来店時間は平日の22時少し前頃、店内はラーメンを食べに来てるというよりは、飲みに
来ている方でいっぱい。
なるほど、噂の通り人気店なんだなと思えるほどの混みようでした。
さて、まずは人気のワンタンメン。
レンゲでスープを口元に運ぶと、すぅっと豚骨スープの旨みが香り、2口、3口と飲んでいくと徐々に濃厚な鶏スープ旨みがハッキリして来て、なかなか楽しめるスープでした。
一口に言って美味いスープですね。
しかしながら、麺は特筆することもなく、チャーシューはかなり薄めでテロテロに柔らかく仕上がっており、箸で持つこともままならない状態でした。
チャーシューと思って食べると話にならない状態でしたが、麺をうまく食べるためにチャーシューがあると思うと、その柔らかさと味は麺とのバランスが良く、からませて一緒に食べると相性が良いという印象を持ちました。
肝心のワンタンですが、これは絶品。
タネの味付けもよく、皮のゆるさと、なめらかさはまさに、このスープに合う絶妙加減でしょう。
総合的にワンタンメンは旨いと評価できると思います。
しかし問題はタンメン。
私も好きな某芸能人も通うほど旨いという噂のタンメンなのですが、私としてはいまいちでした。
多くの方がうまいというのですから、一般的には旨いのかもしれませんが、私の舌には合いませんでしたね。
まず、スープが薄い。
塩加減云々じゃなく、味が薄い。
そして野菜の味がスープに躍り出てきて、タンメンのスープは完成すると思っているのですが、あきらかに弱い。
麺とも絡まない。
ちょっとほめるところが一つも見つからないタンメンでした。
はたして、このタンメンを「うまみのスープ」と表現する方が食べたものと、今日私が食べたものは同じものだったのだろうかと疑問を抱きます。
楽しみにしていただけに残念ではありましたが、好きな芸能人が食べていたものを食べる事が出来たという点では存分に楽しめたと思います。
思うに食とは味だけが全てではないですからね。
支那そば屋 こうや (ラーメン / 四ツ谷駅、四谷三丁目駅、曙橋駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.1