはジャズに限ったことではないけど。
クラブジャズのDJの選曲を良しとするかは、ジャズのコンピアルバムを良しとするかに似ているのではないだろうか? iPodなどの音楽プレーヤーで、"シャッフル" させるのも似たような体験ができる。そういう聴き方を好きな人と嫌いな人がいてもいいわけで、その聴き方を新しいジャズ体験だと思う程のことでもない。でも、確実に世の中にコンピレーション好きはいる。アルバム好きとコンピ好きとでは、ジャズに対する根本的な向かい合い方がゼンゼン違うと思うのだが。


自分には馴染めないだけで、iPodでジャズを聴いて楽しんでいる人を "ジャズ聴きとしては邪道だ" と思うことはない。「時にはいいオーディオでも聴いてね!」と思うくらいだ。また、コンピアルバムを中心にジャズを楽しんでいる友人もいるが、そういう人はたいがい他の音楽も聴いている人が多い。幅広く音楽を楽しんでいるのだから、良いも悪いもあるはずがない音楽へのスタンスの違いなのだ。
だだ、オレはジャズのコンピやベストアルバムを買うことはないというだけなのだ。


マジ・ジャズにおいてもクラブDJ的な選曲センスを良しとするなら、ネットからの楽曲1曲ダウンロード買いも受容できる根性が必要だろう。それこそが新しいジャズ購入体験になるだろう。残念ながらオレはそこまではまだ思えない・・・やっぱりジャズのアルバムが好きなのだ。ホントにこれからは、1曲ダウンロードでジャズを聴く人が増えていくのだろうか?という疑問もある。
先日のDJ話は、そこまでも考えたコメントではなかったと思う。クラブジャズをジャズと思うなら、そんなことも考えた話でないと落ち着かない。聴き方の受容で変わっていくものがあることを認識する必要もあるはずだ。それも理解した上でのクラブジャズDJ評価であって欲しいと思うだ。

DJが選曲したコンピはどうなんだろう
リミックスアルバムも評価してあげて

*前回のブログに大塚さんのコンピアルバムを紹介した意味が伝わらなかったようだ。アルバムをジャズ側からレビューしてから、クラブジャズのDJ的なセンスも評価をするべきではないだろうか? 言っていることが正しいのなら、このアルバムもいい評価なはずだろう。
どうなんだろう? 何かあやふやなことが多すぎるなぁ。オレはコンピを良しとしないからなぁ~。