これからはCDはデータで管理しよう
非圧縮フォーマットでリッピングだ

こういうことは決心が必要だ。やるかやらないかを決め!最初の設定を間違うと訂正するにも膨大な時間がかかってしまうので、初期設定が未来をも見据えた配慮にしておく必要がある。
フォルダーアイコンを大きくして、ジャケットですぐにアルバムが探せるようにした。そして、その中には非圧縮AIFFフォーマットの音源がリッピングされて入っているという組み立てだ。アイコンをプレーヤーにドラッグ&ドロップすると鳴り出すという設定だ。
これはアルバム単位の管理なので、リッピング点数が増えてきたらミュージシャン別の分類も必要だろうが、それは増えてから考えることにしよう。

$Tommy's Jazz Caf'e ジャズブログ

ジャズを聴く時、CDをケースから出してCDプレーヤーに入れて聴くのを止めることにした。ここ数日の「PCオーディオ研究」で、音源データをちゃんとリッピングすれば、高級オーデイオCDプレーヤーよりも上手く鳴らせるコツに気づいたことと、CD棚から聴くアルバムを選ぶようにジャケットアイコンにすれば、今までと同じ気分で選曲ができることが分かったからだ。そのうちにタッチパネルになるのかも?
いい音で聴きたい人はデータを圧縮する必要は全然ないのだ。ハードディスクに保管しておけばいい。後はジュークボックスのようにアイコンを押すだけで再生されるのが理想だと思う。んで、それに一歩近づけておこうと思ったのだ。まぁ、常時300~500枚くらい聴けるようにしておけば上等じゃないかな?ハードディスク1個で済む話なのだ。
非圧縮リッピング音源の音質の良さはすでに確認済みなので、後はアンプやスピーカーに拘れば、また楽しいオーディオマニアになるだろう。


*下記のログはX Lossless Decoderでリッピングした場合のCDのコンディションの検診結果報告(自動的にリッピングlog情報も!)である。この盤が著しく状態が悪い事が分かる。何度かのトライで全データの確保は上手くいったようだ・・・目で見える報告も嬉しかったりするのだ。

X Lossless Decoder version 20120908 (141.1)

XLD extraction logfile from 2012-10-07 05:26:36 +0900

Bill Evans & Jim Hall / Undercurrent

Used drive : _NEC DVD_RW ND-3540A (revision 1.01)

Ripper mode : XLD Secure Ripper
Disable audio cache : OK for the drive with a cache less than 1375KiB
Make use of C2 pointers : NO
Read offset correction : 48
Max retry count : 20
Gap status : Analyzed, Appended

TOC of the extracted CD
Track | Start | Length | Start sector | End sector
---------------------------------------------------------
1 | 00:00:00 | 06:55:37 | 0 | 31161
2 | 06:55:37 | 05:21:60 | 31162 | 55296
3 | 12:17:22 | 04:38:23 | 55297 | 76169
4 | 16:55:45 | 04:33:65 | 76170 | 96709
5 | 21:29:35 | 05:39:15 | 96710 | 122149
6 | 27:08:50 | 04:14:37 | 122150 | 141236
7 | 31:23:12 | 05:21:43 | 141237 | 165354
8 | 36:44:55 | 05:25:72 | 165355 | 189801
9 | 42:10:52 | 05:21:05 | 189802 | 213881
10 | 47:31:57 | 05:05:50 | 213882 | 236806

List of alternate offset correction values
# | Absolute | Relative | Confidence
------------------------------------------
1 | -883 | -931 | 17
2 | 1968 | 1920 | 16

AccurateRip Summary (DiscID: 001445bc-00a06978-7f0c550a)
Track 01 : NG (total 46 submissions)
Track 02 : NG (total 47 submissions)
Track 03 : OK (v1, confidence 15/48)
Track 04 : NG (total 47 submissions)
Track 05 : NG (total 49 submissions)
Track 06 : OK (v1, confidence 15/47)
Track 07 : OK (v1, confidence 16/48)
Track 08 : OK (v1, confidence 14/45)
Track 09 : OK (v1, confidence 16/48)
Track 10 : OK (v1, confidence 16/48)
->6 tracks accurately ripped, 4 tracks not

All Tracks
Statistics
Read error : 0
Jitter error (maybe fixed) : 0
Retry sector count : 178
Damaged sector count : 7

Track 01
Filename : /Users/tommy/Music/01 Bill Evans & Jim Hall - My Funny Valentine [Alternate].aiff
Pre-gap length : 00:02:00

CRC32 hash : 6DC2345A
CRC32 hash (skip zero) : 73F206D7
AccurateRip v1 signature : 428C5A25
AccurateRip v2 signature : 8A23E5E1
->Rip may not be accurate (total 46 submissions).
Statistics
Read error : 0
Jitter error (maybe fixed) : 0
Retry sector count : 104
Damaged sector count : 5

Track 02
Filename : /Users/tommy/Music/02 Bill Evans & Jim Hall - My Funny Valentine.aiff
Pre-gap length : 00:01:52

CRC32 hash : DFBDD458
CRC32 hash (skip zero) : 550016C3
AccurateRip v1 signature : D8942560
AccurateRip v2 signature : AF400F72
->Rip may not be accurate (total 47 submissions).
Statistics
Read error : 0
Jitter error (maybe fixed) : 0
Retry sector count : 1
Damaged sector count : 0


ここ数日でかなりの試行錯誤をしてしまった。今まで信じていたCD音源の再生を見直す結果になった。高級CDプレーヤーを買わないと無理だった再生音が、データをパソコンに取り込むことで、機種に依存しないクリアな再生環境を作れるのが分かったのだ。いい音は、すでに実証済みなので、これは新しい確信としたい。
今回正解だったと思うのは、始まりが「パワード・スピーカー」だったからだと思う。何の思い入れもない、好みの音でもない、作為的な操作のしようもないことが、いい方向に向かわせたのだ。
好みで転ばせたら、そこで満足!終了してしまっただろう。冷静に判断する時は好みは排除した方がいい、こういう時が気分と耳のチューニングなのだ。それに気づいたのが大きな収穫だったと思うね。


オーディオは今までとは違うノウハウで、上手く鳴らせる閃きが身についた。PCオーディオは、iPodミュージックとは違う、今まで再生されていない音データを甦らせる方法なのだと思う。
でも、やっぱりベースの低音は30センチ以上のスピーカーじゃないと満足できないぜ!(笑)。


*MacでCDジャケットアイコン作るのに使っています。『TillyTilla』はMac OS X デスクトップアイコンを作成するフリーソフト。
ダウンロードはこちら。▶ TillyTilla