PCオーディオは音がいいのか?
今だから出来るっていうのが大切
もう一歩、考え方を進めてみた

PCオーディオも高音質音楽プレーヤーソフト「Audirvana」に満足していたら、ジャズ友から「それじゃまだ完結しないよ!」というメールを貰った。
「そんなに詳しくはないけど、とにかくリッピングソフトを強力にしないと意味がないよ。Macなら『X Lossless Decoder』(XLD)がいいみたいだから研究してみて!」との連絡だった。
・・・確かに音楽プレーヤーソフトは「Audirvana」だが、読み込みソフトは「iTunes」の「AIFFエンコーダ」に依存しているのだ。出力は信頼していないが、入力は依存しているツーのもちょっと違うような気もするので、素直に聞く事にした(笑)。
早速、(XLD)をダウンロードして実験開始!!

「X Lossless Decoder」のダウンロードはこちら▶ http://tmkk.pv.land.to/xld/

$Tommy's Jazz Caf'e ジャズブログ
X Lossless Decoder 高音質CDリッピングソフト
*設定画面で読み込み形式とビットレート、ファイルの保存先フォルダを設定。「変換後にファイルをiTunesに追加」という設定もある。「CD読み込み」タブの項目、ここはとりあえず初期設定のままでOK。

まず、リッピング性能を知るために音質劣化を最小限に!非圧縮のWAV形式のデータを取り出して試聴してみることに。リッピングに1時間もかかったぜ!まぁ非圧縮だし、リッピング時のエラー訂正機能も用意されているので、確実に精度の高いリッピングをしてくれているのだと思って待つのだ。今回、テストに使ったのはこのCD。

$Tommy's Jazz Caf'e ジャズブログ
Blue's Moods Blue Mitchell(1960/Riverside)

オーディオファン辞めたくなりました
リッピングの音があまりにも良過ぎる

うわっ!参りました。「オレは今まで何やっていたんだ~!」と後悔するくらいの事実を知る事に!・・・リッピングしたデータの方がCDディスクで直接聴くよりも音がいいのです。
今まで何度もCDのリッピングはしてきました。殆ど非圧縮のWAV形式のデータでCDに焼いていました。んで、リッピングで取り出したWAV形式のデータをMacでそのまま聴いたことがあるかと言えば記憶にない。オリジナルかコピーしたCDディスクをCDプレーヤーかMacで聴くのが普通だった。
このリッピングソフトが優れていることもありますが、音楽CDに入っている情報はオーディオCDプレーヤーでは100%は再生されないという事実。それをパソコンのハードディスクに取り出した方がエラーデータ訂正機能の効果もあり、データとして多くの情報が再生しやすいということです。これは完全にCDディスクとは別次元の音。何かアナログ盤に似た肌触りが・・・。オーデイオマニアが使うような高級CDプレーヤーを使ってもこの再現は無理。程度差はあれ物理的に同じだと考えるので、オーディオCDプレーヤーの限界なんでしょうね(泣)。

Macの場合、まぁこうです。新しいCDを買ってきたら「X Lossless Decoder」の非圧縮のAIFF形式のデータでリッピングしてハードディスクに保存、音楽プレーヤーソフトは「Audirvana」。後はお気に入りのアンプやスピーカーで再生する、当然、USB-DACは必需品でしょう。「CDはデータを運ぶパッケージに過ぎない!」と割り切る事が大切です。CDディスクとCDプレーヤーで聴き続ける限りこの感動は味わうことはできません。

今まで「オーディオの音はスピーカーで決まる」と思っていたのですが、「オーディオの音は音楽データの処理方法で決まる!CDプレーヤーは使うな」と考え方を改めたいと思います(笑)。
毎回、非圧縮のリッピングで聴くのは無理なので、気に入ったアルバムの非圧縮リッピングと耳で聴いて差が明確に分かる、使える圧縮形式まで追い込んで行く必要があると思います。やること増えちゃったよ。非圧縮だとアルバム1枚で約500MB。5GBで10枚、50GBで100枚~くらいでしょうか?250GBの外付けハードディスクを準備すれば500枚!!それで十分に楽しめそうですね。


今日はここに、昨日のブログ記事に対するいっきさんのコメントを挟みます。

●いっきさんのコメント
■了解です。
そういうPCオーディオもありでしょう。
いいと思います。
私はマニアだからお呼びではありませんね(笑)。


いえいえ、いっきさん。どんな考え方をしようと、音が良くないことにはPCオーディオも意味がありません。んで、どのくらいで止めておいた方がいいかという塩梅なのだと思います。音楽を聴くためのものですから「PCオーディオだから仕方はない」はありません。そのうち、「PCオーディオ」から「PC」がとれて「オーディオ」といっしょになっていくでしょう。今回も音が良くなりましたがフリーソフトでした。んで、物も増えませんが音は確実に良くなりました(笑)。知恵と経験が大切なのはいっしょだと思いますよ。

あっそうそう、「非圧縮のWAV形式のリッピングで聴く」は一度お試しください。CDプレーヤーで再生はできない音が聴こえます。Windows用プレーヤーは「AudioGate」でいいと思いますが、リッピングソフトは「dBpoweramp Music Converter's」というオーディオツールのパッケージに含まれる、「dbPoweramp CD Ripper」が評判がいいようです。有料ソフトですが、21日間はフル機能をお試しができます。是非、上原ひろみでお試しを!(笑)

dBpoweramp Music Converter'sのダウンロードはこちら。▶ http://www.dbpoweramp.com/cd-ripper.htm

まぁ、こんなことが普通になったらオーディオメーカーは無くなりますね。もうオレはオーディオCDプレーヤーは買う事はないと思います。Macの外付けCD/DVDドライブは買うけどね。
tommyの今日のPCオーディオの収穫
リッピングソフト「X Lossless Decoder」の
非圧縮リッピングは元CDより音がいい

*この事実を知っても実用的な解決策はまだありませんが、次の参考にしたいと思います。